【一.五話 白の夢にて①】
※注意
突拍子もなく出現する「○.五話」の話は、ほぼウーサーと【ナマモノ】さんの或いは別の誰かの会話だけの文になっています。
と、言うか「いつまで続くかわからないおまけ」の大型版みたいなものだと思って下さい。
そんでもって、苦手な方はすっとばして下さい。
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これは未知の存在外二人のただの会話の話。
興味がなければ先に進ませる。でも聞きたいのなら話すよ。
さぁ、どうする?
◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇
白い夢の空間のど真ん中。黒い机一つと椅子が二つ。
椅子に座るのは『宇宙』『星』『世界』全てから外れた二つの存在。
一つは先日強制的だが起きる事に成功した幼い人間に生まれた【竜】。
一つは体長60cm程の白くて〜(略)の生っぽい謎生物【ナマモノ】。
「「…………………………」」
「……危うく計画が大きく狂うところだった」
「……その節は本当にすみませんでした」
「いや、あれ知らなかった私にも責任あるから、ここはおあいこという事でもう忘れよう。
紙のように固く丸めて焼却炉に入れて灰も残さず燃やしてしまえ」
「私達みたいな存在の持つ記憶と記録ってしょうきゃくろ?という物で焼却できるのですか?」
「何事もチャレンジする心があれば出来るさ、きっと。で、いま身体の調子はどうなんだい?」
「全く動けません。あと全身痛いです」
「あー…やっぱりそうかぁ」
「始めて見た私の身体骨と皮だけでしたよ。あれはびっくりしました。あの状態なのに妙に重くて、この前教えてもらった倦怠感というものがが酷いんです。あと、ちゃんと起きているのに瞼が重くて上がらない、偶に開けられても視界が霞んでよく見えない、音が遠くに聞こえる、この場は平気ですけどあちらでは頭痛が酷くて思考が纏まらないとかですかね」
「マジでかなり深刻だったわ」
「そうですね。それで【ナマモノ】さん、あの…こういうのもなんですが、人間という種族の身体で本当に大丈夫なのですか?『ブリテン』の事もそうですが、たった三年程度でここまで衰弱してしまう程弱い身体で【アヴァロン】と融合した【■■■■■■】を殺せるのか不安になってくるのですが……」
「君が不安になるのも分かるよ。でも、人間の身体で行動すると決めた以上、最後までその身体で殺ってほしい」
「……分かりました」
「まぁ、ウーサー君の身体は地味に特別性に創って、通常より早い方で自然に回復できるから、そんなに心配しなくていいよ。それに王様達の方もちゃんと君が全快できる様に色々動いているから、まず骨と皮の状態からは脱せるはずさ。……ただ、回復するのは体型だけであって、動けるまでには地獄のような辛いリハビリをしなくちゃいけない。まっ、君の存在外レベルの忍耐と根性なら直ぐに身体を動かせるようになる筈さ!」
「はぁ…?そうですか。と言うか存在外レベルって何ですか、それ?」
「今私が作った言葉。それより、君が動けるようになった後の事なんだけど、計画通り十四歳まではあの国で人間の体の動かし方をマスターして戦闘がこなせる迄に仕上げてもらう。それ以外にもこの世界の生活についても学んでいってね」
「了解しました。問題はこのトラブルのせいでどこまで仕上げられるかなんですが……」
「それは君の努力と殺る気次第だ。でも、私も出来る限りサポートするから、今は一刻も早く身体を全快にする方に専念しようね。あ、あと回復しながらやって貰いたい事があるんだけど、いいかい?」
「?何ですか??」
「それはね───」
景色は白い空間から、視界が霞み殆ど見えないがおそらく白い石造りの天井かと思われるものへと変わった。清潔なベッドに横たわる灰色の髪の小さな幼子は、内心深い溜め息を吐きながら、
「(……【ナマモノ】さん、そんな好都合なユウリョウブッケン?いるわけないでしょう……)」




