殺戮ショーの始まり
め、目が痛い…て、ここってもしかしてあの黒い神殿があった森の中?
夜の森かぁ、いつまでたっても怖いなぁ。
私はあの悪魔に転送されて森の中にいた。
はぁ、仕方ない町に行って人殺しでも始めますか。
私は町に向かって歩み始めた。
聖騎士side
「この仕事いつまで続けるのかねぇ。」
「そういうなよ。見張りの仕事をやらなきゃモンスターがこの街に来る
んだぞ。」
「そりゃそうだが……ん?あれはなんだ?」
俺は遠くから何かが歩いてくるものを発見した。
「おい、ありゃなんだ。」
どんどん近づいてきた。そして、その姿を見た途端俺は肌に鳥肌が立っ
た。
「あ、あれはいったいなんなんだ。」
隣の同業も震えていた。そりゃそうだ。あんなモンスター見たことがな
い。
「お、おい!何をしている!さっさと応援を呼んで来い!」
「は、はい!」
俺は近くにいた後輩を怒鳴りつけて行かせた。
あんなモンスターに敵うやつなんているのか。そう思った。なぜなら、
姿が怖い、覇気が怖い、そんなものではないあれはなんだ。本能が立ち
向かうなと叫ぶ存在。それほどまでに恐ろしい。
すると、それは突然動き出した。
「お、おい、あいつ何をやってんだ?」
モンスターは手を空中にかざした。そして、
「い、いったいなんなんだありゃぁ。」
モンスターの手に黒い物体が集まり始めた。
「や、やばい。あれはやばい。」
本能が叫んでいる。逃げろ、と。
俺の見た光景はそこで途切れた。