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第130話 パストーレとの激闘 13

 ーーーカイト視点ーーー


 バルセとボゾゾがパストーレの船を奪いに向かった


 シャルスがバルセに伝令を頼まれて、ペルールまで向かい

 3日で帰ってきたのは驚いた……普通は早くても1週間はかかるのにな……


 さて、バルセ達が船を奪うまで、俺達もボーとしている訳にはいかない


「これから定期的にパルンを攻める」


 俺がそう言うと


「えっ? 戦うの?」


 とアルスが聞いてくる


「ああ、このまま包囲するだけだと、俺達がパストーレの策に気付いたと勘づかれる可能性がある、バルセが船を奪うまで、俺達はパストーレの策に気づいてないふりをするんだ」


「しかし、攻めても籠城されてたら一方的に被害が出ませんか? 投石器が厄介ですが?」


 ゲルドが言う


「ああ、大軍で攻めたらな……しかし投石器も万能じゃないんだ」


 俺は軍議用の机に駒を置く

 この駒はサーリストの世界にある『パッスル』というテーブルゲームの駒だ

 まあ、チェスみたいなものだ

 歩兵、騎馬兵、弓兵に将、そして王様

 ある程度の種類があるから、こうして軍議に使えたりする


 俺は駒を1ヶ所に纏める


「投石器はこんな風に、大軍が攻めてきた時は相手に損害を効率的に与えられる、素早く動けないからな、動けたとしても端の連中しか逃げ切れない」


 俺は駒を分散させる


「しかし、こうやって散らせると、先ず標的が多いから、どの部隊を狙えばいいのか相手を迷わせる事もできるし……岩が飛んできても素早く移動して避けれるだろ?」

「岩の軌道を予測しないといけませんね」

「そこは弓兵とかに見てもらおう、彼等ならある程度の予測は出来ると思う」


 矢の軌道とか読めるしな

 まあ、それでも他の奴よりマシってレベルだろう


「被害が出ないのが1番だが……全く無傷でいるのは無理だろうな……」


 絶対に犠牲者が出てしまう……

 本当はそんなの望んではいないけど……


「甘いだけじゃ……勝てないからな」


 流石に非情とは思われないだろうが……

 まあ、犠牲が出るのを仕方ないと言う領主の発言だ

 皆の不信を買うだろうな


 俺はそう思ったが


「ヒヒヒ、ならさっさと準備しますかね」

「そうですね、50人ずつの騎馬兵で出ますか?」


 先ずはブルムンとペンテリウスが動き出した


「よし! んじゃ僕もやるかな、シャルス手伝え!」

「はいはいっと!」


 ユリウスとシャルスが動く


「兄さん、僕達も行ってくるよ、ルミル手伝って」

「はい! レムレ、カイト様の護衛は任せたから!」

「うん!」



 アルスとルミルも出ていく


「では、小生も動きますか……マリアット」

「おっし! 任せな!」


 ゲルドとマリアットも動いた


「……皆、アッサリと受け入れてくれたな……」


 反対の意見が出るかと思ってたんだけど……


「他に打つ手がありませんからね」


 ルーツが、物見の作った周囲の地図を見ながら言った


「人でなしとか言われるかと思ってたんだが……」

「こんなことで言うわけないじゃないですか」


 はっ、とルーツが『何言ってんの?』って感じで笑った


「カイト様、正直まだ甘い方ですよ?」

「そ、そうなのか?」

「えぇ、ベルドルト様ならこんな時は……『私が突き進む! 全員ついてこい!!』とか言って犠牲を気にせず突っ込みますよ」


『まあ、それもそれでありですけどね』っと言いながらルーツは地図の確認に集中しだした



「カイト様、僕達はどうしますか?」

「ああ、俺達は……そうだな」


 将が8人も出るんだ……各々が50人の少数で動くと考えたら……

 うん、充分だな


「俺達は待機だ、だけど……陣からパルンを見よう……岩が何処から飛んでくるのか、何ヵ所から飛んでくるのか、それを確認しておこう」


 投石器の位置と数を確認しよう



 ・・・・・・・・・・


『うぉぉぉぉぉぉ!!』


 兵達の咆哮


 8つの部隊に散りながら突撃するオーシャン軍


「……上手くやってくれよ」


 俺は皆の無事を願いながらパルンを見る

 手には望遠鏡……岩が飛んだら、その場所を見る!



「あっ! 出ました!」


 岩が2つ飛んだ

 門の側の外壁の上……門を挟むように置いているのか?


 俺は望遠鏡を見る

 兵士達が動いているのが見えた



 ドスン!

 ドスン!!


