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ラブラブ♡人生ゲーム4

いつも読んでくださってありがとうございます!

『ラブラブ♡人生ゲーム』

ルール

1、所持ポイントが一番多い人が優勝

2、人数は最大8人まで

3、ルーレットを回して出た目の数だけ進む

4、マスの指示には絶対に従うこと(従わなかったらその時点で最下位決定)

5、勝者は最下位に対して、なんでも一つお願いできる(破ることは許しません)

6、修羅場展開は創作者冥利に尽きるので、どんどんお願いします(笑)


現在順位

1位和葉 5ポイント

2位翔子 4ポイント

3位ゴリ 2ポイント

4位伊織 1ポイント

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺はルーレットを回した。翔子は俺の胡坐の中、和葉さんは俺の背中、そして、ゴリは俺の右手で恋人つなぎというマジでヤバい状況になっている。

これ以上は勘弁願いたい俺としては、無難なマスおなしゃす!


「え~と10か・・・」

「お~たくさん進めるねぇ~」

「まぁ、そうですね・・・」


進めるかどうかよりも俺にとっては中身が大事だ!さぁ神様!内容を見てみると、


『浮気がバレて修羅場になる。ポイント使って自分に対して継続中のミッションをすべて破棄させる。』


「伊織ぃ~」「伊織先生・・・」「伊織君・・・」


「え?何その目?これゲームだぞ?」


現実とゲームをごっちゃにしないでほしいわ。そもそも現実世界に浮気どころか彼女になってくれる人間すらいないのが現状だ。あれ?何か悲しくなってきたぞ・・・


「そ、それより、このカードの効果は俺に対して継続中のすべてのミッションを破棄させることだから、さっさと離れてくれ」


まさに俺が1番欲しいカードだった。この状況から解放されるならなんでもやってやる!という意気込みでいたので、正直マジでありがたかった。


「ポイントが破棄されたらどうなるんですかねぇ?」

「ミッション失敗になるんじゃね?」

「ゲッ!それだと私たちもポイントがなくなっちゃうじゃん、伊織の疫病神、エロゲ!!」

「疫病神は甘んじて受け入れるが、エロゲは受け入れんぞ?」

「そうなるとミッションの代わりにポイントを支払うことになるのかなぁ?」

「借金カードあるのでおそらくそういうことかと・・・」


すると順位がこうなる。

ゴリ 1位 2ポイント

翔子 伊織 2位 0ポイント

和葉 -1ポイント


「ありゃぁ~一気に最下位に落ちちゃった・・・」

「伊織やっぱりナイスぅ~福の神!エロゲ!」

「前半は受け入れるけど、後半は受け入れねえってさっきいったよな~絶壁」

「次、それ言ったら網走(日本最北端の刑務所)にぶち込む」

「理不尽すぎだよ・・・」


俺の通称徳政令マスは順位を大きく変動させる結果になった。そして、


「それじゃあ、みんな離れてくれ」


俺は前と後ろと手を握っている女性諸君に伝える。さっきから心臓バクバクで冷静さを保つのがとにかく大変だったのだ。そして、


「ま、ルールだしね」

「そうねぇ~、残念・・・」

「え?」


和葉さんが聞き逃せないことを呟いた。もしかして、和葉さんー!


