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雌雄同体人間世界  作者: 駄酷記氏
序章:プロローグ
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1話 雌雄同体人間世界転生



 物心がつき記憶が定着してからだんだんとわかってきたことがある。


 一つ目は、自分が転生者だということだ。


 いわゆる前世の記憶というものが自分にはあった。


 ただ、完全な記憶というわけではなく前世の自分のことはあまり思い出せていない。


 前世の自分の名前、生い立ち、住んでいた場所、どのような職業に就いていたか、そして、前世の自分の死因。そういったことを思い出すことができていない。


 だが、なんらかの理由で前世の自分が死んだということは、なぜかわかった。


 他にも、前世の自分は成人した男性のようだということもわかっていた。


 そして、自分のこと以外の知識はかなり覚えている。


 だからか、それが自分の価値観や人格、意識に結構反映されているみたいだ。





 二つ目は、この世界のことだ。


 自分が転生したこの世界は、前世の自分がいた世界とは違った。


 ただ、いわゆる異世界と呼ばれる剣と魔法のファンタジー世界ではなく、未来や過去の世界というわけでもない。


 文明レベルは前世の世界で自分が生きていた現代と同じぐらいで、似ているところが多々ある。


 それでも、前世と違うところがあった。


 歴史や地名、その他の名称が違ったりするが、それらが一番大きな違いではない。


 一番大きな違い、それは、



 人間が雌雄同体ということだ。



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