第1話 キメラワールド
ここは2種類の生物が複合されたキメラが生息する、「第2の地球」又は「叡智の敵」と呼ばれる星。
正式名称「Hn-1601」。
この星は、地球から2光年先にある星。
これは、人工的に作られたキメラを送り込み、キメラのみの世界はどのように発展するか、という実験による空間。
実験名「キメラワールド」
キメラ製造の工場、「キムラ製造工場」。
工場長 「木村 雷人」
この工場のミスにより、人間と人間の融合体が出来てしまった。つまり、「ただの人間」を、キメラワールドに送り込んでしまったのだ。
工場長は、「別に問題ではない」と言いこの事件をスルーした。
異例個体、個体番号9606番
つけられた名前は「ヒト」。
実験開始から、2ヶ月が経過した。
ん……うぅ………
寒い……冷たい………
うっ………苦しい………
ガハァェェッ…
ゲホッ…ゴホッ、……
はぁっ…はぁ………んぁぁ……なんだ…ここ、
??「あ、おい!こいつ起きたぞ!」
??「君、大丈夫か、?」
「は…はぁ…な、何が起こってる…?」
??「お前、着地地点が海だったんだな、気の毒に。」
??「大丈夫か、?ほら、ここにろ過した水がある、飲んでくれ、」
「……ごめん、ありがとう、」
水を手に取り、ふと上を見る。
そこに見えたのは、キリンの頭をした人間の形をしたもの、そしてそれの牛バージョンがいた。
「……ひっ、ば、化け物…!!!!」
キニン「ぁ、驚かせちまった、!ごめんごめん、、、俺キニン。キリンと人間のキメラだ。よろしく」
ウシニン「俺はウシと人間のキメラのウシニン。お前は………何と何のキメラだ…?」
キニン「目立った要素は無さそうだな……」
「えと、ええと………」
ウシニン「まぁ今は何が何だかわからんだろう。とりあえず来い。俺の家がある。キニン、お前はどうする?」
キニン「俺は帰るとするよ。こいつを見てやってくれ。」
ウシニン「わかった。任せろ。」
「ありがとう、ございます、」
あぁ……なんだ本当にこの世界は……
キメラ…?何の話なんだ…
長い道を歩く。自然でいっぱい……だが、植物と別の植物が合成された全く新しい植物のようだ。
ウシニン「俺たちは人間ではないんだ。人間と何かのキメラらしい。それが俺は、たまたまウシだったって感じだ。だが、俺以外のウシニンを見たことがない。この世界の全員が、唯一無二な存在なのだろう。」
「えと……じゃあ俺も、何かのキメラってことですか?」
ウシニン「おそらくな。だが見た所、人間以外の要素が無い。これから発覚してくるかもしれん。とりあえず、体調が落ち着くまでここにいろ。飯を作ってくる。」
「はい、、、」
………あぁ……疲れた…なんか…なんだこれ…頭がおかしくなってくる……
………っ、腹が…腹がいてぇ…!
やばい、、どっか…トイレ………トイレ…!
ウシニン「どうした?」
「トイレ…借りてもいいですか…」
ウシニン「部屋の中でしろ。外でやって臭いで肉食の野郎にバレたらどーすんだ。」
「部屋の中…!?でも、大きい方……しかも腹下して…」
ウシニン「なおさら部屋でしろ。」
ま じ か よ
「失礼………します………」
ウシニン「………お前臭すぎだろ…何食ったらそうなんだ…?」
「いや…ここでしろって、」
ウシニン「いいから土に埋めろ…!臭いをできるだけ隠せ…。」
「わかりました………」
ウシニン「………」
あぁ……なんだこのワイルドな暮らしは……
てか俺の家とかってあんのか…?自分で作ってそうだな、みんな、
ウシニン「…ほら、飯出来たぞ。」
目の前の光景に驚愕する。
あー……ウシと人間…草食だから、あ〜…
草しかない…!