 岩が着弾する音

 望遠鏡から目を離し、岩を確認する


 岩は誰もいない所に落ちていた

 部隊には全く届いていない


「まだ投石器の使い方に慣れてないのか?」


 射程距離がわからないのか?

 それとも調整が上手くできなかったのか?


「あ、シャルスが突っ込んだ」


 隣で()()で見ていたレムレが呟く

 ……本当に凄い視力だな……


「どれどれ? 速っ!?」


 シャルスの姿を見つけて望遠鏡を覗く

 いやマジで速くない? 騎馬兵達を置いていってるぞ?

 ……戻ってきたら兵から離れないように注意しとくかな

 やる気の結果だとは思うが、部隊を纏める将が部隊から離れたら意味がないからな


「あ、また岩が!」

「……同じところからだな」


 俺達は観察を続けた


 ・・・・・・・・


 どれくらい経ったのか……1時間は経ってないと思う頃に皆が戻ってきた


 被害は飛んできた岩の衝撃で落馬した兵が数人軽傷だ

 死人が出なかったのは良かったと言っておく



「どうでしたか?」


 ゲルドが聞いてくる


「皆、いい動きだったと思うぞ? あ、でもシャルスは後で説教な」

「何故!?」


 驚くシャルス


「お前は自重って言葉を知れ! やる気があるのは良いがな……」


 取り敢えず思いっきり説教するのは後だ


「それと投石器だが……数は恐らく2つだろう……門の側の外壁から飛ばしていた……パストーレが隠していなければ、その2つだけだろう」


 今はな、もしかしたら新しく造るかもしれないがな


「ヒヒヒ、それなら今度は3方から攻めますかね! 北と南と西から!」


 東には港があるから無理だしな


「多分、投石器は北と南にも置いてるでしょうね」


 ルーツが言う

 そうだよな、西だけ置いていたって意味はないからな



「それなら北と南にも2つずつあると仮定して……」


 ペンテリウスが地図を見て考える

 そして……


「あれ? これって岩を全て飛ばさせれば無くなるんじゃないんですか?」


 そう言った


「その時は岩以外を飛ばすんじゃね? 瓦礫とか」


 ユリウスが言う


「弾切れを待つのは無しですね」


 レムレが言った


「なら、これからやることは、パルンを攻めてバルセの手助けをすることだ……長丁場になると思うから……皆、覚悟していてくれ」

『はっ!』


 頼もしい返事が返ってきた


 ・・・・・・・・・・・・


 そんなこんなで1ヶ月

 俺達は攻めるが攻めきれずに撤退する

 そんな(てい)で動いた


 まだ1ヶ月……

 もう1ヶ月……


 どう思うかは個人で違うだろう


 将達はまだ元気だが、兵達には疲労が見えた

 士気が下がり始めた……


 宴会でもして騒いでも……限界がある


「……まずいな……」


 俺はテントで頭を抱えていた

 このままだともって後1ヶ月程度かもしれない


「今まで、こんな風に時間をかけたことがありませんでしたからね……」


 ルーツが言う

 少なくとも俺の代では初めてだな

 今までは数日で打開できてたし……


「新兵達なんて完全にだれてますね」


 そうなんだよ……前から居る兵達はまだ大丈夫なんだけど

 新兵達がな……やる気出させないと……


「嘘でもバルセの策が成功したって言うか?」

「それ取り返しつかなくなりますよ?」

「だよな……」


 あーあ……どうするかなぁ


「カイト様!! や、やった!! やりましたよ!!」

「うぉ!? ユリウスどうした!?」


 ユリウスがテントに駆け込んできた


「ユリウス様! 落ち着いてください!」


 そしてティールが入ってきた


「ティール!?」


 バルセの援護に行った筈のティールがここに居る

 それはつまり……


「報告しますカイト様……バルセ様の策は成功しました、パストーレの船を3隻全ての奪取に成功しました」


 それを聞いて……

 俺のテンションは最高潮になった


「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!! よくやった!!」

「っと! 落ち着いてください!」


 俺は思わずティールの手を握って振り回していた


「あ、すまん」


 俺は手を離す


「ティール、船を奪ってからどれだけ時間が経った?」

「3日ですね、私とメビルト殿は途中で下船して報告に」

「メビルトも戻ってきたのか、バルセとボゾゾはメイデル港に?」

「はい、船を港に預けてから、こちらに向かうと」

「わかった!」


 3日か……それなら奴等も動くはずだ……


「よし、ルーツ! 将達を集めてくれ! あ、メビルトは休ませてやれ!」


 勿論ティールもな


 ・・・・・・・・・・


 将達が集まる


「諸君! バルセとボゾゾ……そしてティールとメビルトがパルンの船を奪取した!」

『おおおおっ!』


 周りの兵が歓喜の雄叫びをあげる


「ティールの報告で、船を奪ってから3日経っている! そろそろ奴等も動く筈だ!!」


 まあ、今は動かなくても兵糧が無くなれば動かなくてはいけなくなるがな!


