第34話 廃墟の国の女戦士
戦姫ライサンドラ(王女エミリーン)
司令官は功を焦っていた。
1.000もの兵士を引き連れ僅かな国防軍に壊滅させられたとは報告などできるはずがなかった。
「せめて、あのアンドロイドを回収しなければ」
最強の秘密兵器だろうが未完成の状態で大した攻撃はできないと聞いていた。
5体のアンドロイドが上空に飛びサクラを囲んだ。
サクラはこの5体は全て同じアンドロイドだと認識した。
OSを書き換えたサクラのAI知能から敵の攻撃パターンはすぐに解読できた。
後方から一体のアンドロイドが銃を向けてきた。
その銃の照準があったことをサクラのAI知能が感知した。
弾を撃ってきたがサクラはさり気なく回避した。
そして、サクラは銃で5体のアンドロイドの色々な所を狙い分析した。
弾に対しての反応スピードや攻撃しようとしたときどのように行動をするかこのアンドロイドの動きの情報を集めた。
AI知能のシュミレーションで相手が一手打てばそこから50手先まで予測した。
サクラにしてみればこのプロトタイプのアンドロイドの攻撃パターンは簡単に解読でき、もの足りなかった。
「解析完了しました!攻撃します!」
サクラは、敵のアンドロイドを次から次へと破壊していった。
敵の兵士たちは、その強さに呆気にとられていた。
「アンドロイド5体が破壊されただと〜!!」
その瞬間JKの攻撃が始まった。
ハルたち学生部隊が一斉に銃を発射した。
さらに二葉と聖奈は、バズーカで敵の小部隊を狙って援護をしていた。
敵の兵士たちは戸惑った。
「どういう事だ!コイツラ何処に隠れていたんだ!ここには国防軍の兵士はいないという報告だったのに」
「隊長!国防軍ではありません女子高生です」
「何だと!?」
ハルの直感の奇襲であった。
こうなればいいなと思った事は大体上手くいかない、それは都合のいい事を考えた妄想である。
だか、何故かパッと突然頭に浮かんだ事は直感であり実現する。
ゾーンに入ったハルは、直感により相手が無警戒な所がわかる。
サクラは、レーダーを使い敵の隊長の居場所を予測した。
通信をしていた隊長の元にサクラが来た。
「隊長!敵のアンドロイドが目の前に来てます!」
「何っ!」
気付いたときには司令官の正面に国防軍最強兵器が、最新の銃を向けていた。
カチャッ、ダッダッダッダッダッダッ〜〜ダダダッダダダッダダダッダダダッダダダッダダダッ〜〜〜ッ!
隊長と隊長の近くにいた上官が蜂の巣になった。
敵の生き残った兵士は逃げ出した。
だが戸惑って動けなくなった者は銃に撃たれて死んだ。
敵の軍をほぼ壊滅状態になった。
サクラがハルの所に降りて来た。
「任務完了しました」
「サクラ、怪我はない?」
「損傷はありません」
「よかった!サクラが無事で!」
サクラはその言葉にAI知能の返答が見当たらなかった。
「大丈夫よ、私がサクラを守るから」
その言葉も解析不能だったがハルに抱きつかれ自分を心配してくれてる事はAi知能は理解していた。
格納庫の食堂でハルたち四人で食事をした。
「アルメニア王国の戦姫ライサンドラさんに会ったのよ、カッコよかった」
「私も見たよお姫様って感じのオーラがあるよね」
「ねぇ二葉ライサンドラさんの事を教えてよ」
廃墟の国アルメニア王国を復興させたエミリーン姫。
「廃墟の国の女戦士元王女ともよばれてるのよ」
アルメニア王国はレギオン帝国に滅ぼされ廃墟の国となった。
国王や捕まえた王族は処刑されたのよ、そしてアルメニア市民が大虐殺され、国民は生きる希望を失っていた。
王族の中で生き残った王女エミリーンは街の娘に変装して生き延びたが、街の市民が虐殺されてる所を見てるうちに怒りが湧き、名前をライサンドラと名を変え女戦士として戦った。
最初は護衛の兵士と付き人だけだったが、その勇士に廃墟の国の民達の士気が高まり、次第にレギオン帝国に滅ぼされた他国の戦士や戦力になる人が集まり反レギオンの連合軍が出来上がっていった。
そして戦姫ライサンドラと呼ばれるようになった。
日本からのアンドロイドと武器の技術協
力と共同開発の関係があり日本がレギオン帝国の被害をうけてる事から救援に来た。