「伊織君が真っ赤っかになるのを我慢しているのを見てるの楽しかったんだけどなぁ」

「あなたもそっち側だったか・・・」


ちくしょう!和葉さんで何度同じことを期待して奈落から落とされてるんだ俺は!馬鹿にもほどがある。俺ががっくりしていると、翔子もゴリも離れていく。

あれ?何だろう。身体が解放されて物凄く喜ぶべき状況なのに、凄く空しい・・・こうなんというか大事なものって失ってから気づくというか・・・

はっ!ヤバい、俺がこんなことを考えていると奴らは俺の考えを読んでしまう!顔を上げると、和葉さんはニコニコ、ゴリと翔子はニヤニヤしていた。


「伊織ぃ~どうかしたぁ?」

「いや別に・・・」


無駄な抵抗だとわかっていても顔を逸らさずにはいられない。ゴリが滅茶苦茶嫌な顔をしていた。さっきまで、機嫌が悪かったくせに今じゃあこの状況を楽しんでやがる。


「分かってるよ。伊織の大好きな私が離れちゃったんだもんねぇ(笑)」

「莉奈のことなんてどうでもいいわ」

「またまたそんなことを言ってぇ~」


ゴリがスマホを取り出す。なんか凄く嫌な予感がする。そして、


「この音声ファイルに見覚えはあるかなぁ?」

「お、おいそれは!!」


ゴリが開こうとしたのは、あの日のやつだ!俺が勘づいて止めようとすると、


「ええ~莉奈さんそれなんですかぁ?」

「私も気になるなぁ」

「大したことは何もしてないですよ?」


この2人が興味を持たないなんてありえなかった。一応俺はとぼけておいたが、このパターンはダメだろう・・・


「これはねぇ、伊織が私に再会した時のものよ」

「ほぉ~それは気になりますねぇ~」

「何を言われたの、莉奈ちゃん?」

「伊織ぃ~止めないのぉ?姉貴と翔子に聞かせちゃうよぉ?」

「もう好きにしてくれ・・・」


多分ここで俺が止めに入ってもその様子を楽しんで結局俺の恥ずかし音声を公開されるのだろう。だったら、心を閉ざすことにした。


「それじゃあ御開帳~あっ、写真付きね」


『俺も、その、寂しかったわ(写真添付)』


俺は耳を閉じようとしたが、和葉さんと翔子に両手を抑えられて殻に閉じこもることを許してくれなかった。


「一応言っておくがな、莉奈も俺の前に同じようなことを言ってるんだからな?」

「記憶にございませ~ん」

「殴りたい☆」

「それよりどうどう?伊織の顔!マジで笑えない?どんだけ私に会えてうれしかったんだよってさ」


ゴリはルンルン気分でそう言っているが、和葉さんと翔子は何か別のことを考えているみたいだった。そして、翔子が


「へぇ~、まぁ確かにこの伊織先生のセリフも中々黒歴史になりそうですが」

「おい」


まぁ全く同意だが。そして、悪い顔をして、


「莉奈さんもこんな音声と写真を残しておくなんて、よっぽど嬉しかったんでしょうねぇ♡」

「は?はあああ////!?」


思いがけないところで反撃。翔子の一言がよほど予定外だったのだろう。ゴリはさっきの勝気な姿勢から、核心をつかれて目に見えて狼狽していた。


「そういえば、莉奈ちゃん。伊織君にあったことを物凄く嬉しそうに話してたよねぇ。しかも、ここ最近では全く見ないような凄くいい笑顔で」

「ち、違う///!伊織もニヤニヤすんな///!」


翔子と和葉さんがゴリをいじり始めた。いいぞもっとやれぇ!いつもいつも俺がいじられると思ったら大間違いだぞ!俺はニヤニヤしながら、ゴリの様子を見ていた。そして、


「莉奈ちゃんは寂しがり屋さんでちゅからねぇ~(笑)」

「~~~~~っ/////////」


今までのすべてを返すつもりでゴリを煽り返す。ゴリが顔を真っ赤にしている。ああ~気持ちい。今までの地獄がこの日のためにあったと考えたらすべてが許せた。


「ほらほらもっと可愛い顔を見せてごらん?」

「伊織ぃ~~~////」


あ~もっとゴリの顔を赤面させたい!俺をいじってくる翔子の気持ちがちょっと理解できてしまった。すると、ゴリが後ろを向いてしまった。


「伊織先生、いい笑顔ですねぇ~(ボソっ」

「本当ねぇ~(ボソっ」


何やら翔子と和葉さんは二人でボソボソと話始めていたが、俺にとっては些細な問題だった。それより、ゴリだ。今日中にすべての恨みを晴らすのだ!


