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【改稿作業中】クロ殿下と剣聖ヴェイセル  作者: 夕凪 瓊紗.com
青嵐ダンジョン編

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第759話 クロ殿下とスバル殿下とソーマさん




今、海に来ています。

エメラルドグリーンの美しい、南部連合王国・青嵐県せいらんけんの海!


そしてそんな美しい海を眺めながら、

俺はスバルから相談を持ち掛けられていた。


「そして、各国のギルドから

南部連合王国のギルドが顰蹙ひんしゅくを買った中、

同じ南部連合王国出身のSS級冒険者ソーマさんを紹介されたんだ」


「そいえば、ソーマさんは、青嵐県内の竜の里の出身なんだっけ」

ソーマさんは、エストレラ王国に暮らす竜人族とは特徴の異なる竜の里の竜人族だ。

短めの竜人族の角、小さ目な竜の翼(※飛べない)、細く短い竜の尾を持っている。

そして、拳系の技の得意な怪力で豪快なおっさんである。


「うん。でも・・・当時、竜の里は青嵐県と桃雲県の間に位置し、

現状どこの県にも所属していない独立した里だったんだ。

もし、無理矢理入れようもんなら、竜の里からスカンを喰らってしまう。

そうなれば、南部連合王国の戦力や

食料自給率にも影響してしまうし、彼らは強い。

そしてソーマさんはSS級冒険者。

彼らは南部連合王国から切り離されたとして自分たちで食っていけるし、

世界中の冒険者ギルドが欲しがる人材だからいたくも痒くもないらしいんだよね」

おぉ・・・確かにソーマさん、逞しそうだもんなぁ・・・

スバルの騎士で、ソーマさんの姪っ子である

竜の里の竜人族であるクララさんもかっこいいし・・・。


「それで、ソーマさんと一緒に南部連合王国で仕事をすることになったんだけど・・・

南部連合王国ギルドも、さすがにソーマさんが仕事を請け負って、

俺が同行することを断れるはずもなく・・・

しかも、他のSS級冒険者が南部連合王国での

クエストを受けるのをぱったりとやめてしまったんだ」

今でこそ、南部連合王国の北部や東北部と国境を接する

北部魔王国との国交を結んだから、行き来は自由だけど・・・

当時は北部魔王国出身のサウメさんは来づらかっただろうし。


「シュアンさんは獣人族差別が今よりひどかった南部連合王国が苦手だったみたい。

今は青嵐県の影響でそうでもないけどね。

残りはヴェイセルさんなんだけど・・・

ヴェイセルさんがぱったり仕事を請け負わなくなってしまったんだって。

ソーマさんにまで仕事を断られたら、

南部連合王国ギルドは大赤字。ものすごく困るわけだ」

まぁ、確かに・・・

S級冒険者の知り合いも結構いる俺だけど、

おいそれといるわけはないらしいし・・・


「だから、南部連合王国内での俺の冒険者活動を、

南部連合王国内のギルドは断ることができなくなってしまったんだって」

つまり、これも・・・剣聖ヴェイセルの作戦かっ!?


「こうして、俺はソーマさんと臨んだ

南部連合王国南部のモンスター討伐を成功させていったんだ」


「へぇ、順調だね」


「でもね・・・危機はすぐそこへ迫っていたんだ」

え・・・危機・・・?

一体・・・何が・・・?


「一方、俺はその頃に魔の森でひっそりと暮らしていた、

カロクたち碧狼族の家族と出会ったんだ」

カロクさんたちと・・・!

カロクさんは、今ではスバルの従者で、

面倒見もよく仕事もできる寡黙な碧狼族の青年なのだが、

あの恐ろしい魔の森でひっそりと暮らしていただなんて・・・。

因みに、その魔の森とは、今ではすっかり聖なる森に変わってしまった、

いや・・・俺が変えてしまった

スバルの小領地に入るために通らなければならない森である。

もちろん、回り道して森を突っ切らなくても到着できるが、

森を通った方が格段に早い。


「実はね・・・青嵐県魔の森で、スタンピードの予兆が感知されたんだ・・・。

それは、カロクの家族のひとりの持つ特殊スキルだった。

危険を察知する、一種のアンテナのようなもの。

そうなれば、俺が当時母さんから任されたこの領地が大打撃を受けてしまう・・・」

8歳で領地任されるのも中々すごいんだけど・・・

スーパー転生者じゃねぇか。


「それに、俺とソーマさんだけでは・・・とても・・・対処ができない。

でも・・・南部連合王国のギルドは、ここに来ても、動かなかった」


「そんな・・・ひどい」

それじゃぁ、何のためのギルドなのかまるで分らない・・・


「桃雲県ギルド本部、南部連合王国ギルド本部までも、

白雲県のギルドからの圧力で、スタンピードによる冒険者誘致を拒否。

そんなものはただの憶測とのことで跳ね除けられてしまったんだ。

ギルドの正式クエストでなければ、冒険者は集まらない・・・

ギルドの許可なしで行えば、ギルドから睨まれる可能性があった」

それって・・・絶体絶命のピンチ!?


「その時、ヴェイセルさんがね、

とっておきの手があるって、言ってくれたんだ」

おぉ・・・ここまで来たら・・・ヴェイセルが何だか・・・

頼もしい・・・っ!!!


「それは、南部連合王国ギルド本部の評議員の存在だったんだ。

彼らには、自らクエストを請け負い、発注する権限がある。

そうして、俺はアデスと一緒に、

桃雲県ギルド本部の評議員・アトラさんの元へと向かったんだ・・・」


おぉ・・・っ!いい感じになって来た・・・

しかして・・・一体どうなるんだ・・・?


・・・ゴクリッ!!


―――次回に・・・続きます!!




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