第八十八話 永遠の愛
私は千尋と恋人繋ぎをしながら街の中をプラプラと歩いていた。
「祷、俺こう言うの初めてなんだよね〜。なんかデートとか彼女…的なの。祷はこう言う経験あるの?」
彼女と言われた時は少し照れてしまったが、私は千尋にもっと擦り寄って答えた。
「初めてよ。お互い初めてで嬉しいね!」
「そうだな!」
すると、千尋の本も体を私の方へ傾けて擦り寄って来た。周りからめっちゃ見られるけどなんだか、気にならない…
「ねえ、そういえばさ祷って城の外で住んでたの?」
「そうですよ」
「そっか。じゃあなんかこっちに来た理由とかあるの?」
私は少しどう返したらいいかで悩んだ。良い男を見つけるためと、城下町で住んでみたかったってのもあるし…
「そうですね、色々ですかね。特に…恋愛…恋とかもそろそろしてみたいかなー!なんちゃってーー!」
私は千尋の顔を見ると顔を真っ赤っかにしていた。
そして千尋はビックリして手を離してしまった。
「だ、大丈夫!?なんか心臓がハートマークになって飛び出てるけど!!」
「アハハ!大丈夫大丈夫!!すまんすまん!」
そして、次第に落ち着いた千尋はもう一度私の手をギュッと握りしめた。
そして、頭を掻きながら言おうか言わないかなんだか悩んでいる様子であったが、意を決して言い出すのであった。
「あーあのさ俺、初めて祷と会った日あるじゃん」
「あの時ね。あの時は雪がすごかったわよね」
「そうそう。初めてお前の顔見た時になんか、めっちゃ可愛いって思ったんだよ。実はそのあとお前のこと忘れられなくてずっと探してたんだよね…」
「えぇ…嘘…!?」
突然、何を言い出すのかと思ったらまさかであった。この流れはもしかして…
そして、千尋は立ち止まり、私の両手を握って私の瞳に訴えかける。
「祷、俺と付き合ってよ!」
心臓がドクドクと脈打ち今にも張り裂けてしまいそうであった。それに千尋は畳み掛けるように告白する。
「お前この前、辛い思いしてただろ?だからもう祷に辛い思いをしてほしくないんだ俺は」
私はいい意味で体が硬直して言葉が出なかった。
もう言葉が出せなく、全身もブルブル震えてしまっていたので、私は千尋の胸に飛び込んで、力一杯引き絞って抱きしめた。
バタッ!! ギュュュ〜〜〜!!
そして、私は頭をペコリと下げてはい、と伝えた。確かに、千尋と私は出会って少しの時間しかないかもしれない。
けど、量よりも質…!こんなに短い時間で、こんなに好きって思える千尋はきっと私の最高のパートナーになってくれるはずだわ!
そして、言葉を喋れるくらいまで落ち着いた私はもう一度言葉で思いを伝えた。
「これからよろしく、千尋!一緒にお付き合いしましょう」
「俺こそよろしくな、祷!俺の彼女になってくれてありがとう」
彼と付き合ってもうかれこれ一ヶ月ほどが経過した。別に隠そうとしていたわけではないけれど、付き合っている以上伝えておかなければならないことがあった。
私の秘密…それは私が神様と人間の混血であるということである。だがしかし、永遠と思われた私と千尋の関係も儚く散るのであった…!?
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!!」
と思ったら
下にある★★★★★から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。
色々なアニメや漫画の影響を受けているので既視感があるかもしれませんが、そこも含めて楽しんでみてください!




