プロローグ30
皆で雑談をした。
「ねえちょっとこっちに来て」
シヴィが話しかけて来た、
何だろう?聞かれたらまずいのか?
流石に命の危険は感じないが、まさか自己紹介して貰ってない人間に呼び出されるとは、
薄い水色の髪と水色の目瞳孔は濃い青、
見かけは冷たいクールな感じだが、
何となくだが人一倍熱い女の様な気がする、
まあ、只の勘だが、
「ねえ、アナタは地球の日本人なんでしょ?」
「うん、そうだけど」
「日本の天皇家って知ってる?」
「ああっ知っているよ」
シヴィが何を言いたいのか分かった気がする。
「天皇家のようにはしないの?」
うん、それも考えたことはある、
日本の天皇家っていうのは日本の王族のことだ、
ただし普通の王族のような形態はしていない、
普通の王族は、王を中心にした政府、
悪く言えば王が好き勝手出来る国の作り方だ、
日本の天皇家は天皇を中心にした政府ではない、
天皇はあくまで象徴、
天皇陛下だからと言って日本を好き勝手には出来ない。
ただし権威はものすごく高い、それこそ日本に留まることをしらない、
つまりシヴィはルーナを神として扱うが、政治(ルナの生き物がいる星1)には関わらせない方針にしないのかと聞いている。
「しない」
「そう」
「俺がしたくない」
・・・・、
「そう・・ならいいわ」
オルディアが目を覚ました。
また気を失われても困るからちょっと強気で本来の姿になってと言った。
オルディアが本来の姿になった。
7人の天使の翼がある重騎士が現れた。
・・・・。
手には7人7様に武器を持っている、
大斧、大剣、ハンマー、大弓、大盾に棘付き棍棒、大盾に馬上槍、大盾にモーニングスター、
・・・・、
馬上槍は某有名狩りゲームの様なランスだった。
頭と顔を完全に隠すあの騎士の兜をしているので顔が全く分からない、
「ちょっとその兜というかフルフェイス取って顔見せてよ」
恥ずかしそうにしてフルフェイスを取った。
そこから出て来たのは、金髪の坊主頭の美女、
駄目だ笑いそうになる。
正直筋肉質のおっさんが出てきてもおかしくない状況、
なのに顔が可愛い美女、だけどボウズ。
完全に笑ってはいけない上級編。
堪えろ、ここで笑ったら絶対傷つく、堪えろ俺。
だがここでシヴィがとんでもないことを言いやがった。
「スキンヘッドのおっさんが出て来ると思ったわ」
「ぐっふっ」吹き出してしまった。
吹き出しただけでは止まらず少し・・いや、結構笑ってしまった。
オルディア達が泣きそうになってる、
ってか3人はもう泣いている、
ほっとけば全員に移る、
早くフォローしないと。
どうする・・フォローのしようがないぞ、
逆だ逆に考えるんだ、
「オルディア・・なんで俺が笑ってしまったか分かるか?」
オルディア達は分からないという顔をしている。
「オルディア・・お前の姿は白いシーツに墨汁を零した様に、ショートケーキなのに味噌味の様に、滑稽だからだ」
ちょっと貯めて、
「オルディアは自分を理解していない、お前は美人だ、だがその美人をお前は何一つ理解していない、だから滑稽に映り笑われる、お前は自分の美しさを理解しなければならない」
「今度会う時にはそれを見せて貰う、楽しみにしているぞ」
どうですか・・ユーナさんうまいフォローでしょ?とユーナを見たら。
物凄く、頭を押さえている、
「はぁっ・・」ってため息が聞こえてきそうだ、
失敗ですか・・そうですか・・じゃあフォローお願いします!
しかし何故天使の様な翼が生えてるんだろう?
オルディアって土神だよな?
なのに天使の様な翼、どう考えても戦乙女ヴァルキリーだよな?
それで土神っておかしくないかい?
普通そこは天神とか風神とかでしょ、
ところで急に話は変わるんですがいいですか?
「オルディアはどこにいるの?」
7人の中にオルディアさんが見当たらないんですが?
「はい?」
いや、はい?じゃなくオルディアさんが居ないよね?
「目の前にいますが」
いや、居ないぞ?・・全員似てはいるが少しずつ違う、何より髪の毛の色・・おいまさかそんな細かい変化なのか?
髪の毛の色が金髪になって、身長も少し変わって、顔も少し変わってで・・わかるか!
ルバムの様に明らかに変わればあれがルバムです、で、それで覚えれるが、
人間から人間?ちょっと顔を変えてそっくりさん6人入れて、さあオルディアはどこでしょうとか分かる訳が無いでしょ。
「じゃあ、どの子がオルディアなの?」
「はい?皆オルディアですけど?」
「はい?」
「あっ多重人格者なのかオルディアは」
「いえ、人格は一つですけど?」
「どういう事?」
「オルディアは7人に分かれられます」
「その・・オルディアの人格は誰が受け継ぐの?」
「7人全員ですけど?」
「7人全員が同じ考えなの?」
「いえ、バラバラですけど?」
はい?意味が解らない、




