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元音楽教師、音楽ですべてを変える 〜第二の人生は音楽の世界?!〜  作者: 塩素
第4章 出世編

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第40話 目指し続ける。



 アルスの死?から1週間。

 私達はウベティの考えで、葬儀が行われた。

 私も一応参加したが、凄く複雑な気分だった。

 アルスの死を悲しむ皆の横で、私はどんな顔をしていいか分からず、終始真顔を貫いた。

 

 ここで一度、今の状況を整理しておこうと思う。


ーこれまでの私の旅路ー

◯アトラ・フラットの意志を継ぐべく、アルス・フラットと共に名声を集め、かつて世界を支配しようとした、アルディート・フィナーレを倒すために力をつけてきた。


◯アトラは世界を救った英雄の一人として語り継がれている。


ー新たに判明したことー

◯アルディートの配下である…スピリトーソ、リゾルートから、フラット一族の方が世界を支配しようとしていると聞かされる。


◯根拠はないが、これまでのアルス達の言動などから、私は疑い始めている。


ーこれから私がするべきことー

◯アルスらの行動に注意しつつ、ウベティ達と敵対しないように調査する


◯スピリトーソと話をする


◯ソプラノ陛下に会いに行く



 まずは、リゾルートから言われた通り、ソプラノ陛下に会いに行くべきだろう。

 

 もしウベティがアトラ側だった場合……、いや、今のところは大丈夫だろう。

 あとやるべきことはあるだろうか…。

 あ、そうだ。


 ミライの様子を見に行かなければ。


 彼女は今恐らく、マエストーソとの鍛錬を行い、私と冒険するために力をつけているはずだ。

 もし仮に、アトラ側の策略で、ミライに危険が及ぶことがあったら…、私は立ち直れないだろう。


 そうならないために、早めに動こう。

       ・

       ・

 そういえば、私も第1級冒険者となったわけだが、自分の魔法や剣士のランクはどうやって上げるんだろうか…。

 酒場で聞いてみるか。

 

 私は久しぶりに、酒場へと行った。

 普段なら、アルスとウベティとフィーネがいる奥の角にある席。

 今日は一人寂しく、お酒とおつまみを嗜もう。

 そう思いつつ席へ向かうと、先客がいた。

 私は一人だし、お邪魔するのは悪いと思い、カウンター席へと移ろうとした。

 だが、その先客の一人が、私を見て声をかけてきた。



「…あれ、ユウさんですよね!?」


「…はい、そうですけど…??」



 その声に、かすかな記憶が蘇りそうだった。

 どこかで聞いたことのある声だ。

 思い出せ……、ユウ……!


 

「……あ!もしかして、サクさん??」


「おぉ!覚えててくれたんですね!!」

「そうです!ビブラー集落で会ったサク・スケルツォです!!お久しぶりですね!!!」


「そちらこそ!!」



 サクはかなり明るい性格だ。

 恒例の固い握手をする手は強く握られ、振られ。

 手を離し、痛がる動作をすると、サクは面白がって、私の肩をドンドンと叩いてきた。

 まあ、たまにはこういうのと関わるのも悪くないだろう。


 

「あ、そういえば…、病気された親父さんはどうなったんですか…。」


「あぁ…、僕が帰ってきた数週間後に亡くなったよ。でも、最後の瞬間に立ち会えたのは本当に嬉しかったよ。」


「…なんとか間に合って良かったですね。」


「あぁ。あの時君たちが来てくれなかったら、間に合わなかっただろうね。」

「改めて、ありがとう!!」


「いえいえ、お互い様です。」



 また、音で救えたんだな…、よかった。

 

 あ、そうだ。

 サクに、あのことを聞いてみるか。



「あの…、ランクってどうやって上げるんですか??」


「ああ…それなら昇格依頼(プロモーションクエスト)を……、」


「あ…いや、そっちじゃなくて…。剣士とか、魔法とかのランクです。」


「あぁそっちね。それなら、国の偉い人の所へ行くといいよ。」


「…、ソプラノ陛下とか??」


「そうそう!詳しいことはあまり言えないようになってるんだけど……、まあ行ったらわかるさ。」


「了解です。ありがとうございました!」


「全然いいんだよ!じゃあ僕はそろそろ帰るね!」

「それと、当分の間はこの都市に居るから、困ったら相談してね!!」


「はい!!ではまた!!!」



 陛下に会う目的が増えた。

 アルディートとの事と、ランクの事。

 陛下って、どんなお方なんだろう…。

 粗相のないようにしないとな。

        ・

        ・

 これからやるべき事は多い。

 だが、私はもう逃げない。

 

 目指し続けるんだ。この世界の平和を……。

 



























 

 






 206759841025598261016。





 


※次回予告は活動報告に移動しました。

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