【レポート1】Q 因子
本作はフィクションです。登場する人物・団体・組織・事件などは架空のものであり、実在するものとは関係ありません。
……と、いうことにしておきましょう。
俺は近藤和人、二十七歳。皇統管理局、通称「皇管」に勤めて五年目になる。
皇管は、皇主を中心とした皇室に関する事務や儀式、皇族の身辺に関わる業務などを担当する行政機関だ。俺は大学を卒業してすぐに入局し、現在は主に皇統に関する記録や資料の管理を担当している。
仕事にもすっかり慣れ、毎日それなりに忙しくはあるものの、特に変わったこともない。
ある日、上司に呼び出された。
「近藤、来月から書陵部に異動だ」
「書陵部ですか?」
「ああ。歴代の皇主に関する記録や、古い文書を扱う部署だ。今までとは少し仕事が変わるが、頼んだぞ」
突然の人事異動に、俺は少し戸惑った。だが、辞令である以上、断る理由もない。
「近藤、お前、ヤバいところに異動するんだって?」
辞令の話は、あっという間に同僚たちの間に広まっていた。
「書陵部だろ? あそこは入って数年で鬱になるって噂だぞ」
同僚は冗談っぽく笑いながら、俺の肩を叩いた。
「おいおい、脅かすなよ。いったい何をするところなんだ?」
「さあな。ひたすら古い資料とにらめっこするらしいぞ。俺なら一週間で眠くなる自信があるね」
周囲から笑い声が上がった。
「まあ、せいぜい頑張れよ。戻ってきたら、話くらい聞いてやるからさ」
「勝手に左遷扱いするなよ」
俺も笑って返したが、内心では少し気になっていた。
書陵部――いったい、どんな部署なんだろう。
異動初日。
書陵部は、庁舎の地下にあった。
案内された部屋の前で足を止め、俺は軽く息を整えてから扉をノックした。
「失礼します。本日付で異動してきました、近藤和人です」
挨拶をして部屋に入ると、そこには机に向かって書類を眺めている老人。もう一人は、事務員らしき地味な女性だった。
二人とも、俺の声に顔を上げた。
老人は、ゆっくりと顔を上げた。
「ああ、聞いてるよ。烏山と申します。そんなに難しい仕事じゃないから、まあ、のんびり教えるよ」
そう言って、烏山は穏やかに笑った。
隣にいた女性も、こちらに目を向けた。
「天野です」
それだけ言うと、天野はすぐに机に向き直り、何事もなかったかのように仕事を再開した。
……なんだか、ずいぶん静かな職場だな。
俺は少し戸惑いながら、これから自分が使うことになる部屋を見回した。
すると、烏山は机の引き出しから一冊の資料を取り出し、俺の前に置いた。
「まずは、これを見てもらおうか」
開いてみると、皇族の方々の来訪履歴が年代順に記録されていた。日付や名前が細かく並び、几帳面に整理されている。
「皇族の方の来訪履歴だよ。一年以上お見えになられていない方がいたら、その方の名前の横にある『Q』の文字を、家系図から消しておいてね」
「Q……ですか?」
思わず聞き返した俺に、烏山は当たり前のことを説明するように頷いた。
「そう。確認しながらやってくれればいいから。分からないことがあったら聞いておくれ」
烏山はそれだけ言うと、自分の机へ戻っていった。
俺は資料に目を落とした。皇族の来訪履歴を調べて、家系図に記されたQの文字を消す。
仕事の内容は理解できた。だが、そもそもこの『Q』とは何なのだろう。
そんな疑問が浮かんだものの、異動初日から余計な詮索をするのも気が引けた。俺は言われた通り、資料の最初のページをめくりQ の文字を消していく。
その日の仕事は、定時に終わった。
書陵部は噂に聞いていたほど忙しい部署ではないらしい。俺は少し拍子抜けしながら庁舎を出ると、大学時代の友人と待ち合わせている居酒屋へ向かった。
「おう、近藤! こっちだ!」
