第八十五話 仲間がいるよ
私は千尋と離れてから宿まで向かった。すると、向こう側から息を切らしながら私の元まで円香が駆けつけて来たのであった。
タッタッタッタッ!!
「ハア…!ハア…!ハア…!」
私はなんでと思ったが、すぐに分かった。私が家出したと思って心配になって探しに来てくれたんだと。
私の方からも円香に近寄っていった。そして、息を切らして膝に手をかけて下を向く円香に謝った。
「ごめん円香!心配かけちゃったね。あの、私…」
すると、私がまだ全て話し終わっていないうちに円香は私を抱きしめた。
「ちょっと、円香…!?」
円香の顔を見てみるとさっきの私みたいに涙が浮かんでいた。普段はおちゃらけている円香が泣いているとなんだかこっちまで胸が痛い…
「ごめんね!祷!朝、祷が苦しい思いしてたの気づけなかったよ!それに、昨日は私が守るって言ったのに寝ちゃって本当にごめん!!」
円香は何も悪くないのに私のせいでどうやら負い目を感じさせてしまっていたようで、こっちこそ円香に謝りたくなった。
「いや、円香は悪くないんだよ。大丈夫もういっぱい泣いたからもう安心して」
そう円香の耳元で囁きながら、円香を包み込んだ。
「お家に帰ろう、円香。朝ごはん食べてないからお腹空いてきちゃったよ!」
私がそうやってニッコリと笑うと円香も安心したのかニッコリと笑い返してくれた。
そして私は再び、今度は円香と手を繋いで帰っていくのであった。
私が円香と共に部屋の中に入ると、そこには私のことを心配して待ってくれていた泉奈さんたちが居たのであった。
そして、私をみるやすぐに泉奈さんは私の元に駆け寄って来て抱きしめてくれた。
ギュッ〜!
「大丈夫だったのか?祷」
我が子の身に起こったことを心配する母のように彼女は私の目を見て心配してくれた。でももう私は大丈夫…
そして、少し気まずいと思ったのか円香に泉奈さんの友達もこの部屋から出て行った。
「もう大丈夫ですよ。ごめんなさい心配をかけてしまって…」
「良いんだよ!私こそごめんね!辛い時に守ってあげれなくて。今日からはずっと祷のことを守るからね」
そして、私はそこで一つあることを思い出してしまった。背中を洗った時の痕…それに、母主様に嫌悪感を示していた理由…
「あのー、泉奈さん?もしかしてこの前、体を洗った時の痕って…」
「そうだよ。だから、私たち誰よりも祷の気持ちわかるよ!だから、辛い時はいつでも私らに頼ってね。それともう、一柱にはさせないからね!!」
そして私は泉奈さんに連れられて、みんなと共に晩御飯を食べるのであった。
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