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ソルトン  作者: spright
10/16

なんだかんだ言って無難なものは美味しい

後日風の噂でこんなことが流れてきた。

『反悠久面学園で、先生が何者かに襲われて暫く入院することになった』と

そう、昨日の俺たちの作戦の所為だ。木村はボンドが目に入り、かなりの重症みたいだ。

ざまぁみやがれ!

なので、今日は別に俺の家に集まる必要は無かったのだが……

「……だから、あなたは気持ち悪いのよ」

「何でだよ!卵焼きにチョコレートは合うんだぞ!なぁ?二人とも」

「いや、気持ち悪いと思うけど」

「私も気持ち悪いと思います」

「フフ、3対1ね」

「いや、まだだ昴はどう思う!?」

全員が俺の家に集合していた。しかも何だよ卵焼きにチョコレートって、気持ち悪いぞ流石に!

「有り得ないな」

「フフ、これで4対1ね。さらに不利な状況になったわよ」

「まさか、昴までもが俺を裏切るなんて!」

瞬はがっくしと膝をつけて泣いていた。

そんな瞬をほっといて俺は皆疑問を投げかけた。

「というか、何で皆俺の家にいるわけ?」

「決まってるじゃない。暇つぶしよ」

泉さんの応えに二人も頷く。

「暇つぶしって……。まぁいいけど」

そう言うとがばっと瞬が立ち上がった。

「だったら、食べてみろよ!絶対美味いから!」

「丁重にお断りさせていただくわ」

にっこりと瞬に返す。

「お願いだから食べてください!」

そして土下座である。

「そこまで言うのなら、食べてあげてもいいわよ。その代わり私の足を舐めなさい」

「食べてくれるのなら…」

「待て待て待て待てぇぇっ!落ち着け瞬目を覚ますんだ!」

「目を覚ますだと?何言ってんだ俺は覚めているぞ。足を舐めるだけで俺のチョコレートエッグを食べてくれるんだぞ!」

そんな名前だったのか!

「よく考えろ!足を舐めた瞬間お前と泉さんの上下関係は完全に決まってしまうんだぞ!」

「は!…ありがとう昴。おかげで目が覚めたぜ」

「あ、あぁそうか」

すまん瞬。あーは言ったけど既に瞬と泉さんの上下関係は確立しまってんだ!

「どうした?そんな悔しそうに歯を食いしばって?」

「瞬!強く生きろよ!」

「お、おぉ…」

俺も影ながら出来る限りサポートするからな!


「足は舐めないが俺のチョコレートエッグは食べてもらうぞ!」

「ふぅ、まぁいいわ」

「よっしゃ!」

瞬は拳を握り締めた。

「昴、適当に台所使わせもらうけど良いか?」

「あぁ別に良いぞ」

俺の了解を得て、瞬はすぐさま台所へと向かった。

~10分後~

「お待たせ~出来たぞ~」

昴の手には卵焼き(?)を皿の上に盛られていた。

「さぁ、召し上がれ」

本来卵焼きの色は黄色メインに少しの白に軽く焦げ目の付いた茶色の色をしている。まぁ、家庭の作る卵焼きで多少の違いはあるかもしれないが、大まかな部分は一緒だろう。だが、今俺たちの前にある卵焼きの色は、何だ?

完全に茶色じゃないか……。多少黄色い部分が混じっているが、それでも「これは何色?」と聞かれたら、絶対に茶色と言ってしまうぐらいだ。

だが、この際色は触れないでおこう問題は味だ。

「皆どうした?食べろよ」

しかし、皆全く手が動かない。

俺は意を決して手を卵焼き(?)の所まで持って行き、掴み近くまで持ってきた。

「それじゃぁ、いただきます…」

俺はそれを口に入れた。

その様子を見た他の3人は俺と同じようにそれを口に入れた。

『…………』

「どうだ?」

『激マズ!!!!』

「えぇぇぇぇぇぇっ!」

「すごく気持ちが悪いわ……」

泉さんは完全にノックダウンだった

「と、取り敢えず水を持ってきてくれるかな…」

秋野さんは指をヒクヒクさせながら水を求めた。

「………」

日笠さんに関してはどんどん顔色が悪くなっていった。

俺もすげぇ気持ちが悪かった。しかしチョコの味があるとは言えなく、何か他の変な味もした。

「瞬!本当にチョコレート入れたのか!?」

「あぁ、入れたぞチョコ。まぁ他にも隠し味も入れたけどな」

それだ!それがこんな気持ちが悪い味を引き起こしたのだ!

「何だ!何を入れたんだ!?」

「それを言ったら隠し味の意味が無いじゃいか」

その言葉を聞いた途端俺の意識は吹き飛んでしまった……。

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