「あのー、なんかこう、おかずとかありませんか?」
「おかず………あるとしたらこれだが」
小麦……コーン……………
いやまぁ…バリエーションは増えたけど………
まともなのがコーンしかねぇ………
「いた、だきます…」
口に運んだ。
、……あぁどうしよう、ゲロマズい。
こんなもん食ってんのか、?
「おぇっ………」
ウシニン「……コーン苦手か?」
「いや…そういうわけじゃ…、」
ウシニン「お前………」
「は…はい…?」
急にウシニンの顔が暗くなる。
震えた声で、怯えたように言う。
ウシニン「肉食…じゃねぇだろうな?」
「肉食…?」
ウシニン「とぼけんじゃねぇ、!!…肉食だろ、!肉食だ、そうに違いない、!大便があの臭いだ………そうだ……、」
「いや、ちょっとまて!お前を食ったりなんかしねぇって!」
ウシニン「……一応お前は俺に近づくな。まだ雑食の可能性もある。」
「えぇ、、、」
なんかもう、わからん…。
急に肉食がどうこう言いやがるし…
なんなんだほんとにこいつは……
ウシニン「………もう寝ろ。お前の部屋はあっちだ。」
「あ、わかり…ました………」
全く反対方向を指刺され 、内心少し傷がつく。
初対面でここまで信用が無いとは………
次の日
ふぁあぁ……意外と寝れたな…。あの人、、、人かどうかは怪しいけど…。起きたかな?
まぁ起こすのも良くないな。この部屋を探索してみよう。
………クソほど信用されてないって思ったけど、まぁ寝床を用意してくれてる以上、悪いやつではないっぽいな。
んん…この部屋おもんねぇな、なんもない。
強いてあるとすれば…これはなんだ…?わけわかんない機械がある。
ウシ人間に聞いてみよう。
「あの〜、すいません、あれなんですか………???」
目の前に広がっていたのは想像もしない光景だった。
首から上がない遺体が、ベッドの上に乱雑に置かれている。血痕も残しまくっており、まるで悪いことはしてないかのように人殺しをしている。
血だらけ……気持ち悪い…
「は、え、ウシニン…?どうしたんですか…?」
聞こえるはずもない彼に永遠と話続ける。
今日知り合って次の日死ぬ……こんなこと…あってたまるかよ……
諦め半分で後ろを振り返る。すると、そこに小さな生物がいた。
目を合わせると、必死にこう言う。
??「ひっ、や、やめ、殺さないで…!」
それは、小さい…人の形をした…ライオン…?猫?のような少女。
コネコニン「お願いします………私だって…必死で…」
「……お前が食ったのか?」
コネコニン「私は…その……食べ、いや、殺そうと思ったわけじゃ、いや、ころ、殺した、いや殺した……殺したけど…食べ……うぁ、臭いがしたから…動物の…マークの臭いがしたから…えぁぁ………」
「落ち着け落ち着け、自然の摂理だもんな。一旦落ち着いてくれ。」
………なんか俺、やけに冷静だな。
「なぁ、自然ってのはこういうもんなのか?」
コネコニン「えと……その………あなたは……なんのキメラなんですか…?見た所分からない…」
「それが俺もわかんねぇんだお嬢ちゃん…。」
コネコニン「……男です」
「男かよクソが」
コネコニン「クソが…?!殺される、…殺される!!!」
「あー悪いビビらせた…。お前のことは別に恨んでなんかねぇよ。こいつは俺の命の恩人かも知んねぇけど、別に何か特別なことしたってやつでもねぇ。お前は?俺を殺すか?」
ぶんぶんと首を振る。
コネコニン「あっ、お母さんに怒られる…!私は帰ります!あの、殺さないで!どうか私たちを殺さないでぇ!」
そう言い、逃げるように去っていった。
………肉食動物……か。
動物のマーク。俺の下痢の臭い嗅いできたのか……。
……だとしたら俺が殺した…?まじか……?!
おい、まって、俺のせいなのか…?まじで俺のせいなのか!?
………そうなると話が変わる、俺のせいで命が消えた…あ、はは、初っ端から俺の生き様こんなんなのかよ………
はは、終わった。




