第8話 俺、魔王戦の下準備が整いました。さて、どうしましょう?
その後、俺はアリスに、効率化済みの魔法を教えてもらうことで、魔法習得スピードを上げていった。
八寒の天井下ろしに神月、大雪の大蛇に雷神の一撃、ラビットフット、マルファス、ゲーゴス。そして落下時間延長に粉砕する者まで教わった。
以降が、その業の内容である。
八寒の天井下ろし
空気中の原子の運動を停止させて凍結し、上から強力な圧力をかけて粉砕する。
神月
影を操り、巨大な砦を作り、攻撃を防御する。
大雪の大蛇
真っ白な雪でできた大蛇を召喚し、使役する。
雷神の一撃
雷を操って攻撃する。
ラビットフット
脚力1000~99999倍に上昇させる。
マルファス
黒い雷を纏った球を放ち、攻撃する。追尾機能あり。
ゲーゴス
エクスウルヴァルアーの射程、攻撃力、規模を30乗して、属性に光速と連続を与える。
落下時間延長
落下時間を延長して、遠くまで飛べるようにする。落下速度、落下ダメージの軽減。
粉砕する者
指定した方向に向かって、強力な衝撃波を放つ。
俺がミョルニルを完成させると、俺はMPポットを飲み干す。
「ふぅ。やっとここまで出来るようになったな」
「ご主人様、おめでとうございます!」
「ありがとな、アリス」
俺はアリスに誉められ、いい気分になりながら、家に戻った。
「お帰り、一記。ようやく出来るようになったな」
フツルギが俺の部屋で鎌の手入れをしながら言った。
「ああ。アリスのお陰だよ」
俺はそう言うと、アリスの頭の上に手をのせる。
と、彼女は嬉しそうに顔をほころばせる。
「......じゃあ、あとはあれだけかな」
フツルギがもったいぶるようにいい放つ。
「あれ...って何?」
怪訝な顔で聞く俺に、彼女はこう告げた。
「最終兵装、天地祓流剣。私自身が『武器化』することで生み出される、魔法武器だ」




