【R15】2026/4/23改定_第一話:騎士団長をカルボナーラで「くっころ」させた話
2026年4月23日、2話以降のトーンに大幅に文章見直しを行いました。相変わらずR15ですし、登場人物がオリジナルキャラのみなので2話以降のようなパロディ要素はゼロです。
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これは「くっころ」という言葉を使いたかっただけの短編です。
※この話だけR15な話なので苦手な人は2話目以降に進んでください。2話目以降は全年齢です。
異世界から迷い込んだ騎士団長と、料理好きな一般男性の話。戦闘も政治もありません。あるのはカルボナーラと、それに敗北する騎士のプライドだけです。
カクヨムで別作品を書いている息抜きに書きました。お気軽にどうぞ。
寂々しく薄暗い室内。
かつてヴァルフェルト王国で「深紅の戦乙女」と称えられたプリシラ・スカーレットは、後ろで高くまとめられた赤い長髪を左右に揺らしながらあたりを見渡していた。
先ほどまでダンジョンの探索を行っていたはずだが、現在は見覚えのない場所にいた。
寝具らしきもの、書棚には見覚えのない文字で書かれている、内容が理解できる不思議な本が並んでいた。四角い鉄の箱が棚の上で鈍い光を放っており、他にもいくつか同じような鉄の箱が室内に置かれていた。
「ここはどこだ……」プリシラは背中に携えた深紅の大剣を抜くと、警戒しながら扉の方に向かった。
扉の奥からは何やら物音が聞こえてきた。
「……」プリシラは、額に汗を浮かべながら、小さく息を吸い込んで剣を構えた。
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橋本聡介は、リビングでテレビを見ていた。
「ああ……暇だなぁ。明日も会社か。そろそろ晩飯でも作るかな」そうつぶやくと立ち上がりキッチンに向かった。
冷蔵庫を開けるとベーコンと卵、玉ねぎ、生クリームくらいしかない。
「買い物に行くのはめんどうだからパスタでいいかな。カルボナーラでも作るかな」
冷蔵庫から材料を取り出し並べたところで、寝室の方でガタガタと物音が聞こえる。
「何の音だ?棚でも崩れたか……面倒だな……」聡介は寝室の方に向かった。
扉の前に立ち、ドアノブに手をかけ、回し扉を開けた。
その瞬間、剣を喉元に突き付けられた。
「え……」聡介は日常では見かけることのない深紅の大剣を見て何が起きているのか、理解できなかった。
突きつけられた剣、その先には後ろで高くまとめられた深紅の長髪の女性がいた。
女性は髪の色と同じような深紅の目をしていた。銀の胸当てが肢体を守り、腰元には腿当てを隠した重厚なスカートが翻る。指先まで鋼で覆う小手は大剣を掴み、頑丈な脛当てが足元を支える。優雅なドレスの意匠に鉄壁の防御を宿した、気高き戦乙女の装いであった。
「貴様!ここはどこだ!何の目的があってこんなところに連れてきた!」女性は激高していた。
「ちょ……ちょっと待ってください。これなんですか。あなた誰ですか?」
「質問を質問で返すな!今こちらが質問をしている」さらに剣を喉元に近づけた。うっすらと血がにじんだ。
「っ……!ここは東京の俺の家です。連れて来たも何もあなたが勝手に入ってきただけです」聡介は喉の痛みに耐え、冷や汗をかきながら答えた。
「トウキョウ……」周囲を見渡す女性。
改めて見覚えのない家具、雑貨、食料品、籠の中に入った衣類を見て剣を少し引いた。
「ここはどこだ……?」依然として剣を構えたまま女性は質問した。
「だから俺の家ですって。ご飯を作っていて物音がしたからこの部屋に来たらいきなりあなたに襲われたんです」
「……本当か」女性は聡介をにらみつけた。
