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47.エピローグ-あぁ……チトセ。大丈夫だったかい?-

これで完結です。読んで頂き本当にありがとうございました!


次作は「レイドライバー 4 -大切な人への無垢なる想い-」で全44話予定です

https://ncode.syosetu.com/n4981if/


もしよろしければ、次作も読んで頂けるととても嬉しいです!



レイドライバー1,2,3を読んでいない方は、お手数ですがそちらをお読みになってから次作をお読みください(前回からの続きものになります)


作者ページからご覧になれます↓

https://mypage.syosetu.com/2478453/



実は、もう一つの並行世界線という事でヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)

もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-

(これだけR-18なので作者ページに載っていません)

https://novel18.syosetu.com/n2786ia/



日曜~木曜は1話ずつ、金曜と土曜は2話をアップ予定です


「分かりました。とりあえず落ち着きました、ありがとうございました」


「ああ、もういいのかい?」


 と問うアイシャに、


「少々用事がてきましたので」


 ――ご主人様、どうか目を覚ましてくださいまし。


 アイシャたちとは部屋の前で別れて、クリスはカズが収容されている病室に向かった。警備の人間に来訪を告げ、中に入れてもらう。


 と、そこにはベットの中で眠っているカズの横に、パイプ椅子に座るレイリアの姿がある。

「レ、レイリア、さん? どうして」


 関係者以外は立ち入れないここに何故いるのか、とクリスが尋ねるまでもなく、


「基地司令にね、お願いしたら[多分あとからクリス君も来るはずだし、今は機密事項もないから行っていいよ]って言ってくださって」


 その時、クリスはレイリアが居た事で[トリシャはどうしたのか?]と聞くことをすっかり失念していた。いつもなら気にならない他の人の来訪が、それほどまでにレイリアの来訪の存在が動揺を与えていたのだ。


 ――この、心を揺さぶられる感覚はやっぱり……。


 クリスは自分の心と会話していた。本当ならカズとレイリアが一緒になってくれればいい、私はそのそばで、そば遣いとして置いて使ってくれればいい、ただそう思っていたのだが、いざレイリア本人を目の前にすると[私のご主人様を取らないで]という気持ちが浮かんでくるのだ。それはまるで湯舟に漬けた空気入りの風船を沈めるかのように、力を少しでも緩めると浮かんできてしまうのだ。


 ちょうどそんな感情の波にクリスが翻弄されていたその時、


「うーん」


 カズが目を覚ましたのだ。そして、第一声が、


「あぁ……チトセ。大丈夫だったかい?」


 まだ意識が完全に戻らないその一言は、その場の全員の耳に刻まれた。


 ――チトセ……。それがご主人様の大切な方なの?


「カズ、目覚めたの?」


 レイリアがそう言うと、


「オレは一体? 今なんか言った?」


 まだ意識がはっきりしないようなカズがそう尋ねると、


「いいえ、何も仰ってませんよ。お疲れ様です」


 レイリアより先にクリスがそう答える。彼女もそれを察したのだろう、


「うん、よく眠ってたよ。おかえりなさい」


 レイリアもマズいと思ったのか話を合わせる。


「どのくらい眠ってた?」


「戦闘のあとがれきの下敷きになっていたのですが、そこから搬送して基地に戻りました。あの作戦から二日ほど経っています」


 クリスが答える。


「そうか……。レイリア、すまない少し席を外してくれないか?」


 カズがそう問うと、何となく察したのだろう、


「じ、じゃああたしはみんなに[カズが目を覚ました]って言ってくるよ。お話、あるんでしょ?」


 そう答えて腰を上げた。


「すまないな、話がすんだらみんなを呼ぶから」


 そういってレイリアを送り出したあと、


「クリス、俺の機体に触れたんだろう? どうだった?」


 そう聞かれたので、


「はい、コアユニットも見ましたし、サブプロセッサーからの呼びかけもありました。大尉の治療が出来たのもゼロゼロのおかげです」


 ありのままを話す。


「そうか、ゼロゼロが助けてくれたんだね。黙っておくようにって言ってあったんだけど、あの状況じゃあ仕方ないか。ゼロゼロは他には何か言っていたかい?」


「いえ、自分は自我のあるサブプロセッサーだ、としか。治療方針を示してくれたあとは特には何も」


「研究所の職員が来ただろう?」


 とカズが疑問を呈するので、


「ゼロゼロの指示だ、という事を伝えただけです。ただ……その……」


 クリスが言いにくそうにしていると、


「あぁ、クリスチャンさんだね? 俺を気にかけてくれるのはとても嬉しいんだけど、ちょっと極端な性格でね。もしかして、何かされたかい?」


 頭を掻きながらそう話すカズの唇を奪う。


 どのくらいそうしていたのだろうか、どちらともなくお互いが唇を話した時、


「色々、色々ありました。でもそんなのはいいんです。貴方様さえ生きていてくだされば」


 クリスの頬を涙が伝う。


「すまなかったね、心配をかけて。それともろもろあった事も」


 カズは真っすぐにクリスを見ている。それに対してクリスも顔を上げて見つめ返す。その目は涙にぬれてはいたものの和らいでいた。


 ――貴方様さえ生きていてくだされば、私は生きて行ける。


「いえ。ではレイリアさんを呼んできてもよろしいでしょうか?」


「ああ、出来れば他のみんなと、司令が手が空いていれば司令もお願い」


「了解しました」


 ほどなくしてレイリア、トリシャ、アイシャとミーシャ、それに基地司令がカズの病室に集まっていた。


「さてこれからの事だけど、とりあえずは無事にエルミダス基地に戻ってきた、と。で、オレの機体は大破、レイリアのケガもまだ治ってはいない。制空権はこの辺りも手薄になっているし、これは少し時間が必要だ、と」


 カズが率直に現在の状況をまとめる。


「その通りだ。航空戦力は急いで前線に回してもらえるように手配はしている。[例の人]にも言っておいたから、おそらく通常戦力も含めて近日中には手配が付くだろう。まずはこの基地の守りを固める。そして同時にレイドライバー隊の復旧だ。それが済んだらミラール市を抜けて再度アルカテイル市を目指す。おそらく共和国の連中も、この混乱に乗じで潜入しているだろう。それの掃討も含めて行う必要があるな」


 基地司令がそうまとめる。


 今は休息が必要なのだ。


これで完結です。読んで頂き本当にありがとうございました!


次作は「レイドライバー 4 -大切な人への無垢なる想い-」で全44話予定です

https://ncode.syosetu.com/n4981if/


もしよろしければ、次作も読んで頂けるととても嬉しいです!



レイドライバー1,2,3を読んでいない方は、お手数ですがそちらをお読みになってから次作をお読みください(前回からの続きものになります)


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https://mypage.syosetu.com/2478453/



実は、もう一つの並行世界線という事でヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)

もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-

(これだけR-18なので作者ページに載っていません)

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日曜~木曜は1話ずつ、金曜と土曜は2話をアップ予定です


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