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ひとりごとがうるさい気がする物書きのエッセイ 2  作者: 犬村汐里


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第4話






料理をするのが好きである。


しかし、私は基本的に同じものをまた作ることができない。


なぜか。


それは「適当に調味料を目分量で入れているから」である。



基本的にベースとなる味は

「塩」「味噌」「しょうゆ」「コンソメ」「中華だし」である。


まずそれを決めて、いい感じのおいしい味付けになるまで少しずつ調味料を入れていくので、基本的に失敗することはない。



だが、失敗しないことと引き換えに得た代償が「二度と同じ味は作れない」である。



「あ! これ美味しい! また作ろう!」


これが二度とできない。


なんかそれっぽい味はできるけれど、なんか違うんだよなあっていう味ができる。


それが私の料理だ。



いい加減大さじ小さじを使えばいいのにと思うこともある。


しかし、大さじ小さじを使うと分からないし、メモすることも絶対にないので結局のところ二度と作れないのだ。



ああ、悲しい。


悲しいけれど、料理の醍醐味である。





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