「嘘ついてどうするんですか。その物騒なものを下ろしてもらえますか」聡介は剣を見た。
「……すまない」そういうと女性は剣を下ろした。
「私の名前はプリシラ・スカーレット。ヴァルフェルト王国の騎士団長を務めるものだ。貴殿は?」
「……」(えぇ……これっていわゆる異世界からの訪問者的な奴なのか……)
「橋本聡介です。よろしくお願いします」
聡介はそういうとプリシラと名乗る女性に手を差しだした。プリシラが差し出した手を握った次の瞬間
「ぐぅ~……」という間の抜けた音が部屋中に響いた。
「……虫が鳴いたな」プリシラは頬を真っ赤にしたまま答えた。
「そうですね……夕食はまだですか」聡介は質問した。
「ダンジョンの探索中だったのでな……まだだ」プリシラは少しうつむいてそう答えた。
「……準備しましょうか」聡介は提案した。
「いらぬ」プリシラは即座に答えた。
「え……でもお腹空いてるんですよね」聡介はプリシラに一歩歩みより質問した。
「いらぬといっている!騎士を愚弄する気か?切り伏せるぞ!」プリシラは剣を握る手に力を入れた。
「……何ですかその言い草は」聡介は眉をひそめた。
「無礼な!口答えする気か」プリシラは聡介を見据えた。
「はぁ……もういいです。俺は腹が減ったのでとりあえずカルボナーラでも作ります。あなたはこの部屋で休んでてください」そう言い残すと聡介は部屋を出た。
プリシラはその場に残って聡介を見送った。
――――
聡介は台所に立ち、ベーコンをスライスし、玉ねぎとニンニクをみじん切りにした。フライパンにオリーブオイルを引き熱した。
ニンニク、ベーコンを入れて少しきつね色の焦げ目がつくまでを炒めだした。
そこに玉ねぎを入れて炒めていった。
リビングには、ベーコンの脂が弾ける軽快な音と、にんにくが食欲をダイレクトに突き上げる暴力的なまでの香りが充満していた。
隣の寝室にも香りは届き、プリシラはすでに空腹の限界を迎えていた。
鼻をくすぐるその香りは、彼女がこれまでの人生で知っていた「食事」の概念を、根底から覆そうとしている。「……っ、く……。な、なんだ、この香りは。呼吸をするたびに、胃の腑が掴まれ、引きずり出されるような感覚だ……」
寝室の扉がわずかに開き、プリシラが吸い寄せられるようにリビングに現れた。
その足取りはふらつき、視線は台所のフライパンに釘付けになっている。
「……聡介、貴殿。……本当に、作り始めたのだな……何だこの香りは、反則ではないか」
彼女は食卓の椅子を掴み、身体を支えるのが精一杯という様子で、調理する聡介の背中を見つめている。
プライドは「今すぐ部屋に戻れ」と叫んでいるが、胃袋は「その場に跪いてでも食せ」と咆哮を上げていた。
「……なあ、聡介。さきほどは、その、私も言い過ぎた。……いらぬだの切り伏せるだの。客人としては、無作法な言葉だったかもしれん……」
彼女は俯き、自分の指先を弄びながら、消え入りそうな声で語りかける。それは彼女にとって、魔獣の鼻先に飛び込むよりも勇気の要る「歩み寄り」だった。
「……だから、その……。一人で食べるのは、寂しいだろう?食事は、共に囲む者がいてこそ……味が引き立つものだ。……私も、協力してやってもいいと思っている。……いや、協力……させてほしい。……ダメ、だろうか?」
上目遣いに聡介を盗み見る彼女の瞳は、期待と不安で激しく揺れ、その頬はフライパンの熱気とは別の熱で、赤らみ続けていた。
聡介は答えなかった。
生クリームと塩コショウ、そしてチーズを加え味を調えた。
フライパンの中では、生クリームとパルメザンチーズが混ざり合い、濃厚でとろみのあるソースが完成しつつあった。
そしてパスタを茹でた。
もちもちのフェットチーネだ。平麺が、ソースを麺の一本一本に、まるでおしろいを塗るかのように濃密に絡みついていった。
プリシラはその光景を、息を呑んで見つめていた。