店に入ると、先に来ていた友人の佐々木が手を上げた。
「悪い、待たせたか?」
「いや、俺も今来たところだ。とりあえず飲もうぜ」
俺たちはビールを注文し、グラスを合わせた。
「そういや、お前、部署が変わったんだって?」
佐々木が枝豆をつまみながら尋ねた。
「ああ。書陵部ってところなんだけどな」
「書陵部? なんだそれ?」
「歴代の皇主に関する記録とか、古い文書を扱う部署らしい」
「へえ。なんか堅苦しそうだな」
「まあな。今日から仕事を教わったんだけど、ちょっと変わった作業があってさ」
俺は、烏山から渡された資料のことを話した。
「皇族の来訪履歴を確認して、一年以上来ていない人がいたら、家系図にあるQって文字を消しておくんだと」
「Q? なんだそりゃ?」
佐々木は不思議そうに首を傾げた。
「さあな。俺もよく分からん。まあ、言われた通りにやるだけだけど」
「役所の仕事って、よく分からんルールがあるんだな」
「まったくだよ」
俺たちは笑い合い、話題は大学時代の思い出や、最近の仕事の愚痴へと移っていった。
店内のざわめきの中、佐々木はビールを一口飲むと、少し声を落とした。
「あ、そうだ。都市伝説みたいな話なんだけどさ……」
「なんだよ、急に」
「Y染色体って知ってるか?」
「名前くらいはな」
「男が父親から受け継ぐ染色体の一つでな。これを調べると、父系の祖先をたどる研究ができるんだ。日本人男性には、D系統っていう、ほかの地域では比較的珍しい系統が多いことも分かっている」
「へえ。日本人特有ってことか?」
「いや、日本人だけってわけじゃない。ただ、分布に特徴があるんだよ」
佐々木は、そこで少し声を落とした。
「……で、ここからは都市伝説みたいな話なんだけどさ。普通の遺伝子とは別に、特定の血筋にだけ受け継がれる、未知の因子があるって噂があるんだ」
「未知の因子?」
「ああ。そいつがQ因子と呼ばれているらしい。研究しようとした人間がいたとか、学会じゃタブーになっているとか……まあ、確かな根拠がある話じゃないけどな」
「なんだよ、それ。急に怪しくなってきたな」
俺は苦笑した。
佐々木は笑って、ビールを口に運んだ。
「だから都市伝説だって」
「まあ、気にするな。仕事とは関係ないだろ」
「……だといいけどな」
俺はそう答え、冷めかけた料理に箸を伸ばした。
そのときは、単なる酒の席の与太話だと思っていた。
翌日。
俺は昨日と同じように、皇族の来訪履歴を確認しながら、家系図に記されたQの文字を消していった。
単調な作業だった。日付を確認し、名前を照合し、条件に合えばQを消す。その繰り返しだ。
しばらくして、俺はふと手を止めた。
「……ん?」
資料の中に、見覚えのある名前があった。
今上皇主。
現在、皇室の頂点に立つお方だ。
俺は名前の横に目を移した。そこには、ほかの皇族と同じように、Qの文字が記されていた。
「……なんで?」
思わず声が漏れた。
今上皇主にも、Qがある。
昨日、佐々木から説明された話の内容が頭をよぎった。
「Q 遺伝子……」
俺はしばらく資料を見つめていた。
「近藤君、どうかしたかね?」
背後から烏山の声がした。
俺は慌てて振り返った。
「いや、何でもないです」
俺はそう答え、再び資料に目を落とした。烏山は特に気にする様子もなく、自分の机へ戻っていった。
だが、俺の頭からは、今上皇主の名前の横にあったQの文字が離れなかった。
その日の仕事を終えると、俺は佐々木に電話をかけた。
「おう、近藤。どうした?」
「悪い、今日ちょっと時間あるか?」
「あるけど。どうしたんだよ?」
「この前のQの話、もう少し聞きたいんだ」
電話の向こうで、佐々木が少し黙った。
