窮すれば……
[前回の話]
そんなはずではなかったのに……
[今回の話]
私が本当に書きたいもの
やっちゃいましたの前回。
貧すれば鈍すると言いますが、正にその通りで全てはネタ枯渇が悪い。
窮すれば通ずではなかったのか。
しかし実際は窮すれば濫す。持った実力を超えるそれの発揮だなんて幻想に過ぎず、あるだけのそれでいかに勝負をするかというのが現実。理想の実現が無理だというのならばせめてその場凌ぎの妥協案による打開を講じるのが次善の策なのではなかったのか。たとえそれが死中に活を求めるような下策であったとしても。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれとも言いますし、そんな泥臭さが評価されることもあるでしょうから。……って、甘えですかね?(苦笑)
お下品なネタは避けたい私ですが、それでも泥臭い荒さは大好き。ダーティもワイルドといったところか。洗練された優美さを理想としつつも、それに臨んで望む挑む姿ってものに美学を感じる私。汚いは綺麗とか溝鼠の美しさという意味不明な言葉に哲学を見出だしたいのは下層を這いずる者の逆行心理なのでしょうけど?
実際私の作品の多くは主人公たちが華麗に成功を収めるものはほぼ皆無で、どちらかというと足掻いた末に破滅したり微妙な妥協に落ち着くのが定番。エッセイでも綺麗な解決策を示すよりも、こんな考え方もあると世間を掻き乱すことを以てよしとしていますし。
ですがそれこそが人間性、そういう考えなため物語は大抵ヒューマンドラマであり、エッセイは問題提起が私の作風となっております。
でもこれって、先のことをあまり考えない無計画で、現場適応至上主義という危うさがあるんですよね。人生先は判らないといえど、それを予見し備える知性は必要なのかも。それがないから前回みたいなことになったわけですから。(苦笑)




