2月9日:作戦実行! 1
「彼氏がほしい〜。」
「ハァ!?」
高校の廊下でつぶやく真由。
それを聞いて真由を見る男子一名。
あっ!脈あり?
「お前、バカじゃね〜の?」
「なっ!」
その男子は鼻で笑った。
当然と言えば当然の反応。
むしろ反応してくれただけありがたいものだ。
もぉ〜!
ばかじゃないもん!
絶対、彼氏がみつかるんだもん!
真由はそれでもめげずに作戦を実行。
「彼氏がほしいよぉ〜。」
あ!反応した!
…あれ?
いかにも地味系の男子が真由の言葉にあからさまに反応した。
しかし、真由と目が合うとすぐにそらして走り去った。
声かけないの?
絶対、イイ感じだったのに!
結局まったく作戦が成功しない真由だった。
一方、真由の後方で陰に隠れて見守りつつ、解説をする咲妃。
「ほのか、見てみなさい。」
あご先で真由を指して言う咲妃。
「う、うん。」
真由を見つめるほのか。
「あの方法じゃ、絶対あの子、彼氏なんてできないわよ。
もし、万が一よ?
真由の外見、性格が気に入る人がいるとして…。
あの真由に声をかけられると思う?
当然、全校に公開なわけよ。」
「…度胸がいるねっ。」
「…度胸どころじゃないわよ、あんなイタイ子の彼氏になったなんて、恥だわ。」
「そ、そこまで言わなくても…。」
「無理。…そうね、万が一いたとしたら……やっぱないわ。」
そんなこんな言いながらも、真由を見守っている二人だった。




