↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水を司る神となって異世界へ  作者: 松雨
第3章 ティーテン王国編
40/70

第40話~皇国の皇太子夫妻突然の訪問~

 閉会式の際、スレシア王女様が領主の館とラタネーの町役所の捜索を一緒に来た兵士に指示、領主タニア・リーティオの隠されてきた悪事が明らかになり、領主追放は確定した。


「ラタネーの領主さんは今まであんな酷いことを…… 私は全く知りませんでした」


「まあ、いくら王女様と言えどティーテン王国の僻地(へきち)を含む全てを完璧に分かる訳ではないですからね。町の視察をする、民衆目線で物事

 を裁いた。それで十分ではないですか?」


 もっと早くあの領主の悪事に気付き、『罪の無い領民達の苦しみを解放してあげられたら良かった』と言いながら思い詰めていたので、少しでも心が楽になればとこの言葉を掛けた。


「そう言って頂くと心が休まります」


 どうやら王女様の心は少しだけだが、休まったようだ。


「そう言えば、いつまでこの町の視察をする予定なんですか?」


「本来なら2~3日間の視察の予定でしたが、彼に一刻も早く彼を王都の裁判所で裁きを受けさせたいので今日早速帰ります。私自ら領主追放の決定をしたので、それの報告も含めてです」


「そうなんですね。来てから3時間位でとんぼ返りだとロクに視察出来ないですよね。また後日改めて行ったりするんでしょうか?」


「そうですね。次来るとしたらラタネー領主の罪が確定した時なので…… およそ1週間後になると思います」


 その話を聞いて、裁判ってそんな早く終わるものなのか? と、前世の知識しかない僕は疑問に思ったが、ここではそれが当たり前なのだろうと一人で納得して、考えるのをやめた。


「あ、皆さんすみません。もうすぐ船が出る時間なので、これで行きますね」


「はい。色々とありがとうございました!」


 そしてスレシア王女様は、空中帆船に乗って王都に帰っていった。


「さて、イベントも全部終わったことだし、私たちはラタネーで一泊してから朝一で王都に戻ろうぜ」


 ミラの提案を受け入れ、ひとまずエリケイに教えてもらった宿に行って泊まる。軽く温泉に入って汗を流した後、眠りにつく。


 そして次の日の朝……


「ふぁぁ…… お姉ちゃんたちおはよ~」


「……おはようございます。ローフェ」


「ああ、おはよう。じゃあ、早速だけど空中船港に行こう」


 ミラを含めて全員寝惚(ぼ)けたまま支度をして、空中帆船の停泊している港に行き、帆船に乗り込んで再び王都に出発した。


 そして6時間後、王都レティエンに到着した。


「レティエンに着きましたね。でも、なんかプラノティネロスに行ったときよりも警備兵の数が私の記憶だと10倍位増えてる感じが……」


「うん。10倍増えてるかどうかは分からないけど、少なくとも私たちがプラノティネロスに行ったときよりも警備兵の数は増えてるね」


 明らかに何かあった感が伝わってきた。取り敢えず近くの兵士に声をかけて聞いてみた所、今日はケレストラ皇国の皇太子夫妻がティーテン王国の王族との友好15周年記念で訪問された為、空中船港・国境・港にて警備がいつもの10倍近く増量されたとのことだ。


「成る程。あ、だからスレシア王女様は視察中断して王都にとんぼ返りしたのか」


「いや、タニアの護送中に知らされたのかもしれないな」


 そんな会話をしながら、行きよりも厳しい身体チェックを無事終えて王都レティエンに入ることが出来た。


 それから王都の中を歩いていると、周りの人の走りながらの会話が耳に入ってくる。


「おめぇら早くしねぇと始まっちゃうぞ!」


「はいはい。えっと…… 何処だっけ?」


「ティンバルス城の広大な庭でやるんだってよ」


 それを聞いた僕たちは、何をやるのかは全く分からないが、みんなが集まっているというティンバルス城の庭に行くことにした。


 そして、ティンバルス城の庭が近づくにつれて、人の密度も上がっていって城門前を通って庭に着いた時には1時間も経っていた。


「本日はケレストラ皇国皇太子夫妻が、我が国の王族との友好15周年記念に訪問して下さいました! それではどうぞ!」


 盛大な拍手のもと、登場したのは綺麗な服を着ている皇国の皇太子夫妻だ。


「皆様。私はケレストラ皇国皇太子イリス・ケレストラ。こちらが、皇太子妃ミリア・アリオットです。よろしくお願いいたします」


 僕たち全員は皇太子妃を見た瞬間声をあげたくなるほどビックリした。何故なら一緒に冒険しているミラと容姿がそっくりであるからだ。


ここまで読んで頂きありがとうございますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。