「莉奈ちゃ~ん、こっち向い・・・何してんの?」


ゴリがただ赤面しているのかと思ったら、そういうわけではないらしい。スマホで誰かと連絡を取ってい(・・・・・・・・・・)るらしい(・・・・)


「伊織ぃ」

「お、おう」


ゴリが向こう側を向きながら、少し威圧感のある声で俺の名前を呼ぶ。若干たじろいでしまった。てか、何か嫌な予感がするぞ?


「莉奈、何をしたんだよ」

「ん」


ゴリが俺にスマホを見せつけてくる。それを見て、俺は全身が青ざめた。

===============================================

『おばさん、先ほどはありがとうごさいました!』

『あら、大丈夫よ。息子が必死に隠したものを暴くのって楽しいからねぇ』

『そうなんですね(笑)』

『伊織が私に対して、強く出てくるときは『ま、私は貴方の秘所を知っているけどね』ってニヤニヤするのが最高なのよねぇ』

『わかります(笑)』

『それで、何か用?また新しいブツが必要になったの?』

『それは今度お願いします(笑)ちょっと送りたい画像がありまして』


画像を送信しました。


『あらあらこれは(笑)』

『はい、おばさんが持ってきてくれた『義姉のススメ』をうちの姉貴とプレイしている写真です』

『これは最高ね(笑)主婦間で出てくる話題が尽きてきたから、そろそろ新しい話題が欲しかったのよ』

『お役に立ったならよかったです!』

『我が息子ながら面白い星の下に生まれてきたのね』

『全くです(笑)』

===============================================

そこに書かれていたのは地獄のような文章だった。えっ?まさかとは思うけど、俺がエロゲを買い出してから、妙に怒られることがなくなったのってそういうことなの?

今までの母親の言動、そして、不可解な謎の行動がすべてハマった。


「くっくくう~伊織、先生(笑)可哀そうすぎです(笑)」

「クスクスクス・・・ダメ、我慢できないよぉ(笑)」


そして、母親に俺のエロゲ実況を送った張本人(ゴリ)


「ヤバい、我が幼馴染ながら最高過ぎ(笑)」


横を向いて腕で笑い声を押し殺しているが、普通に漏れ出ている。俺はママンの真実と、さっきのエロゲを和葉さんとプレイしていたところ。そして、これからご近所さんにネタとして扱われる未来を想像して地獄に落ちた気分になっていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁい、それじゃあ私の番ですねぇ、それ!」


俺が灰になっていることなど丸っと無視して、翔子が次のルーレットを回す。


「ええ~と6ですねぇ~、ええ~と何々ぃ?『好きな人にキスをする。ミッションクリアで5ポイント』こ、これは///」


翔子は両頬を抑えていやんいやんして俺の方をずっと見ている。その視線に気が付くと翔子は視線を逸らし、また俺が逸らすとこっちを見ていた。


「翔子・・・その無理にやらなくてもいいと思う・・・ぞ///?」

「いえ・・・ポイントが欲しいですし///それにそろそろ決めたいなって///」

「え?」

「私が本当に好きな人に気持ちを伝える良い機会かなと///」

「翔子、お前・・・」

「その、目を閉じていただけますか?///その初めてなので///」

「いや、けど///」


俺はゴリと和葉さんの方を見たが、


「あわわぁ///お、大人だねぇ///最近の大学生って///」

「あ、姉貴だってたくさん彼氏がいたんだから、そういうのを経験したでしょ///?」

「わ、私はまだ何も///って伊織君の前で何を言わせるの!///」


和葉さん、キスもまだなんですね。良かったぁ。されてたら俺はここの窓から飛び降りて自殺するまであるわ。そんな風に現実から目を背けていると、


「先生・・・こっちを見てください///」

「しょ、翔子///」

「目を閉じて・・・・///」

「え?マジなの・・・?」


俺は目を閉じた。翔子の息遣いが凄く近くに感じられて、まっすぐに俺の方に向かってくるのがわかった。俺たちは教師と元生徒の関係だ。そういうのは良くない!と告げようと思ったのだが、口が開かない。あ~母ちゃん、俺は一歩大人の階段を登ります!


