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2. 「発動条件を満たしていません」

とりあえずここで追放されます。最強にはもうすぐなります。

俺のスキルを知った王様はすぐに使えと言った。が、スキルは発動しなかった。


そして、無機質な音声でメッセージが流れるだけだった。



------「発動条件を満たしていません。」と。



結局その日は、固有スキルを発動しようとして魔力を消費し尽くして倒れてしまった。



次の日、発動しなかったスキルをまた使おうとしてみるも、昨日と同じ音声が流れるだけで、

やはり使えなかった。暫く経つと、噂が流れ始めた。




「マヒロって正直使えない無能じゃね?」

「えーー?!そうだったの?運はあるのにスキルが無いとか可哀そうだねー(笑)」




わざとらしくクラスメートが言う。だが、突き付けられた現実に何も言い返せなかった。



そんな中、俺を庇ってくれたのは勇輝と恵だったが、この二人にも後々裏切られていたことを知った時に、

彼らとの思い出を消し去ることにしたため、覚えていない。



この世界に来てから一週間がたった頃、俺は孤立していた。誰も俺に近寄ってこないし、

近寄っても逃げられる。完全に自分を見失っていた。気づいた時にはクラスメートに手をあげてしまった。



すぐさま、王様に呼び出される。王の目の前に立った俺は酷く怯えていた。



「貴様!!何をしたのかわかっているのか?無能の分際で私たちの大切な勇者を傷付けおって。

その行動は万死に値するぞ!!」



瞬間俺は悟った。ああ、此処で俺の人生が終わるのか、と。せっかく異世界に来れたのに、こんな仕打ちは

あんまりじゃないか?後悔で頭が埋め尽くされる。



しかし、王様の部屋の扉が開く。其処にいたのは勇輝と恵だった。俺を助けに来てくれたのか!と思った。

でも、そんなものは幻想で・・・



「王様、僕たちは人が死ぬところはまだ見たくないので追放にしてください」

「私もそんな気持ち悪い生き物など一刻たりとも視界に入れたく無いので。流石に、殺せとはいかないので追放にしましょう♪」



2人とも笑顔で王様に話した。は?嘘だろ?今まで庇っててくれたじゃないか。

勇輝と恵はこちらを見て何か悟ったのか口を開いた。



「マヒロ。どうして?みたいな顔してるが、俺は小さい時からおまえの事嫌いだったぜ。

ちょこっと運がいいだけで大人から褒められるお前がなッッ。しかも丁度いい時にお前の運がなかった。

俺は優しい方だぜ?お前を殺さずに逃がしてやるって言ってんだから。だから、さっさと消えろよ?

強運クソ雑魚無能君?てめえと会うことは二度とねぇ。あばよ」



それだけ言い残して勇輝は去っていった。恵は軽蔑の眼差し残して勇輝に付いていくように去る。

絶望した後にさらに絶望した俺の心は既に冷え切っていた。王様が俺を町の外に追い出す為に転移の魔法の準備をする。



「無能よ。言い忘れておったが装備は貴様にやろう。それで生き残って帰ってきたら貴様を勇者と認めてやらんでもないが?」



俺の口は思考よりも速く回っていた。



「誰が?お前に認めてもらう必要もないね。せいぜい自分が殺されないように護衛を付けとけよ?

言っとくが、待ったはなしだからな?」




「よく回る口だな無能?装備すら与えた事を後悔してるところだ。

だが、一度言った事は守るのが私のエゴなんでね。というわけで、さっさと逝け無能が。」



足下に魔法陣が浮かぶ、一瞬にして景色が変わった。



そして俺は誓った。必ず奴らに一泡食わせ日本に帰ると!!








 



次回で最強になる予定です。スキル【???】の発動方法は次回で明らかにします。多分......

あと、ポイント、ブクマして頂けると嬉しいです。

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