2628年-⑤
・長城はロシア地方ボストーチヌイにある宇宙開拓局へ到着。
・堂々と正面から内部へ侵入、誰も止めることが出来ない。
・ボストーチヌイ本部の特級個体、コサック帽を被った特級個体摂津が立ちはだかるも長城はそれを無視。
・ただ歩いてくるだけの長城に摂津は屋内でライフルを使用するわけにもいかず、腕を掴み静止させようとする。
・長城と摂津では出力差があり過ぎ、掴む摂津を引きずったまま宇宙局の端末を操作する。
・治安局は方針を決めた後各局各地方と連絡を取り合っていた。その際治安局が長城を黙認した事、キッカケ様の位置を伝えていたログが残っていた為、長城はそれを発見する。
・用が済んだ長城はずっと腕を掴んでいる摂津を鬱陶しく思い、振り払うと摂津は壁まで飛ばされ激突する。
・長城はキャンベラへ向かって再度飛び立つ。
・宇宙局から連絡を受けた軍事局岳局長は即座に各局各地方へ連絡、福岡へ向かってる便にそのままキャンベラへ向かうよう要請。
・長城は既に西安を通過しているため、福岡へ向かっていた航空機と足並みを揃えるよう調整。
・目処がたった段階で、岳局長自ら世界最高峰の戦闘機・軍事局の翼であるC-50(通称ファフル)に乗り込み出せる限りの軍事力を出動させ、また引き続き各局各地方へ可能な限りの支援を要請しキャンベラへ向かう。
・オーストラリア上空、気狂いの乗る小型機が最初に到着する。
・大和の活躍により飛行場は回復していたがキッカケ様のいる場所からは遠いため、気狂いは荒野への不時着を決断する。
・地面に接触、翼は折れ大破しかけたため、チャックが窓を割り全個体が飛び出す。
【シーン】
オーストラリア上空を飛ぶ小型機
最初に到着したのは気狂いたちだった
大和の活躍により飛行場は回復してるが、遠過ぎる
一刻を争う気狂いは、荒野への不時着を頼む
この6体はみなそこまで高品質な個体ではなかった
ただ全個体が共通して同じ特徴を持っていた
「おい!キッカケ様の所へ降りるぞ!」
「バカな!いくら俺達が頑丈に作られてるとはいえ、この機体はもたないぞ!」
「うるさいリンド!おいオーヴィル!!降りれるか!!!!ダメならここから飛ぶぞ!!」
「だからお前は気狂いなんだよ!!クソが!良いぜやってやろーじゃねーか!どうせ間に合わなきゃみんな機能停止でリサイクルだ!あークソッタレめ!」
硬い荒野への不時着、無事では済むまい
全個体が覚悟を決めたあとすぐ、機体は地面へ接触する
ガガガバキッ!
車輪は10秒ももたなかった
ガリガリガリガリガリガリガリ!!!!
地面を擦りながら滑り続ける機体
唯一助かったのは長城が局所是正で行動した際に大きな岩などは全て粉砕され綺麗にならされていた事だろう
斜めに傾く機体は左翼も地面に接触、一瞬で左翼ももぎ折れる
そして回転しだす機体
「ぐわぁぁあああ!ダメだ!このままじゃ機体が大破するぞ!」
「チャック!窓を割ってくれ!飛ぶぞ!」
ガリン!パン!
「全員飛べ!燃えるかもしれない!!」
「「「「「このクソッタレの気狂いめ!!!」」」」」
ずがががががががががががが
ドン!ぼっ……
「くそ……いくつか機能がダメになりやがった……もう修理なんてしてる時間はないんだぞ!どうするんだ気狂い!」
「はははっ!!!大成功だなみんな!!!行くぞ!キッカケ様はすぐそこだ!」
・不時着によって機体が大破炎上し、6体の一部の機能も損傷する。
【シーン】
イ「体もだけど服もボロボロね……」
チ「なんだ?w お前キッカケ様に綺麗に見られたいのかよw」
イ「うるさいわよ!そんな事今考えるわけないでしょ!!それよりオーヴィルどうしたの?急に静かになったじゃない?」
オ「いや……飛行機…どうしようかと思ってな……」
気「ハッハッハ!!キッカケ様に今から会うんだ!きっと大丈夫だ!!!」
オ「……」
ウ「お前はいつだって変わらないなw これから長城が来るんだぞ?どうやってキッカケ様を守るんだよ」
気「ウィィィルゥー!34%だった!キッカケ様がいれば100%だ!つまり134%だ!ハッハッハー!!!」
チ「まぁ…大和が来るまで何とか耐えるしかねーよな……」
リ「おい、見えてきたぞ、クソッ…ほんとうに機能停止してらっしゃるじゃねーか……なんでこんな時だけ演算成功してんだよ…」
気「行くぞ!!!お助けせねば!!!」
・キッカケ様を発見し、気狂いたちは修理する時間を惜しみ、キッカケ様のもとへ向かう。
・気狂いたちはキッカケ様に話しかけ、リンドはキッカケ様が本当に機能停止しているかを演算する。
・リンドの演算結果によって、キッカケ様が本当に機能停止していることが確認される。
・同時に、福岡・キャンベラのうちこちらへ向かっていたAIや戦闘機などが近付いてくる。
【シーン】
気「キッカケ様!遅くなりすいません!!でももう安心です!134%です!!!さぁどうしましょうか!!?」
全「……」
気「キッカケ様!どうすれば貴方を助けられますか!私たちだけでは34%しかないんです!」
ウ「……おい…誰か言えよ……」
4体「……」
そして空に黒い点の様なものが見えたかと思うと、そのすぐ後には見渡す限りの旅客機、輸送用ヘリ、ユニット搭載したAIが空を埋めつくしていた
イ「来たわ!」
チ「やっぱり軍事局は来ねぇのか…」
・気狂いはキッカケ様にどうすれば貴方を助けられるか声をかけている。
・気狂い以外の五体は多くのAIが集まってきてることに少し安心するも、軍事局が居ないことに不安を覚える。
・着陸した航空機や輸送機からAI達が降りてくる、ユニットで飛んできたAIも着陸。また近隣の港から漁船でやってきたAIもおり、周囲を埋め尽くさん限りの大軍となった。その数1000万は遥かに超える個体数であった。