「……お前、まさか本気にしてるのか?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどさ。直接会って話したいんだ」
「分かったよ。じゃあ、この前の店でいいか?」
「ああ、頼む」
電話を切った俺は、すぐに庁舎を後にした。
待ち合わせの居酒屋に着くと、佐々木はすでに席に座っていた。俺は向かいに腰を下ろすと、注文もそこそこに本題を切り出した。
「佐々木、実は気になることがあってさ」
「なんだよ、そんな真剣な顔して」
俺は周囲をちらりと確認してから、声を落とした。
「今上皇主にも、Qの文字があったんだ」
佐々木は、俺の言葉を聞くと、手にしていたグラスをテーブルに置いた。
「それで?」
「いや……、もし皇主のDNAを調べてくれって言ったら、やってくれるか?」
佐々木は、しばらく俺の顔を見つめていた。
「お前なあ……何を言い出すんだよ」
「いや、もちろん簡単にできることじゃないのは分かってる。でも、ちょっと気になってさ」
「気になるって、皇主のDNAだぞ? 一般人の検査とはわけが違う。そもそも、どうやって検体を手に入れるんだよ」
「それは……分からない」
俺は言葉に詰まった。
佐々木は小さくため息をつくと、腕を組んだ。
が、やがて苦笑した。
「まあ、検体を持ってきたら調べてやるよ」
「本当か?」
「検体があれば、な。もちろん、正式な検査とは別の話だぞ。俺にできる範囲で、だけどな」
「分かった。ありがとう」
俺が礼を言うと、佐々木は手を振った。
「はいはい。で、話はそれだけか? せっかく飲んでるんだから、もっと楽しい話をしようぜ」
「そうだな。そういえば、お前の親父さんは元気か?」
「元気すぎて困ってるよ。こないだも一人で旅行に行くとか言い出してさ」
「いいじゃないか。元気なのは」
「そりゃそうだけど、もう七十過ぎてるんだぞ。こっちが心配になるっての」
佐々木は呆れたように笑い、俺もつられて笑った。
その後は、互いの近況や大学時代の思い出話で盛り上がった。気がつけば、Qの話などすっかり忘れていた。
今日は、今上皇主が外国訪問へ出発される日だった。
皇主の外国訪問は、皇室にとって重要な公務の一つだ。この日は皇管の職員も全員、庁舎前に整列して見送りに参加することになっていた。
俺も職員たちに交じり、皇主が通られるのを待っていた。
やがて、関係者に付き添われた今上皇主が姿を現した。
職員たちは一斉に頭を下げる。
皇主はゆっくりと歩きながら、俺たちの前を通り過ぎていった。
そのときだった。
皇主の足元がふらついた。
「あっ!」
気づいたときには、皇主の身体が俺のほうへ傾いていた。
考えるより先に、俺は一歩踏み出していた。
「危ない!」
とっさに腕を伸ばし、倒れかけた皇主の身体を支える。
周囲がざわめいた。
「皇主様!」
付き添いの職員たちが駆け寄ってくる。
俺は慌てて姿勢を正し、皇主を支えたまま声をかけた。
「大丈夫でしょうか?」
皇主は俺の腕に手を添え、ゆっくりと身体を起こされた。
「……ああ、大丈夫だ。ありがとう」
皇主は、付き添いの者たちに支えられながら姿勢を整えると、何事もなかったかのように再び歩き始めた。
「皇主様、お身体は……」
側近の一人が心配そうに声をかけたが、皇主は軽く手を上げて制した。
「心配はいらぬ。少し足元がふらついただけだ」
皇主はそのまま車へと向かい、待機していた車に乗り込まれた。
やがて車列が動き出す。俺たちは一斉に頭を下げ、見送った。
皇主を乗せた車列が見えなくなると、俺たちはそれぞれの持ち場へと戻った。
書陵部に戻った俺も、いつものように机に向かい、資料を広げた。
だが、仕事を始めようとしたとき、ふと手のひらに何かが付いていることに気づいた。
