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不思議な話  作者: 優姫
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返してよ 前編

これは私の高校時代の友人の金木君(仮)から聞いたお話です



俺が中学二年生くらいの話です


そうちょうど進級したばかりでクラス替えがあり

今まで仲良く一年間過ごしていた

友人と違うクラスになってしまったので新たに交友関係を広めようと思って

自己紹介を含めて自分の席の近くにいる男子たち会話をしていた


割と意気投合ができて短い休み時間があるたびにグループを作って

喋っていると、その内の一人の小柄の男の子の根元君が

今日、ウチに遊びに来ないか?と誘ってきてくれた


グループの人数は俺も含めて5人いるのだが、その内2人は用事があるから次の機会にしてくれと言って断ったが

もう一人の長身の七瀬くんは割とノリがいい感じで良いよと返事してくれた


勿論、俺自身も折角新しい友達ができる機会を棒に振る理由もないので

誘ってくれた根元君自身も明るい子なので誘いを受けた


授業が終わり早速、根本君の家に向かうため根元君・俺・七瀬君の3人で学校を出た


3人で色々なバカ話をしながら家に向かう途中、七瀬君が聞いた

「所でネモッチの家に行ったら何して遊ぶ感じなの?」


そう聞かれた根元君は一瞬、あっ!……としたリアクションを取り少し考えるように黙ってしまった


黙りながら歩くこと数分位経つと、根元君が口を開いた

「ウチにはゲームとかは一応あるけど、ほとんど一人用だから。ウチに行く途中にレンタルショップがあるからそこで何か借りて見ようよ?」


俺自身は根元君の家で何をして遊ぶと言うより、根元君の家に遊びに行くという事が重要だったので良いよと返事を返した


七瀬君は「折角、遊びに行くのに何か見るだけかよ~」と少し文句を言っていたがそれ以上文句を言わずに了承していた


そうして話している内に某大型レンタルショップに着きDVDを選び始めた時間的な都合もあった為、DVDは2枚借りることにした


七瀬君の選択で1枚はホラー系でなった。

この時、根元君は怖いのが苦手らしく頑なに拒否をしていたが2枚目に口直しの意味を込めてお笑い系を借りることにしなんとか許可を得た


近くにあるコンビニに寄り、三人でお金を出し合い飲み物とお菓子を買い根元君の家に向かった


レンタルショップから根元君の家までは大体5分位の距離にあり

家に着くと根元君は首から鍵を出して家の鍵を開けて

「ちょいとコップとか用意してくるわ」と言い家に入って行った

俺と七瀬君は今すぐお邪魔していいのか一瞬悩んだが、まぁ大丈夫だろうという事で七瀬君・俺という順番で家にお邪魔した


玄関に入り靴を脱ぐと、小型犬のマルチーズと小学生低学年位の女の子が出迎えてくれた

俺は女の子に軽く挨拶を済ますと

七瀬君は犬が好きらしく早速、玄関にいるマルチーズ可愛がり始めた

俺もおっかなびっくりの感じでマルチーズに近寄り撫でた始めた

撫でながら、目線は妹の方に向け「お兄ちゃんの○○はどこにいる~?」と聞くと妹は何も答えずに家の奥の方に行ってしまった

そして犬も俺に向かって一回「ワン」と吠えると妹の後を追いかけるように家の奥に入って行ってしまった


「金木。お前、怖がられて逃げられてやんの」と七瀬君に笑われながら言われていると家の奥から根元君の声が聞こえた


「あぁ~二人共~悪い悪い。その階段を上がって突き当りの部屋が俺の部屋だから先に入っていて良いよ~」


俺らは返事をして目に入った階段を登った


階段を上り、言われたとおり突き当りの部屋に入ると、中は割と綺麗に整理整頓をされていてシンプルな部屋で

部屋の中心には小さい丸テーブルが置かれていて他には勉強机やベッド等など配置されている

七瀬君はベッドの上に座り携帯を弄り始めたので

俺は床の上に置かれたクッションの上に座り根本君を待つことにした


部屋に入って数分後位に根元君が飲み物と先ほど買ってきたお菓子をお盆の上に乗せて部屋に入ってきた

お待たせ~と言いながら部屋の中心に置かれている小さいテーブルの上にテキパキと飲み物とお菓子を設置していく根元君

七瀬君はベットから飛び出てきて借りてきたDVDをセットしている

手持ち無沙汰感があり、俺は部屋の中を見渡すとある物に気づいた

「根本君根元君これってビデオデッキだよね?」

テーブルの上をセッティングしながらこちらに目線を向けると

「ん?あぁ、そうだよ~まぁ壊れていて使えなけどね~」


そうビデオデッキだ。ただ少し疑問に感じることがあった

それはビデオデッキが置かれている場所だ


通常、ビデオデッキやらDVDプレイヤーなんかは配線などの都合でテレビの付近に置かれる物だと思う

それが証拠にこの部屋にあるDVDプレイヤーは木で出来たTVボードの収納スペースに置かれている


しかし、このビデオデッキが置かれている場所はそのTVボードに立てかけるように置かれているのだ

TVボード自体にもデッキ等を収納するスペースなどが余っているので仕方なくそこに置いている訳ではなさそうだ


それに部屋の綺麗具合や整理整頓をされている具合を見る限り壊れている物を放置するようなタイプとは感じない

捨てたりまたはちゃんと何処かに仕舞うように感じたからだ


まぁ、普通だったらそこまで気にしないのだが、今のやり取りでもう一つ疑問が生まれてしまったのだ


そのビデオデッキは根元君が壊れいて使えないと言ったのに関わらず、コンセントが入っていて尚且つ電源が入っている


そして再生中だと思わせる時間がビデオデッキの液晶部分に表示されていた




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