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欠けた望月
藤原道長には呪いで政敵を殺害したという噂がある。しかも、日本初のシーザー暗号の使い手だったのだという。道長の時代に原型ができあがった五十音を利用し、一文字ずつ後ろにずらした呪いの文書を万葉仮名で送りつけたところ、その政敵は本当に発狂して死んだとされている。
しかし、人を呪わば穴二つとはよく言ったもので、道長自身も原因不明の謎の病で苦しんで死んでいる。発作が起きた際には奇声を発するほどに苦しんだそうだ。道長自身も何者かに呪い殺されたのかもしれない。あなたはこの呪いの存在を信じるだろうか。