「あ、あの!」

「んっ? どうしたペンテリウス?」

「パストーレが要請した筈の援軍はどうなったんですか? オーシャンは大丈夫なのですか?」


 不安そうなペンテリウス

 まあ、そうだな……俺はレリスなら大丈夫だと思ってるが……ペンテリウスとかのカイナスの人間はそんなの知らないよな


「ああ、俺は大丈夫だと思っている……レリスは頼りになる男だ」

「しかし……」


 うーん……信じられないって顔だな……


 ルーツとかに説得を任せるか?


「失礼します! カイト様!」

「んっ?」


 兵士がやって来た


「オーシャンからの文を持って参りました!」


 そう言って兵士は文を差し出す


「私が……」


 ルーツが受け取り


「……ふむ、間違いなくオーシャンの文ですね……印もあります」


 調べてから俺に渡す


「なになに?」


 俺は封を切り、文を読む

 レリスからだな


「…………はは! やっぱりレリスはやってくれたな!!」


 読んでいたら笑えてきた

 レリスを信じて正解だったな!


「何て書いてあるの? 兄さん!」


 アルスが近付いてきた

 俺は文を渡す


「えっと……『パストーレの援軍は予測済み、既に対策済み』」

「!?」


 ペンテリウスが驚く

 マリアットとかも驚いてるな


「『西方は橋を破壊して時間を稼ぎ、南方はベススに協力を要請し……モルスを援軍として向かわせている』」

「なっ? 言った通りだろ?」

「そ、そのようですね……」


 西方地方と繋ぐ橋……あれが無くなると西方との行き来は時間がかかるからな

 少なくとも半年は時間が稼げるな


 そして南方はベススが防いでくれる……ナリスト達なら止めてくれる

 それにモルスも加わっているなら安心だ


「それとレリス様から伝言が」

「んっ? 何だ?」

「『貴方様の後ろは、私が護ります』 だそうです!」

「ああ、わかった!」


 本当に……頼りになる!!


「よし! 俺達の背中は護られてる! パストーレをさっさと攻略するぞ!!」

『うぉぉぉぉぉぉ!!』


 下がり始めていた士気が最高潮に達した


 勝てる……勢いは間違いなくきてる!!


 ・・・・・・・・・


 それから2日後


 俺達は軍を編成して進軍する

 パルンを攻める第1軍団

 本陣を守る第2軍団だ


 第1軍団は大将にゲルド

 副将にメビルトだ

 更に

 アルス

 ルミル

 レムレ

 ユリウス

 ティール

 シャルス

 マリアット

 等の若手の将を中心とした軍団だ

 兵数は100,000人


 残りは俺と一緒に第2軍団として本陣の防衛だ


「じゃあ兄さん、行ってくるね!」


 元気に言うアルス


「……あ、アルスちょっと待て!」

「んっ?」


 俺はアルスを呼び止めた


 本当はアルスは俺と一緒に第2軍団に編成したかった

 しかし、本人が強く希望してきたから第1軍団に編成した


 アルスが強いのはわかっている

 でも……それでもやっぱり心配なんだ


「…………」


『気を付けろよ』

『無理はするなよ』

『逃げていいんだぞ』


 そんな事を言おうとした……言おうとして呼び止めたんだ


 だけど……


「兄さん?」

「あ、いや……」


 振り向いたアルスは強い目をしていた

 昔みたいに俺に構ってもらおうとする幼い眼差しではない

 もう立派な戦士の眼差しだ


 そんなアルスに……弱気なことを言うのは間違っていると思った……

 俺が言うべき事は……


「勝ってこいよ! 期待している!」

「!? ……うん、任せて!!」


 アルスは嬉しそうに馬に乗って駆け出した


「……」

「カイト様……陣内に戻りましょう」


 ルーツが声をかけてくる


「……ああ……ルーツ、なんか……悔しいな……見送ることしか出来ないのって」

「それは違いますよカイト様、我々は彼等の背後を守るのです、これも立派な戦いですよ」

「……そっか、そうだな」


 よし、俺も皆が戻ってくるまで頑張るかね!!



 ・・・・・・・・・


 ーーーアルス視点ーーー


 期待している……

 兄さんはそう言ってくれた


「…………」


 凄く嬉しい、身体が震える

 もう僕は戦えるんだ……

 兄さんの力になれるんだ!!