ちゅっ


唇が触れる音がした。翔子がキスをした音だ。


ただし、俺ではなくゴリの方(・・・・・・・・・)からだ(・・・)


「え?」


俺は茫然としてしまった。さっきまで翔子が俺の方に来て、そのまま俺にキスをする流れだったはずだ。え?どういうこと?俺じゃなくてゴリ?さっきまで完全に匂わせがあったよな?どういうことだ?


「好きな人にキスなので、異性かどうかは(・・・・・・・)問われてませんよ(・・・・・・・・)?なので、大好きな莉奈さんにキスしちゃいました♡」


翔子はゴリの頬にキスをした。


「翔子ぉ~」

「キャッ♡莉奈さんったらぁ」

「離すもんですかぁ!この愛い奴めぇ~~~」


俺は目の前で繰り広げられる百合空間を虚ろな眼差しで見ていた。そして、ひたすらイチャイチャし終わった後に、翔子はこっちを見て、


「あは♡先生ぇ?何か期待しちゃいましたぁ♡?も・し・か・し・て、伊織先生のことを私が好きだと勘違いしちゃったりしましたぁ?すいませんねぇ(笑)残酷な夢を与えちゃって♡」

「・・・・死にたい」


俺は人生最大の勘違いをしてしまったらしい・・・そりゃそうだ。なんで翔子が俺のことを異性として好きだと錯覚していたんだ・・・阿呆すぎる・・・さっきまで先生と元生徒がなんて考えてた俺をぶん殴りたい気分だった。


「い、伊織君大丈夫?」

「和葉さん・・・?」

「その私じゃこれくらいしかできないけど・・・」

「え?」


和葉さんは俺の頭を撫でてくれた。


「あの和葉さん・・・?」

「イイ子イイ子、伊織君はいい子だよぉ。だから早く元気になろうねぇ」

「ママ・・・」

「私はママじゃないよぉ」

「す、すいません///」


俺は和葉さんに頭を撫でられて、うっかりママだと勘違いしてしまった。ただ困ったようにクスクスと笑うその顔は母性そのものだった。ちなみにうちのおかんは悪魔だからな。ママではないのよ。


「むぅ~面白くないですねぇ~」


翔子が俺の方を見て面白くなさそうにしていた。知ったことか!


「うるせぇ、俺の純情な心を弄びやがって!この悪魔!」

「失礼な!童貞に夢を与えた女神じゃないですか!サンタクロースと呼んでください!」

「ど、童貞言うな!赤い悪魔の間違いだろ!」


俺は和葉さんに撫でられているので、翔子に強く出ることができた。やっぱり年上の優しいお姉さんって偉大だわ。生意気な翔子(元教え子)にも強く出れるぜ!


「全くぅ~っつぅ足が・・・!」

「っ!!!危ね!」

「伊織君!?」


翔子がゴリの元から離れようとしたときに足がしびれてこけかけた。ギリギリのところで翔子の頭が地面にぶつかるのは防げた。和葉さんは突然俺が動き出したから驚いたようだった。


「大丈夫か・・・?」

「いてててて、あ、はい、大丈夫で、す////!!?」

「!!!!」


柔らかいものが俺のおでこに当たった。プニッとしていて、少し湿気を含んだようなそんな感触だった。直接的に言うと、翔子の唇が俺のおでこに当たっていた。


「「っ~~~~////」」


俺と翔子はすぐに起き上がって、お互いに正座になった。そして、永遠にも感じられそうな5秒間の後、俺は、


「そ、その、今のは事故だからな////!」

「!そ、そうですよね///事故です!////」

「だ、だよなぁ///!そ、それでケガはないか///!?」

「いえおかげさまで全く///!」


俺たちは全力で今あったことをなかったことにしようとして、語気が強くなった。俺も翔子も今の恥ずかしすぎた。事故とはいえ、キスを・・・俺の額にはまだキスの柔らかい感触が残っていた。