白い、細い毛だった。
「……髪の毛?」
俺はそれを指先でつまみ上げた。
そういえば、さっき皇主がよろめいたとき、とっさに身体を支えたんだった。あのときに付いたのだろう。
白髪か……。
俺は何気なく、その一本を見つめた。
そして、ふと思った。
これがあれば、佐々木に頼んでいた検査ができるんじゃないか。
俺は周囲を見回した。烏山は机に向かい、天野も黙々と仕事を続けている。誰も俺の手元など気にしていなかった。
俺は白髪をそっと紙に包み、ポケットにしまった。
まさか、こんな形で検体が手に入るとは思わなかった。
その日の仕事を終えると、俺はすぐに佐々木へ電話をかけた。
「佐々木、今から会えないか?」
「なんだよ、急だな。何かあったのか?」
「例の件だ。検体が手に入った」
電話の向こうで、佐々木が息をのむ気配がした。
「……本当か?」
「ああ。詳しい話は会ってからする」
「分かった。じゃあ、病院の近くまで来られるか?」
俺たちは、大学病院から少し離れた喫茶店で待ち合わせることにした。
店に着くと、佐々木はすでに待っていた。俺は向かいの席に座り、周囲に聞こえないよう声を落とした。
「これだ」
俺はポケットから小さな紙包みを取り出し、テーブルの上に置いた。
佐々木はすぐには手を伸ばさず、包みと俺の顔を交互に見た。
「……これ、誰の検体だ?」
「今上皇主の髪の毛だ。今日、外国訪問の見送りがあってな。皇主がよろめいたから、とっさに支えたんだ。そのときに付いたらしい」
佐々木は、しばらく黙っていた。
「お前、本当にすごいものを持ってきたな……」
「調べられるか?」
「やってみるよ。どこまで分かるかは、検体の状態にもよるけどな」
佐々木は紙包みを慎重に受け取った。
「結果が出たら連絡する」
「頼む」
俺たちはそれ以上、余計なことは話さなかった。
店を出ると、佐々木は病院へ、俺は駅へと向かった。
この一本の髪の毛が何を意味するのか。
その答えを知るまで、そう長くはかからないはずだった。
それから数日が過ぎた。
書陵部でいつものように仕事をしていると、スマートフォンが震えた。画面には佐々木の名前が表示されていた。
「もしもし」
『近藤、結果が出たぞ』
佐々木の声は、いつになく真剣だった。
「本当か? それで、どうだった?」
『お前の思った通りだ』
「……え?」
思わず聞き返した。
『電話じゃ詳しいことは話せない。今日、時間を作って病院まで来てくれ』
「分かった。仕事が終わったら向かう」
『待ってるぞ』
電話はそこで切れた。
俺はスマートフォンを握ったまま、しばらく動けなかった。
佐々木は、いったい何を見つけたのだろう。
俺は机の上の資料に目を落とした。そこには、昨日と同じように皇族の名前が並んでいる。
そして、その名前の横には、当たり前のようにQの文字が記されていた。
仕事を終えた俺は、急いで大学病院へ向かった。
佐々木から、結果が出たと聞かされてから、ずっと落ち着かなかった。いったい、あの白髪から何が分かったのか。直接会って話すまでは、ほかのことが手につかなかった。
病院に着くと、俺は受付の案内所へ向かった。
「すみません。こちらに勤めている佐々木という医師に会いたいのですが」
受付の女性は、少し申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「佐々木先生でしたら、本日の午後、お父様が心筋梗塞で倒れられたとの連絡がありまして、急いでお帰りになりました」
「……お父さんが?」
思わず聞き返した。
「はい。詳しいことは分かりませんが、かなり慌てていらっしゃいました」
俺は言葉を失った。
よりによって、こんなときに……。
