1/24
プロローグ 俺、死にました。さて、どうしましょう?
不定期更新デス!
ある日、俺は死んだ。
なぜ死んだかわからないが、とにかくその日、俺は死んだ。
形のあるものは皆、時が来れば、滅びが来るのは、もう周知のことだろう。
だが、そのあとのことは一切、誰も知らないのである。
仏教には、輪廻転生というものがあるが、本当にそうだとは限らない。
俺はこう思うんだ。
「なるほど、俺の思った通りだ。死んでも、転生なんかしないじゃないか。これが幽霊とか言うヤツね」
ってね?
幽霊になったはいいが、何をしようか。
まず俺はそう思った。しかし、違和感を覚えた。
(転生しないなら、何でこうも俺みたいなヤツが一人もいないんだろ?やっぱり転生ってあるのかねぇ。それが恐らくは、幽霊にとっての死...いや、自分で終わらせることだってできたりして。でもまあ、もう少し楽しもうかな)
俺はそんなことを思いながら、この場所を後にしたのであった。
ホラー物にはならないと思います。
たぶん。