表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/16

2月8日:宣言します!

バカな女の子、篠原真由の恋愛模様を描いた小説です。

ぜひごらんください。

「彼氏がほしい!」



いつもの騒がしい教室。



窓際に机を並べて昼食をとる3人の女子高生。



その中の一人、篠原真由しのはら まゆがいきなりそんなことを言い出した。



「いきなりなによ?真由。」



呆れたように言い放つ、大人びた美人は、咲妃さき



「だって!ほしいものは欲しいの!」



真由はお母さんにねだる子供のように言った。



「つくればいいじゃない?」



咲妃は長いストレートの髪を少し揺らして言った。



「咲妃みたいに簡単にできたら苦労しないよ!」



真由はビシィッ!とウインナーの刺さったフォークを咲妃に向けて言った。





咲妃はキレイで、彼氏もすぐにできるからそんなことが言えるんだぁっ!





咲妃はかなりモテる。



どこからどう見ても美人で、男に苦労したことはないのだ。



「まぁまぁ、真由ちゃん落ち着いて。」



今まで黙って見ていた、柔らかな物腰の女子、ほのかは、

真由の興奮した様子を見てなだめに入った。



「ほのかぁ〜!」



真由はほのかに抱きついた。





ほのかやさしぃ〜。




そういうほのかも、中学時代から付き合っている彼がいるのだ。



「よしよ〜し。」



ほのかは真由を優しく撫でる。



まるで子犬をあやすようだ。



「ったく、簡単じゃないわよ?


 いろいろテクニックってものがあるんだから。」



咲妃は真由の様子をみてあきれるばかり。





「…欲しいって言ってできたら苦労しないわよ。」




う〜ん。


『彼氏がほしい』ってね…。





「ん?…そうだ!!!」



真由は何か思いついたように、イスから勢いよく立ち上がった。



真由の後方でイスが倒れた音がした。




「何?」



「咲妃、ほのか!


 わたしバレンタインデーまでに彼氏作ってみせる!!」



満面の笑みで宣言する真由。



「え?まゆちゃん?」



心配した様子で、真由に尋ねるほのか。



「良いこと思いついちゃった!


 そうだよ!言えば良いんだよ!」



真由は二人の戸惑った様子には目もくれずに言う。



「嫌な予感がするんだけど?」



咲妃は窓から見える、澄んだ青空に目をやりながら言った。



「わたし、これから『彼氏がほしい』って言いまくる!


 そしたら、きっと誰かわたしみたいな彼女がほしい男子が気づいてくれる!!ね!」





わたしってば名案!






自分に酔う真由を見て咲妃が言う。




「無理。絶対無理!!


 そんなのできるわけないでしょ?」



咲妃の冷めた目が真由に向けられる。



「できるもん!絶対!」



真由は咲妃に対して強気で向かう。



「…じゃあ、もしできたら、咲妃、チョコレートパフェおごって!」



真由は賭けを持ち出した。



「いいわよ。やってごらんなさい?」



咲妃は余裕の笑みをかます。



その様子をみた真由の闘志は燃えるばかり。



「咲妃ちゃ〜ん。真由ちゃ〜ん。」



どうにも止められそうにない二人の様子を見て、ただただ嘆くほのかだった。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