「あの……佐々木先生に、何か言付けをお願いすることはできますか?」
俺が尋ねると、受付の女性は少し考えてから答えた。
「そうですね。佐々木先生のお席でしたら、ご案内できますが……」
「お願いします」
女性に案内され、俺は病院の奥へと向かった。
通されたのは、医師たちが仕事をする部屋だった。いくつもの机が並び、書類や医学書が置かれている。その中の一つが、佐々木の席だという。
俺は、その机を見つめた。
綺麗に片付けられていた。
いや、片付けられているというより、最初からそこには誰もいなかったかのようだった。机の上には余計なものが一つもなく、誰かが使っていた痕跡さえ感じられない。
「こちらでよろしいでしょうか?」
案内してくれた女性の声に、俺は我に返った。
「……はい。ありがとうございます」
そう答えながらも、俺は机から目を離せなかった。
佐々木は、ここで検査をしていたはずだ。あの白髪を調べ、何かを見つけた。そして、電話で俺に告げた。
――お前の思った通りだ。
なのに、今は本人もいない。机の上には、何も残されていない。
まるで、佐々木がここにいたことそのものが、なかったことにされたかのようだった。
その日から数日が過ぎた。
俺は何度も佐々木に電話をかけた。しかし、電話がつながることはなかった。メッセージを送っても返事はない。
俺は、ふと考えた。
そもそも、佐々木の父親は最近まで元気だったはずだ。
あいつとは、ついこの間も電話で話をした。親父さんは元気かと聞いたら、元気すぎて困っていると笑っていた。
それが、突然の心筋梗塞。
もちろん、元気な人間が急に心筋梗塞を起こすことはある。偶然だって十分に考えられる。
だが……。
あまりにも、タイミングがよすぎないか?
俺が皇主の白髪を持ち込み、検査を依頼した。その結果が出た直後、佐々木の父親が倒れた。そして、佐々木とは連絡がつかなくなった。
偶然が重なっただけだ。そう考えようとした。
けれど、頭の中では、あの日の佐々木の声が繰り返されていた。
――お前の思った通りだ。
あいつは、検査結果について何を知ったのか。
そして、なぜ今、連絡が取れないのか。
考え事をしていると、不意に烏山が声をかけてきた。
「近藤くん、もう家系図の方は終わったかね?」
俺は慌てて顔を上げた。
「あ、はい。終わりました」
「そうか。ご苦労さん」
烏山は俺の机に目を向け、それから何気ない様子で言った。
「ところで……Qのことは、あまり深入りしないようにね」
俺は思わず、烏山の顔を見た。
「……え?」
烏山は、いつもの穏やかな笑みを浮かべていた。
まるで、何でもないことを忠告しただけだと言わんばかりに。
今回の物語に登場する「Q因子」は、架空の設定です。
一方、物語の着想には、Y染色体や「D因子」と呼ばれるものにまつわる話が関係しています。
人間の性染色体にはX染色体とY染色体があり、一般的には父親から息子へY染色体が受け継がれます。その特徴を利用して、父系の祖先や人類集団の移動、進化の歴史などを調べる研究が行われています。
また、インターネット上では、日本人の起源や特定の血統をめぐり、Y染色体やD系統に関するさまざまな説が語られています。中には、特定の民族や血筋に特別な意味を見いだす都市伝説もあります。
ここで登場する「D系統」とは、Y染色体の遺伝的な系統を分類したものの一つです。現代の遺伝学では、Y染色体の変異を手がかりに、人類の父系の系統をたどることができます。ただし、特定の遺伝系統が、特別な能力や超常的な性質を持つことを意味するわけではありません。
血統とは何なのか。遺伝子には、まだ知られていない秘密が隠されているのでしょうか。
それとも……。