パスタが踊るたびに、チーズの濃厚な香りとベーコンの塩気が混ざり合った蒸気が彼女の顔を包み込む。
「……っ、なんだ、その……その平たい麺は。ソースを逃がさぬよう、あつらえたかのような形ではないか。……卑怯だ。そのようなもの、抗えるはずがないだろう……」
彼女は喉を鳴らすのを隠そうともせず、椅子の背もたれを白くなるほど強く握りしめた。
「……聡介、貴殿、聞いているのか?私は……私は、謝罪したのだぞ。プライドを……ヴァルフェルト王国騎士団長としての誇りを横に置き、共に食卓を囲みたいと……そう言ったのだ」
潤んだ瞳から一粒の涙がこぼれそうになる。
「……頼む。その、かるぼなーらとかいう麺料理を、私にも一口、いや、一口と言わず……私に、与えてくれ。この通りだ。貴殿の作った料理を、私は……私は、どうしても食べたいのだっ!」
ついに彼女は、プライドという名の最後の防波堤を自ら決壊させた。
顔を真っ赤に染め、わずかに震える声で、真っ直ぐに聡介の背中へ『おねだり』を投げかけた。
その表情は、かつての凛々しさはどこへやら、ただひたすらに、目の前の馳走を待ちわびる一人のひもじい乙女そのものだった。
聡介はそれを聞いてため息をつくと手を止めた。
「はぁ……謝罪したといいますが、肝心な言葉が聞こえてきませんが、俺も少し怒ってるんです。いきなりやってきて怪我までさせられた。親切心も無下にされて無礼な物言いまでされて」聡介はプリシラの方に体の向きを変えて、赤みがかった首をさすりながら、じっとプリシラの目を見た。
「あ……う……」プリシラは一度下を向くと唇をかみしめた。
そして、一呼吸置くと顔を上げた。
「聡介殿、無礼な物言いをしてしまい申し訳ありませんでした。私にかるぼなーらを食べさせてください」プリシラは背筋を伸ばし、頭を深々と下げた。
深紅の赤髪が頭に合わせて前に垂れた。
「はぁ……わかりました。いいですよ。そこに座っててください」聡介はそう告げて振り返ると調理に戻った。
「聡介……かたじけない……」プリシラは、目を潤ませながらつぶやくように返した。
聡介は気を取り直してフライパンをつかんだ。
ソースが絡んだ白色の麺に、卵を溶いたものを加えて絡めていく。弱火にかけながらぐるぐるとかき混ぜていく。卵と白色のソースを混ぜ合わせることで黄金色に変わった。
徐々に卵に火が通ると、少し粘り気が出てくる。すかさず火を止めると余熱で丁寧に熱していく。
黄金のソースはまろやかな口当たりを生み出す神秘のソースに生まれ変わり、カルボナーラは完成した。
聡介は2人分の皿にそれを盛り付けるとパセリとブラックペッパーを振り、食卓に運んだ。
聡介は一皿を自分の席に、もう一皿をプリシラの前に置いた。
プリシラは目の前にある黄金色のカルボナーラを見て唾をのんだ。
「熱いので気を付けて召し上がってください」聡介はプリシラに笑顔で促した。
「ああ、すまない。いただこう」プリシラはフォークを手に取り、フェットチーネを巻き上げ、口に運んだ。無言で咀嚼する。
「…………っ!?ん、んんっ……!!」口の中に広がったのは、未だかつて経験したことのないほどの濃密な衝撃。生パスタの弾力ある歯ごたえ、舌に絡みつく卵とチーズのコク、そして黒胡椒の刺激が、彼女の脳を真っ白に染め上げる。
「んんぅ……!……はぁ……」熱いソースが喉を通るたび、彼女の体温が一段と跳ね上がる。あまりの美味さに、騎士としての自制心など跡形もなく吹き飛び、彼女の喉からは甘く、情けない声が漏れ続けた。
「……太くて……熱いのが……私の中に入って……聡介……っ、すごい……私に、何を食べさせた……!」彼女は涙を浮かべた瞳を開き、口元を片手で覆いながら、熱に浮かされたような表情で聡介を見つめる。