「おっ! パストーレの連中が出てきたぞ!!」


 ユリウスの声

 僕は前を見る


 パルンの門が開く

 そしてパストーレ軍が出撃してきた



『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』


「奴等も必死だな……」


 ゲルドが呟く


「皆聞けぇ! バルセ殿の活躍でパストーレの連中は漸く引きこもるのを止めた!! しかし、我々が敗れればそれも水の泡だ!! 必ず勝利を掴む!!」


 突撃してくるパストーレ軍

 こうなったら策なんて無い

 力と力のぶつかり合い……乱戦だ


「勝つぞぉぉぉぉぉ!! 突撃ぃ!!」

『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』


 僕達も突撃を開始する


 少しずつ迫る両軍


 そして…………



 ガキィン!!

 ゴッ!


 ヒヒーン!!

 ザシュ!!


 ウォォォォ!!

 ガァァァァ!!


 交戦した

 様々な音や声が飛び交う


 僕も目の前のパストーレの兵を槍で突き殺す

 飛んでくる矢を避けて近くの敵兵を殺す

 戦場では一瞬の油断で死ぬ


 だからずっと周囲を警戒する

 広い視野を持て……それが僕がオルベリンから教わったことだ!!



「はぁぁぁ!!」


 いつの間にかユリウスやレムレ達の姿が消えていた

 戦ってるうちに離れたみたいだ


「でりゃあ!」

「がふ!」


 でも気にしない!

 皆なら大丈夫だ!

 僕は戦うことに集中するんだ!!



 ゾクッ!


「っ!?」


 悪寒が走る

 咄嗟に頭を下げる


 ヒュン!


 僕の頭上を何かが通りすぎた


「ちっ!」


 そして聞こえる舌打ち


「あっぶな!?」

 僕は思わず呟く


 そして前を見る

 そこには男が立っていた

 剣を持った男だ……見ただけで将だとわかる


「貴様! 何者だ!」


 僕は叫ぶ


「そうだな……ここは戦場だ、名乗りあげる必要があるな……俺はマーレス……聞き覚えがあるだろ?」

「貴様がマーレスか!!」


 パストーレで最強の将!!

 シャルスを斬った奴か!!


「お前は? さっさと名乗れ若造」

「むっ……僕はアルス……アルス・オーシャンだ!!」

「オーシャン? カイト・オーシャンの身内か?」

「弟だ!」


 僕が叫ぶと


「そうか……そうかぁ!」


 ニヤリとマーレスが笑った

 とても不気味な笑みだ……獲物を見つけた獣のような……


「外れかと思ったが……カイトの弟なら当たりだな……貴様を捕らえれば大手柄だ!」


 そう言って一瞬で僕の目の前に跳んできた


「!?」


 ギィン!


「うわぁ!」


 咄嗟に槍を動かしてマーレスの剣を防いだ

 しかし、僕は落馬してしまった


「くっ!」


 すぐに体勢を立て直す


「さて、若造……俺とお前の一騎討ちだ……お互いに地に足をつけて戦おうか!」


「挑むところだ!!」


 ギィン!


 僕の槍とマーレスの剣がぶつかり合った



 ・・・・・・・・・・


 アルスがマーレスと交戦した時

 戦場では他の将達の戦いが始まっていた



「ティール!! 先ずは貴様からだ!!」

「ペンクル! 生きていたか!!」


 ティールVSペンクル



「貴女をオーシャンの将とお見受けします! いざ尋常に勝負!!」

「良いよ! 負けないから!!」


 ルミルVSレスト




「貴方が相手ですか……やりにくいですね」

「そうか、手加減はしないぞ?」


 メビルトVSユルクル



「オーシャン! 父上の仇!!」

「頭に血が昇ってるな……少し相手してやるか」


 ゲルドVSガイルク



「猫が相手かよ!」

「舐めるなよ!!」


 シャルスVSナルール



 そして……


「なんじゃ? バルセの所の若造が相手か」

「……お前が……ブライだな!!」

「いかにも、ふむ、まあよかろう……さっさと終わらせてカイト・オーシャンを攻めるとするか」

「僕じゃ相手にならないって思ってるのか!」

「貴様じゃ儂には勝てんよ、未熟者が」


 明らかな挑発


「くっ!」


 冷静でいようとするユリウス


「未熟者……だったら!」

「むっ!」


 ブライに向けて放たれる矢

 ブライは矢を剣で斬り落とす


「2人で挑んでも卑怯じゃないですよね?」

「レムレ!?」

「手を貸すよユリウス」

「だけどな……」

「卑怯とか言わないでよ……勝つのが優先! オルベリンさんから教わったでしょ!」

「……そうだな! 頼むレムレ!」


「ふむ……少しは楽しませてくれそうだな」



 ユリウス&レムレVSブライ




 パストーレとの決戦が始まった







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