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国家運営はもうAI丸投げで良んじゃね?  作者: 八和良寿[Yao Yoroz]
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少女たちは元気いっぱい ④




ピンポーン!



美「はぁ〜い!

 あ!待ってたよん、パパ♡」



一・リ「パパぁ!?」



魅「よく来たな、党首!


 ちょい熟してて良ければ我が身は空けてあるから、

 いつでも、みるの父親になってくれて構わないぞ。


 ま、存分に甘えてってくれ♡」



幼女と熟女に同時ハグされて、

俊さま、まんざらでもない様子。


敵わないよな、この親娘(おやこ)には。


まぁ、仕方ないか。

久々だし。




隊「相変わらずっすね、姐御(あねご)



魅「隊長…

 大奥(側近)側室(メンバー)、また増えてないか?」



隊「その大奥っての、やめてもらえません?

 最近、特にシャレにならないんで…」



魅「あっはっは! すまんすまん。


 まぁ、一番多く(そば)(はべ)ってるんだから

 良いじゃないか。

 羨ましいぞ、お(つぼね)さま」



この口の悪い姐御(あねご)は、

副党首にして直属の上司、亜耶瀬 魅羅(あやせ みら)


隣にいる、エプロンの似合う少女が、

娘の美留希(みるき)




AI国民主党(あいこくみんしゅとう)は、

政党時代から党本部を置いていなかった。



選挙活動は人々の生活に密着しているナミが、

政治的な疑問・要望などを直接、有権者と話す。


それまでの仕事ぶりから、

多くの人がナミを信頼していたが、

政治についても、話をするにつれ、

その思いを新たにした。


ひとりひとりを説得しているから、

人を集めて演説する事も、

走り回って候補者名を連呼する事もない。


党自体の公約(マニフェスト)

VG(ビジー)の判断に従う」だけなので、

候補者に政治家としての能力は不要だし、

素人である事はむしろ強みとなった。


ただ、こうした候補者の仕事や生活は

まさに十人十色、

拠点中心に動くには効率が悪すぎた。



そんなわけで、党活動も必要に応じて

一般施設が用いられるのが常。


全国の貸し会議室やカフェ、

学校の体育館や公民館…

党員の自宅なんてのも珍しくない。



唯一、拠点らしい拠点は

東京・葛飾にある、この社屋だけだ。


党で買い上げて改装(リフォーム)した、

5階建ての中古の雑居ビルで、

必要に応じて会合や宿泊に使う。


最大でも二〇人程度の活動定員(キャパ)を想定した社屋は、

他政党に比べればささやかなものであり、

衆・参両院で第一党だった党の施設とは思えない。


SHG(サーヴァント)からの献金と支援だけで活動できるから、

政治資金も議員報酬も半分以上返納したほどだ。

それがまた、支持率アップに拍車をかけた。




美「はいはい! 話はあとあと!

 パパ、おナカ減ってる?

 腕によりかけて、好物ばっか用意したよ♡」



俊「ちゃんと腹減らして来ましたとも!

 みるちゃん」



美「いい子ね〜!

 さぁさ、みんな上がって上がって」



9歳の()に子ども扱いって…(笑)



副党首(あねご)は社屋の管理人も兼ねて、

ここに娘とふたり、住み込んでいる。


会議室はキッチンとダイニングが隣接し、

一般家庭のリビングみたいな生活感にあふれてる。

よく、会議かホームパーティか分からなくなる。


今日は、いつもにも増して、

目を見張るほどのボリュームで、

美味しそうなごちそうのオンパレード!




全員「うわぁ〜っ!」



美「さぁ、おいしいお酒もたっぷりあるよ。

 えんりょなく召し上がれ!」



魅「みるがシェフで、あたしが助手だから

 とびきり美味いぞ〜♡」



全員「いっただきま〜すっ!」




毎度の事だけど、

やっぱ、仕事だとはとても思えない。


あ〜、でも美味しい〜!

満たされる〜、幸せ〜♡




挿絵(By みてみん)

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