「いやいや、言い方おかしいですよ!?太いんじゃなくて平たいんです。平たい熱いパスタです!熱いんだから気を付けてくださいね」聡介は顔を真っ赤にして答えた。
「んんっ……!……あ、熱い……。熱いのに、止まらない……。脳が……溶けてしまいそうだ……」
二口目、三口目、四口目と口に運ぶと、彼女の瞳はとろんと潤み、視界が熱に浮かされたようにぼやけていった。「……美味しい。悔しいが、……死ぬほど、美味しいのだ。……わかってしまう……わからされてしまう……」
そして、あっという間に一皿を食べ終えた。
彼女は舌に残ったソースを名残惜しそうに飲み込み、呼吸を乱しながら聡介を見上げた。もはやそこには、騎士団長としての威厳など欠片も残っていない。
「もう一皿ありますが食べますか?味変もできますよ」聡介はもう一皿を勧めると、キッチンからポルチーニペーストを手に戻ってきた。
「……っ!?な、なんだ、この香りは……。ただのキノコではない。理性を直接揺さぶるような……」ポルチーニペーストの、漆黒にも近い濃厚な香りが、チーズと卵の香りと混ざり合い、リビングを瞬時に芳醇な香りが漂う異空間へと変えていく。
そして、それを食卓に残るカルボナーラに混ぜ合わせた。
プリシラの瞳は、その未知のペーストが残りのカルボナーラに溶け込んでいく様子を、恐怖すら感じさせるほどの執着心で見つめていた。
「……ま、待て。まだ……まだ、これ以上に進化させるというのか?このままですら、私の心は壊れる寸前だというのに……」
ポルチーニの香りは、彼女の鼻腔を執拗に責め続ける。チーズの脂と混ざり合ったその香りは、もはや抗えるレベルを超えていた。彼女の胃袋は、脳は、そして身体そのものが、その「未知の悦び」を求めて悲鳴を上げている。
彼女は気づくと、自ら進んで二皿目を受け取ってしまっていた。
そして、ポルチーニペーストが絡んだカルボナーラを口に運んだ。
「……はぁ、っ、……なんだ、これは……っ。先ほどまでとは、比べものに……ならん……。大地の、濃厚な……熱い香りが、喉の奥まで……支配して……」彼女は舌に残るペーストのざらつきと、そこから溢れ出す旨味を一滴残らず吸い上げようと、無意識に舌を動かし、味わい尽くす
。
「……そう、すけ……。私の、口の中が……そう、すけのキノコの香りで、いっぱいに……。もう、嫌だ……。こんな、こんなものを知ってしまったら、私はもう……以前の私には……戻れない……」彼女は熱い吐息を漏らしながら、トロンと蕩けた表情で聡介を見上げる。
その唇の端には、黄金色のソースがわずかに零れ、彼女がどれほど夢中でその「キノコ」を貪ったかを物語っていた。
「いやいや!?まじで言い方に気をつけてください!?俺のキノコじゃなくて、ポルチーニペーストですよ!?情緒大丈夫ですか!?」聡介は顔を深紅に染めて抗議した。
「……はぁ、……っ、ん。……香りが、消えない。……私の口の中も、鼻腔も……すべて……埋め尽くされている……」そういいながら残ったカルボナーラを食べつくした。
「……完食、だ。……ふふ、……笑え。……騎士としての誇りも、何もかも……聡介の一皿に、……喰らい尽くされてしまった……」誇り高きプリシラ・スカーレットは、今、自らの手でその尊厳を剥ぎ取り、ただ一皿の快楽に身を委ねる、一人の無防備な少女へと成り果てていた。
「……あの……少し普通に食べてほしいですが……まあいいか……お粗末様でした。いい食べっぷりでしたね」聡介は立ち上がると皿を手に取った。
空になった二つの皿が、聡介の手によって無慈悲に重ねられ、カチャリと冷たい音を立てた。
プリシラは、まだ口の中に残るポルチーニの余韻と、胃の奥から立ち上る幸福な熱気に包まれ、とろんとした瞳でそれを見送っていた。
その視線が、聡介の「空腹そうな」、しかしどこか楽しげな横顔に止まった瞬間、彼女の思考は急速に氷点下へと叩き落とされた。
