第21話:第二部始動! 2010年代の覇権と、新たな刺客
2010年、春。
第一部での世界規模ライブ『Next World Connect 2007』から3年。
1999年の小さな和室から始まった『NextStream』の進撃は止まることを知らず、世界総会員数はついに【10億人】の大台を突破していた。
今や「ネットで動画を見る」こと自体が『ネクストする』という動詞として世界中で使われる時代。
秋葉原『ネクストタワー』最上階の最高経営責任者室。
ガラス張りの窓から東京の街並みを見下ろす俺——瑞樹は、25歳となった己の姿を姿見(鏡)に映していた。
【ALL100】の極限ステータス。
「容姿100」「カリスマ100」が醸し出す神々しいオーラは衰えるどころか、年を重ねるごとに熟成され、もはや立ち姿一つで空間の空気を支配するほどの威厳を放っている。
「2010年代……いよいよ本格的な『4G・高速モバイル通信』と『SNS全盛期』の到来だな」
「知力100」の脳内には、これからの時代に巻き起こる新たなトレンドが鮮明に描き出されていた。
ショート動画(TikTok等の先駆け)の台頭
Vtuberカルチャーの完全メジャー化
ゲーム実況(eスポーツ)の世界的大爆発
「そして……既存のテレビ局や巨大メディアが、本格的にネクストを『脅威』とみなして潰しにかかってくる時期でもある」
その予感は、すぐに現実のものとなった。
「瑞樹社長、大変です……!」
秘書が顔を蒼白にして室内に駆け込んできた。
「日本の民放大手5社と海外の巨大メディアナショナル・グループが手を取り合い、ネクストに対抗するための巨大動画プラットフォーム『Japan-Media-Online(JMO)』の立ち上げを発表しました!」
「ほう……?」
「それだけではありません! 彼らは芸能事務所やスポーツ放映権、アニメの著作権を独占し、『ネクストでの著作物使用を全面差し止めにする』と法的措置を予告してきたんです!」
巨大メディアによる、プラットフォーム潰しの囲い込み戦略。
史実でも新しいネット文化が生まれるたびに起きた、既存利権層からの猛反撃だ。
さらに、ネット上でも「ネクストは著作権無視の法外サイトだ」「既存のテレビには勝てるわけがない」といったネガティブキャンペーンが張られ始めていた。
だが——。
瑞樹は優雅にワイングラスを傾け、鈴を転がすような声でフッと微笑んだ。
「テレビ局の連合……ね。遅すぎる参入だし、時代が読めていないわ」
瑞樹はデスクの上の通信端末を操作し、ネクストの幹部たちへコールを繋いだ。
画面に映し出されたのは、今や日本を代表するトップクリエイターとなったKAZUKIN、ハジメ、そして全米支社の幹部たちだ。
『瑞樹さん! テレビ局のやつら、調子に乗ってますね! 俺たちのホームを荒らさせませんよ!』
『瑞樹社長、いつでも新しい実験動画で盛り上げる準備はできてます!』
頼もしい仲間たちの声。
瑞樹はカメラを見つめ、「カリスマ100」の言霊を込めて命じた。
「みんな、心配いりません。古い時代が新しい時代に勝てる道理はないことを、見せてあげましょう」
瑞樹は「技術100」の頭脳を起動させ、次世代の核兵器となる新機能のコードを打ち込み始めた。
それは、現代でいう15秒〜60秒の縦型ショート動画機能『Next-Shorts』、そして世界初の「リアルタイムAI著作権自動収益分配システム(※権利者とクリエイターの両方が儲かる仕組み)」だった。
「潰しに来るなら、返り討ちにしてその利権ごと飲み込んであげる」
2010年代、新たな時代の覇権を巡る『ネクスト VS 既存メディア巨頭』の全面戦争が、静かに幕を開けた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【瑞樹の現在のステータス・資産状況】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名前:瑞樹
年齢:25歳
資産:8,000億円(個人総資産・株式評価額含む)
割り振り可能ポイント:490 P
【パラメータ】
・容姿:100(MAX)
・知力:100(MAX)
・技術:100(MAX)
・カリスマ:100(MAX)
・運:100(MAX)
【指標】
・『NextStream』世界総会員数:1,100,000,000人(11億人)
・『NextStream Global』時価総額:約60兆円
【現在の目標】
既存メディア連合『JMO』の返り討ち、縦型ショート動画『Next-Shorts』の全米・全世界リリース、著作権自動分配システムの確立。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




