ダンジョン攻略に突然の飛び入り参加!?02
瞼をゆっくり上げる。だがこの場合起こされたのではなく、
自然に起きたのだ。本来ならもっとはやくシィナが起こしてくれるはずなの
だが、彼女の横顔を見ると。なにか考え事をしているようで
まだこちらがおきたことに気づいていない。
そこで
「おはよう、シィナ」
と言うと、シィナも気づいて
「おはよう」
と言ってそっぽを向いてしまう。
ありゃ~、まだ嫌われてるな。そしてその声を聞こえてか
聞こえてないかは定かではないが、リーシャも起きてきた。
「おはようございます。シンヤ君、シィナさん」
と言うので。
「おはよう、リーシャ。」
いまだこっちにそっぷをむいているシィナもリーシャにおはようと
言った。三人がちょうど起きたので。食事にすることにした。
食事は水筒に入れたシチューと、保存がきく固いパンと
保存食の肉。シチューにパンを浸しながら食べる。
もちろん!自分は付けては食べを繰り返す派だ!!
そしてリーシャと雑談を交わしながら食事を終えると、またダンジョンの攻略を再開した。天井の高さと外から見た塔の高さを考えて、おそらくあと4,5階はあるだろうなと判断する。
その後は、魔方陣に気をつけたりしながら進む。だが徐々に階層を積むことによって、敵が強くなっていく。前は片手剣のみの装備が盾まで持ったりするのだ。
だが、それでもなお俺の敵ではなかった。
かれこれ4階あがり。おそらく合計で7階まで上がった。
推測が正しく見た目はあれだけど、中身は異空間というオチでなければ、
後もう少しのはずだ。
7階にあがり道を進んでいくと上へ上がる階段を見つける。
だが、そのまわりには多数のサラマンダーが守っている。
そしてその守っているサラマンダーの中で一番目立つのが、普通のサラマンダーよりも2まわりも大きいよろいをきたサラマンダーだった。
あいつがこの塔のボスか?だとしたら・・・あの、後ろの階段は、宝物庫へと
つながる通路か。敵の数は・・・大きいやつも入れて20か・・・少し多いな。
サラマンダーはその硬い皮膚を持つがゆえに火属性は効きにくい。
という結果が途中のサラマンダーを狩っていく上でわかったことだ。
んー。そろそろ火の魔法だけじゃ頼りないから新たな魔法を作るか、
水魔法・・・いや、今回は武器とかの召還魔法にしてみよう!と考える
そして、2人に小声で
「俺があいつらを奇襲するから、普通のやつは俺が倒す。だから
シィナは大きいやつを仕留めれくれ。リーシャは後ろを警戒しててくれ。」
と言って2人とも頷く。
そして俺はやつらの群れに手を向ける。すでにシィナは走り出している。
シィナとやつらの距離は10mで本人が着くまであまり時間がない。
そしてやつらの上空に多数の魔方陣を展開。
そしてそこから剣が雨のように降り注いだ。
うぉ、この魔法かっけえええ!って思いながら魔法を解除し剣の雨を止める。
そして徐々に剣も光となって消えた。ところで生き残っていたのは、多少の
怪我を負ったものの、まだ元気そうな大きなサラマンダーだけであった。
シィナとやつの距離は2mのとこで大きなサラマンダーは剣を振り上げ。ずどん!
という地響きを立てながらシィナが居た場所に振り下ろされる。シィナは
危なげなくそれをよけると体調2m以上もあるサラマンダーの首元まで
ジャンプして。
「おそい。」
と言って左の手に持っていた剣でサラマンダーの首をはねた。
すとんとサラマンダーの頭が地面に転がると、それに続くように、残りの胴体も
ずしんと音を立てながら倒れた。
その後は、まわりに敵がいないかを確認し、うしろのリーシャに敵がきていない
ということを確認すると、3人は奥にある階段へと向かう。
階段を上ると、そこには鉄で出来た重々しい雰囲気を醸し出す扉があった。
果たして、どんな財宝が待ち受けているのかと期待しながらドアを開けると。
そこは、天井が半球型であることから頂上であることがわかり、迷路のように
入り組んだりしていなくて、開放的な場所だった
そこに宝石や金銭といった財宝は一切なかった。
代わりにあったのは奥にたたずむ赤い肉の塊。だが、その赤い肉の塊と思っていたのは、体調をゆうに3mは超えるサラマンダーだった。ただでさえスケールが規格外なのに、2つの大きな特徴があった。一つは、サラマンダーの腕が4本あったのだ。そして2つ目はこのサラマンダーは様々な魔力を持っていた。
もし、様々な魔力を持っていることを表現するなら、何人かの人を1つにするというような物だ。だがその魔力の中にどこか共鳴するような物感じた。
そして一つの推測が立つ、そしてその推測は徐々に確信へと変わっていく。
そういうことか・・・あの、魔方陣によって多くの冒険者は魔力を吸われて、
倦怠感や脱力感に苦しむうちに他のサラマンダーにやられたのだろう。そして
その吸い取った魔力をやつが吸収したということだ。まさにやつからすれば
一石二鳥ということだ。
そこでやつも気づいたようにこちらを向き、ゆっくりと歩いてきた。
「気をつけろ、あいつはたくさんの魔力を持っている。油断はするなよ。」
というと、シィナは少し驚いた顔をしたが、すぐに顔を元に戻し頷いた。
そしてリーシャに向き直すと。
「リーシャはここにいろ、くれぐれも出るなよ。」
と言って念をおす。彼女も俺が緊張していることを察すると何も言わずに頷いた。
そしてひとまずシィナに
「おれがやつの気を引くから、シィナ・・・お前が背後からやつの首を落とせ。」
と言う。正直にいえばやつの力は未知数でどんな魔法を使うかわからない。
これは結構危険な作戦だ。
「やってみるけど・・・できる・・・かな・・・」
と少し不安そうに言う。いつも自信満々な彼女が弱気になるのは、
本能的にやつを危険対象として認識しているのだろう。
「おなえならできる。だってお前は誇り高き狼族だろ?
そんじょそころのトカゲに負けるわけがないだろう?」
と少し挑発するが、彼女のやる気を取り戻すにはこの手が一番はやい。
「行ってくれるわね・・・私は誇り高き狼族そこらへんのトカゲに
負けるわけなんてありえないわ!」
と意気込む。どうにか彼女の自信を取り戻すことに成功した俺は、やつを確認するとこのドーム状の部屋の中央に来ていた。俺は
「いくぞ。」
と言って走り出した。
どうも13話目となります。いろいろアイディアが思い浮かんでいくうちに
魔法だけじゃなんかだめだと思ったのでタイトルを少しかえました。
いよいよダンジョン攻略も大詰めです!
果たして無事にかつことが出来るのでしょうか。
誤字脱字等ありましたらぜひ教えて下さい。あと文章がおかしいとかも
言って下さると助かります。