「……あ……?」
思考が止まった。
この部屋には、二人。
用意された皿は、二つ。
そして今、目の前で片付けられているのは、二つの「空の皿」だ。
「……ま、待て。待て、聡介。……今、皿を二枚とも下げたな?……私の、前からも……そして、聡介の席の前からも……」
彼女の顔から、先ほどまでの熱っぽい赤みが引き、一気に土気色へと変わっていく。震える指先が、何もない食卓の表面をなぞった。
「……作っていたのは、私と、聡介の分、だったはず……。なのに、私は……促されるまま、その両方を……あさましくも、残さず……っ」
事の重大さに気づき、プリシラはガタガタと椅子を鳴らして立ち上がった。
一国の騎士団長として、客人の食事を奪い、独占し、挙句の果てに完食するなど――。絶望的なまでの「醜態」だった。
「……っ、ち、違う!これは……貴様が!貴様が食べろと言ったから……!……いや、だが、私は……断ることもできたはず……。なのに、あんな、あさましい声を出しながら……二皿分も……ッ!」彼女は自分の腹部に手を当て、そこにある「二皿分の重み」が、そのまま自らの罪の重さであるかのように感じて、その場に崩れ落ちた。
「……あ、ああ……。なんということだ……。私は、スカーレットの名を、これほどまでに……汚してしまったのか……。聡介の分を、奪って……満足げに……。くっ……殺せっ!殺してくれ!この、食欲に負けた浅ましい私を、今すぐ切り捨てろ……!!」羞恥と自責の念が限界を超え、彼女は顔を両手で覆い、食卓に突っ伏して絶叫した。
二皿分のカルボナーラに満たされたはずの身体が、今は恥辱という名の激痛に震えていた。
聡介はゆっくりとプリシラに近づくと肩に手を置いた。
「また作ればいいですよ」聡介はそう笑い、台所に戻り、麺を茹ではじめた。
「ま、また作れば……だと……?」突っ伏していたプリシラが、信じられないものを見るような目で顔を上げた。
あれだけの醜態を晒し、あまつさえ聡介の食事まで奪ったというのに、行きがかりの迷い子をあやすような、あまりにも慈悲深い、そして、彼女にとっては残酷なまでの余裕を見せていた。
「聡介……どこまでお人好しなのだ。それとも、そうやって再び私を誘惑し、胃袋から精神まで屈服させるのが目的なのか!?……くっ、その余裕が、今の私には何よりも恐ろしい……っ」彼女はフラフラと立ち上がり、台所で再び湯気を上げ始めた鍋を見つめた。
「まあ、それだけおいしそうに食べてくれれば作り甲斐がありますよ。今度もまた作りますね。俺も楽しかったです」聡介は笑っていた。
「……っ!このお人よしめ!」プリシラは顔を深紅にそめ、左右に深紅の髪を揺らしながら、深紅の瞳で、聡介が調理する様子を見つめていた。
2026年4月23日、2話以降のトーンに大幅に文章見直しを行いましたが、当初の考えでは、プリシラを主役に展開するつもりが、さまざまなオマージュキャラを増やす方向性になったので、後書きの話は多分書かないと思います。申し訳ありませんが2話以降も興味があればお付き合いください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家は書きたいものを書くべきだという思いと、「くっころ」という言葉を使いたい、ただそれだけが動機で書き始めた短編ですが、書いているうちにプリシラがずいぶんと愛着のあるキャラクターになってしまいました。ほかの料理でも同じことをさせてやろうと思っています。
普段はカクヨムで「父娘転生〜仲間思いとひねくれ者、言葉が届くまでの異世界譚〜」を書いています。興味があれば検索してみてください。
本作については次はチーズフォンデュあたりかなと思ってます。息抜きなので更新時期は未定です。懲りずにまたお付き合いいただければ幸いです。




