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パルス・グロック:京都駅孤立戦線

作者:夏雲三月
最新エピソード掲載日:2026/10/18
十一月、国内外の観光客でごった返す京都駅。
京都府警捜査一課の九条(くじょう)は、凄惨な殺人事件の容疑者である「正体不明の女」を尾行していた。
しかし、自動改札口で女を追い詰めた瞬間、平穏な日常は凄惨な地獄絵図へと変貌する。
女が懐から引き剥がしたのは、赤黒い肉組織と筋繊維を脈動させる、“心臓が生えた銃”だった。
意思を持つ凶弾が群衆を襲い、爆破によって京都駅は完全なる孤立空間(クローズドサークル)と化す。絶体絶命の九条を救ったのは、修学旅行生風のセーラー服に身を包んだ小柄な少女――陸上自衛隊特務潜入班、内藤雅成(ないとう まさなり)だった。
「あれはただの犯罪者じゃない。訓練された兵士だ」
身元不明の被害者「朝霧」の記憶を世界に証明するため、泥臭くも執念を燃やすおじさん刑事。
過酷な運命を背負い、冷徹に生体兵器の謎を追う特務の少女。
外部との連絡が完全に遮断された巨大な駅ビルの迷宮で、噛み合わない二人の、命を賭した「地獄の攻略戦」が幕を開ける――!
『――警察の旦那、挨拶は後だ。あたしたち以外の京都駅にいる全員が、人質になったぞ』
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