第22話 中国八州平定
高田城の戦いは中国地方の戦局をかなり変えてしまった
まず三村家当主・三村宗親、宍戸家当主・宍戸元家は討死
被害の少なかった別所や波多野は赤松・浦上から離反
播磨・備前では浦上・赤松に対して国人衆たちが離反し始めていた
尼子政久はその後美作を掌握すると相合元綱、山名誠通、尼子国久を呼びそれぞれに褒美を与えた
山名誠通は津山城城主となり尼子国久と相合元綱の2人にはこれから領土を切り取り分け与えるとした
すぐに冬が来る時期ではあったが毛利・吉川とも協力し備後・備中・美作をほぼ掌握
宍戸隆家、三村家親ら幼い当主を擁立し三国を掌握しそれぞれを出雲に人質として置き相合元綱に五龍城を与え尼子国久には備後を丸々加増してやる事にした
~~~~~~~~~~
年が明け1519年になると毛利元就が戦勝祝いにやってきた
「政久様、この度の勝利おめでとうございます」
そういう元就に対して
「そなたも上手いこと安芸1国を掌握したようじゃの」
そう返す政久に
「いえいえ、私は尼子様のいをかる狐に過ぎません」
そう謙遜する元就にどの口が言ってんだと思いながらも
「相合元綱の件どうじゃ?」
「はっ。五龍城城主で問題なく思います。むしろ適任かと」
元就は心無しか嬉しそうに見えた
「この後はどうするので?」
そういう元就に政久は
「浦上・赤松を完全に倒してしまおうと考えている」
「確かに、あの大敗以後家中が乱れておるらしく特に赤松の播磨は小寺や黒田といったもの達も離反したとか」
「うむ。今が好機だ。元就殿には今後の為に安芸の領内安定に勤しんでくれ」
そういう政久に
「その次は大内ということで?」
と元就が返す
この男は…と思いながらも政久は
「感がいいのも考えものではないか?元就」
と言うのであった
~~~~~~~~~~
宇喜多能家は岡山城に戻ると尼子に対して対策をねっていた
一方の主君・浦上村宗は高田城の戦い以後政すら家臣に任せ自身は京に登るなどし領内から見向きもしなくなっていた
「このままではまずい…」
宇喜多能家は不安を募らせていた
そんな時であった
「殿、尼子家の者がお目通りを願っております」
「何?誰だ?」
「尼子久幸様にございます」
尼子の一門が何故にここへ?と思ったが門前払いする理由もないので通す事にした
「尼子久幸にございます」
「宇喜多能家だ。なんのようだ?尼子の一門が…」
そういう能家に久幸は答える
「宇喜多能家殿に備前を任せたいと殿が仰っております」
耳を疑う話を受けた能家はしばらく言葉を失うのであった




