12
翌朝、眠っていると誰かが動いている音がして目が覚めるとまこちゃんがベッドに戻ってきたところだった。
「おふぁよう」
「お、おはようございます」
声を掛けるとまこちゃんはやや驚きながら挨拶をしてくれた。急に声を掛けたから驚いたのかな?
「よく眠れたかな?」
「は、はい!」
「そう硬くならないで。もっと力を抜いて? すぐには難しいかもしれないけど、少しずつね?」
「が、頑張ります」
まぁ、少しずつでもいいから気楽に話せるようになるといいかな? とそんなことを思いながら舞ちゃんに声をかけた。
「舞ちゃん、起きてる?」
「まぁ、一応、起きてはいるけど」
そう言って舞ちゃんは起き上がるとまこちゃんは、驚いた。まぁ、寝ていると思っていたからだろうけど、私は舞ちゃんが早起きであることを知っているから多分起きているんだろうなぁ。と思って声を掛けたけど。
「せっかくだし、朝食の時間までこれから何をするか話し合おうか」
「分かったわ」
「は、はい」
「とりあえず、私の考えだけど、今後の予定としてはとにかくお金を稼ぐことが大切だと思うの。一応、お城でお金はもらったけど、長いことこの世界にいることも考えて、お金を稼いで生活しないといろいろと苦労しそうだし……」
魔物と戦うのとか採取系の依頼で探すのとか大変そうだし。
「私も、それでいいと思う。とりあえずギルドで依頼とかをこなしていく予定でしょ?」
「一応、その予定。まぁ、依頼の内容とかにもよるけど、一日で最低金貨1枚は稼がないとここで生活ができないし」
「そ、そんなに稼げるのかな?」
「それはやってみないと分からないけど、ある程度はお金があるから一月ぐらいはここで生活してもいいかな? とは思う。それまでにできる限り何とかしないといけないけど」
現在の所持金はみんな合わせて金貨74枚。ここから金貨20枚取り置いたとして残りの54枚。武器の手入れとか、食事代とかいろいろあるだろうからそれなりに減ると思う。頑張っても2カ月くらいしか生活ができないと思うし。まぁ、ある程度収入があれば延長もできるけど。
「スキルが上手くに使えたら何とかなるかもしれないわよ?」
スキルか……。舞ちゃんはまぁ、何とかなりそうな気がするけど、私とまこちゃんのスキルは使い道がよく分からない。
「結局スキルってどうやって使うんだろう?」
「どうなのでしょう?」
「まぁ、いろいろ試してみるしかないんじゃないの?」
「確かに舞ちゃんの言う通りかもしれないけど、私の場合はどうやって使うのよ?」
マヨネーズが出せるのかもしれないけど、出してどうするの? って感じだし。そもそもどこに出したらいいのか分からないし。
「適当に持っているペットボトルにでも出してみればいいじゃない」
「……なるほど、確かに空のペットボトルがあるわね。とりあえず洗ってから試してみようか」
そう思い、部屋にある水道でペットボトルを濯いだ。ある程度水気を切ってから、ペットボトルの中に出ないかな? とそんなことを思っているといつの間にかペットボトル中が満たされていた。
「……出来てない?」
「出来ているね」
うん。マヨネーズの色をしているし、匂いを嗅いでみるとマヨネーズ独特のにおいがした。
「うん。マヨネーズっぽい」
そう言いながら少し指に付けて舐めてみると確かにマヨネーズだった。
「普通に、マヨネーズだわ」
「そうなの? ちょっと味見してみてもいい?」
「いいよ。よかったらまこちゃんもどう?」
「あ、ありがとうございます」
そうして彼女達はおそるおそる指に付けて舐めると「確かにマヨネーズだ」と呟いた。
「まぁ、ただ、マヨネーズが出るだけって感じかな?」
「あ、あの」
するとまこちゃんがおそるおそる声を掛けてきた。
「ん? どうしたの?」
「その、鑑定を使ってみたら、このマヨネーズにHP回復効果があるみたいです」
「え?」
どういうこと? と思い私も試してみた。
マヨネーズ
HP回復効果がある




