表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
治癒魔法でLet's 世界改革!!  作者: 桜木 怜羅
1/2

たまにはラノベ読む時間が必要なお年頃なんです

「ゆいー!今日カラオケいく?」

「行きたかったけど今日金欠だからやめとくー!ごめんまた誘って!」

「り!んじゃ、また明日ねー!」



大学からの帰り道、友達と別れてからあたしはふぅ、と1つ息をついた。

勉強に部活にてんてこ舞いだった高校時代から一変、大学は友達と遊んで遊んで遊びまくる毎日。

友達はみんな遊ぶの大好き、いつも一緒…みたいな感じだからあたしは全然自分の時間が取れずにいた。誰にも話したことがない、あたしのひそかな趣味。それは…ラノベを読むこと!


「今日はこの前買ったの読もっと!」


友達には嘘ついて誘い断っちゃったけど最近ほんとに読めてなかったからつい、ね。

あたしは足取り軽く、それこそスキップでもしそうな調子で帰路を進む。


「ん?なにあれ」


冬の帰り道は綺麗な夕焼け。

そんなオレンジの光景の中に、不自然に光っている等身大の物体を見つけた。

田んぼの横にぽつんと置かれた自販機の横。つまりあたしが立ってる真っ正面にあるんだけど…こんなのさっきまであった?


「え〜なんかラノベに出てくる転移ゲートみたい!素敵〜!」


あたしは興味と好奇心100%で触れてみる。


触れた瞬間だった。


「え!?ちょ、まって!!!!」


その光に触れた手が抜けない。どれだけ踏ん張っても、抜けるどころかどんどん底なし沼にはまったかのようにずぶずぶと自分の体が飲み込まれていく。


「だ、だれか!!だれか助け…」



あたしは必死に助けを呼ぼうとしたけど、叫ぶ間も無く光に全てを飲み込まれた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