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【改稿作業中】クロ殿下と剣聖ヴェイセル  作者: 夕凪 瓊紗.com
青嵐ダンジョン編

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第769話 クロ殿下とスバル殿下とギルド本部誘致計画


さて、事前準備の本祭壇の整備そのた手配もろもろは大体落ち着いた。

次は本題・・・ギルド本部誘致なわけだが・・・


「次は、ギルド本部を置くに値するという物証を得ることが必要になるんだ」

と、スバルが告げる。


「それって・・・」


「手ごろなダンジョンに潜って、

ヴェイセルさんと俺・・・SS級冒険者がランク判定する」

青嵐県には、たくさんのダンジョンがあるんだもんなぁ・・・

そして、SS級冒険者にはランク判定をする権利もあるのか・・・

いや・・・闇ダンジョンのような恐ろしいダンジョンもあることだし、

ここは、ヴェイセルやスバルのような、SS級冒険者という

超チート冒険者じゃないと、なかなかその任務は果たせないか・・・


「とりあえず、青嵐大祭壇のある、スバルの領地のダンジョンから選んだ方がいいね」


「う~ん・・・それだと・・・どれがいいかな・・・」


「スイラン・・・ユキメダンジョンの傲魔ごうまみたいな、

スター性のあるボスのいるダンジョンがいいんじゃないの?」

エストレラ王国西部辺境の最北に位置する、

最北のダンジョン・・・ユキメダンジョンのボスは、傲魔・スイランである。

因みに、俺の契約獣でもあり、4足歩行のリザードマンのような四肢を持つが、

狼耳に首元にふわもふを持つとっても素敵な仲間である。


「確かに・・・インパクトがあるし、ファンが付きやすいよね。

後はアイテムのドロップ率、レア率、

経験値稼ぎのためのモンスターの種別・・・なんかかな・・・

後、難易度は・・・スイランみたいな、

ひとに協力的なボスだと、協力してくれるしね」

確かに。難易度はボスが決められるらしい。


スイランのいるユキメダンジョンや、

スイランと同じ半鬼半精霊と呼ばれる浪魔ろうま・ジェルミーが

ダンジョンボスを務めるエストレラ王国東部・グリューン州のカンガラダンジョンは

ボスが探索者に合わせて自在に難易度を変えるシステムだ。


「どこのダンジョンも、ボスと話が通じる感じじゃないんだよね・・・」


「白雲県のダンジョンだと、割とそのスタイルだよね。

探索者が、ダンジョンのレベルによって挑むダンジョンを変えるスタイル。

だからこそ、色々なレベル、種類のダンジョンがある。

けど、ユキメダンジョンのような花形ダンジョンが無いのも事実。

もし、ここでも花形ダンジョンが産まれれば、

そこを中心に、円滑なダンジョン経営ができるね」

白雲県に比べて、差別化ができるってことか。さすがヴェイセル。


「だけど、一つだけ・・・俺がまだ踏破していないダンジョンがあるんだ」


「まさか闇ダンジョンじゃ・・・無いよね?」


「未踏破だけど、闇ダンジョンじゃないよ。途中で抜けて、入口に戻れるから」


「それじゃ・・・ものすごい階層があるとか?」


「いや、俺は5階層までしか行けないんだ・・・

モンスターのレベルもそれほどまでじゃないのに・・・

そうだ、ヴェイセルさん。一緒に潜りに行きませんか?」


「そだね・・・ここはスバルのためにも。・・・クロも行こうか!」


「え・・・俺も・・・!?」

SS級冒険者たちがランク判定をするダンジョンに

冒険者ランクB・・・しかも、雪かき雪下ろし・採集クエストで

鍛えたという・・・非武闘派冒険者王子の俺が・・・いいの!?


「大丈夫、今回は闇ダンジョンじゃないし、

俺が最初から一緒だよ?紅消さん、リョクタもいるし、

カロクさん、クララちゃんも来るでしょ?」


「もちろん」

「無論だ」


「SS級冒険者が2人もいるんだから、へーき、へーき!」

まぁ・・・そうなんだけどね・・・?


てなわけで、まさかのスバル未踏破のダンジョンに望みをかけ、

俺たちは早速出発したのだった。


―――


SS級冒険者であるスバルが未だ未踏破だというそのダンジョンは、

とりわけ特徴があるわけでもなく、普通に入口を入り、

ユキメダンジョンの上層階のようなポーション池を通り、

階段を下り、モンスターはSS級冒険者コンビが瞬殺、

俺たちはただ後を通るだけ。


・・・と言う単調な面白くもなんともないダンジョン探索の末、

遂にスバルがそこから進めなかったという、5階層にやって来た。


そこには、両開きと思われる扉があり、その扉には紋様が描いてある。


「この扉なんだけど・・・

SS級冒険者の超強力魔法オンパレードで攻めても開かなかったんだ」

ええええええぇぇぇぇっっ!!?


「でも、中に空洞はあるね」

ヴェイセルが扉を叩いて言う。


「よっと」

ヴェイセルが軽く剣を一振りするが、びくともしない。

まぁ、軽くと言っても、

物凄い迫力と覇気が奮発する一振りだったけど。


「クロ殿下・・・このパターン・・・以前にも一度ありませんでした?」

と、紅消。


以前にも一度・・・?


俺は、その扉の隅々をじっと見る。

そして、探していた窪みを見つけ、



思いっきり・・・



思いっきり・・・



横にスライドした。

「やっぱり横開きじゃねぇかあああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」

すっとおおおおぉぉぉぉぉぉんっっ!!!


「え・・・横開き・・・?」

スバルもきょとんとしている。


「スバル、こういうのは、正規の手順じゃないと

決して開かないようにできているんだ。

つまり、このダンジョンのボスは・・・生粋のボケイストだと言える」


「ボケイストってなに?クロ」

それは、真実のツッコミを求める、

流離さすらいの旅人スペシャリストのことだ。スバルよ。



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