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Digestivo 食後酒 「サルーテ」のリモンチェッロ


「さあどうぞ!自家製のリモンチェッロです!」

 ことりと置かれた、小さなグラス。

 幸福に満たされ、これ以上に求めるものは無いはずだったが、ふわりと香るレモンの爽やかさに思わず手が伸びた。

 よく冷やされた氷点下のリキュールが舌先で蒸散すると、芳醇な香りと爽やかな酸味が鼻腔を突き抜けた。

 頬が紅潮しているのが分かる。適度に酒が回り満腹、理想的な状態だ。この場所に留まってしまいたいとさえ思う。

「良かったら、また来てくださいね!」

 少女の笑顔が弾ける。そうだ、またこの場所で食事をしよう。きっとその時も、素晴らしい体験が待っているに違いない。

 会計を済ませ、店を後にする。

 そのトラットリアの名は「サルーテ」。

 名も知らぬ客たちとともに乾杯した夜。

 その情景がひとりでに思い出され、自然と頬が緩んだ。



【おしまい】



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