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逆にデザインが定まらないツクヨミ様

「そういえばもうすぐ敬老の日ですね」

「うむ。存分に敬え」


 安達家のリビングにて。

 エルテさんがカレンダーを見ながら言うのに腕組みしながら胸をはって応えるリィンベルさん。

 貴様のようなババアがいるか。


「リィンベルさん自分が高齢なの結構冷静に受け止めてますよね」

「実際孫どころかひ孫以下までおる婆じゃからのう。子や孫の成長を見ると自分が老いたことを実感するものよ」

「じゃあ何で酔っぱらったグライオスさんたちにネタにされると怒るんですか?」

「あれはバカ騒ぎをやめんのと、婆なのをネタにわしを侮っとるからじゃ」


 どうやら理由よりも侮りからかったという事実が許せないらしいリィンベルさん。

 ちなみにリィンベルさんが怒ると酔っぱらい共が凍らされて飲み会という名の騒ぎが強制終了するので、早寝なエルテさんはむしろ大歓迎してたりします。


「あーだから高齢を理由にしてても敬うのはセーフなんですね」

「そういうことじゃのう。大体わしを婆とからかっとるが、グライオスやナタンも人間としては爺じゃろうに」

「ナタンさんはぎりぎり中年だと思いますよ」


 顔は老けてるけどとは言わないエルテさん。

 ナタンさん神官時代に苦労してたから……。

 なおその反動による現在の動向。


「まあ目的はともかく作るものはエルフ向けな上に美味いからのう。太るのは自己責任じゃ」

「イネルティアさん異世界戻って食生活ちゃんとしてるんですかね」


 ちゃんとしてるかというと、スクナヒコナ様のリクエストにひっぱられることもあり、あまりちゃんとしてないイネルティアさんの現在。


 今日も日本は平和です。



 一方高天原。


「……つまり私たちも敬老の日には敬われるべきだった?」

「鏡を見てから言ってください」


 アマテラス様の言葉を切り捨てるツクヨミ様。

 この作品のアマテラス様ロリだからね。仕方ないね。


「えー見た目じゃなくて実績を評価してよ」

「実績と言われても。いえ確かに敬老の日は、社会につくしてきた老人を労り長寿を願うものですが」


 ちなみに日本では百歳になると、内閣総理大臣からお祝いと感謝を込めて銀杯が届いたりします。

 マジかよ百歳目指さなきゃ。


「じゃあ見た目で言うならオモイカネとか?」

「アレはアレで見た目ほど老いてはいないと思いますが、本人が老人ムーブしているので喜ぶのではないでしょうか」


 老人ムーブとは。

 なお創作では知恵の神という部分が強調され、たまにクリーチャーなデザインにされるオモイカネ様。

 天使とかも原型だと見た目結構化物だし問題ないな!


「その点私は大体テンプレなデザインだからその手の心配はないよね」

「アマテラスで検索したら二割ほど狼なのは構わないのですか?」

「あれはあれで可愛いから」


 どうやらアマテラス様的にはセーフらしい某白いお犬様。

 今日も高天原は平和です。


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