そんな俺たちの様子を見ている2人の影があったが俺たちはその視線に気が付かないほど、今のキスに動揺していた。


「私のファーストだったのに///(ボソ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そ、それじゃあ続きをやりましょう!」

「そ、そうだな!」


翔子と俺はかろうじて人と面と向かって話せるくらいには回復していた。ゴリと和葉さんはそんな俺たちを何か探るような不思議な視線で見ていたが、そんなものを識別できるほど、俺たちには現在余裕がなかった。


「・・・まぁいいけど」

「翔子ちゃん、いいなぁ(ボソ」


そして、その後も同じように全員が全員恥ずかしいような(主に俺が)思いをしながらゲームを進めていった。


「こ、これはヤバいゲームだねぇ///」

「姉貴の言う通り///」

「私もここまで削られるとは思いませんでした///」


和葉さん、ゴリ、翔子が全員恥ずかしいとか言っているが、俺はそれ以上に恥ずかしいのだ。だって、このゲームってほとんど異性とセットでミッションという名の罰ゲームが行われるから恥ずかしさは4倍くらいある。


次は俺の番、頼むからもうこれ以上恥ずかしい思いをさせないでくれ!

俺はさっきから全く持って願いをかなえてくれない神様に願った。


「ええ~と9か・・・あっ結婚マスだ」

「「「っ」」」」


なんか空気が重苦しくなった。なんだろう。凄く読みたくないんだが・・・


「何々~『結婚おめでとう☆好きなプレイヤーを隣に乗せよう!選んだパートナーとはポイントが共有資産になるよ!みんなから5ポイントもらう』・・・え~とどういうことだ?」

「つまり、伊織先生が好きな女性をこの中から選んでプロポーズして、その人とパートナーとして一緒に歩むというわけですねぇ」

「「っ」」

「プロポーズなんていらんだろ・・・」

「ええ~と重要だと思うよぉ」

「は?」


俺は和葉さんを見た。そこには顔を真っ赤にして、せわしなくそわそわしている和葉さんがいた。


「か、仮にだよ?伊織君が好きな人ができて、付き合って、その後にプロポーズするとしたら、なんて言うのかなぁって///」


それを俺を振った人が言うのか・・・


「でも確かに気になる」

「莉奈、お前もか・・・」

「伊織のプロポーズを見て大爆笑したい」

「酷すぎない?」


ゴリはいつも通り、かと思いきや目が合わない。


「私も気になりますぅ」

「はいはい揶揄うためにだろ?分かってるよ」


さっきからこいつはからかうためにしか行動していない。だから俺はテキトーに流そうとした。


「ち、違いますよぉ。私は純粋にプロポーズされてみたいだけですぅ」

「とか言いながら俺のことを笑うんだろ?」

「本当に違います。プロポーズされるのは女の子の夢なんです。だから嘘でも本気でされてみたい・・・なぁって///」

「グっ///」


たまにこういうところがあるから翔子と言う人間を憎めない・・・


「それで、伊織は誰を選ぶの?」

「選ぶっつってもなぁ」


なぜかソワソワしながら俺のことを横目でちらちら見てくる和葉さん、爆笑宣言するとか言ってる割に目が笑っておらず正面で真剣な表情をしているゴリ、両手を組みながら俺の事を子犬のように見ている翔子。


「え~と結婚しないという選択肢は」

「「「なし」」」

「さいですか・・・」


俺は真剣に結婚相手(仮)を選ぶことになった。

===============================================

現在順位

1位ゴリ 19ポイント

2位翔子 16ポイント

3位和葉 15ポイント

4位伊織 13ポイント

『重要なお願い』

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