【序章1 破滅を歩む探求者と謎の語り部】
ここでは初めての投稿になります!よろしくお願いします!
2/15追記
序章から少しずつ話を丸々書き変えたり追加していきます。
読んで下さっている皆様には申し訳ないのですが、宜しくお願いします。
8/8
めっちゃ修正しました。
─────また来たのかい?破滅を恐れない【探求者】君。
本っっっ当にキミも諦めが悪いよねぇ……。
何度来ても私は【ウーサー】の事を話すつもりはないよ。
大金を幾ら積まれても、貴重な家宝やお宝を持って来ようとも、キミの命より大事な「知識」を代償に捧げようとも、ね。
それと老婆心から言うけれど、早くこの『建物』から出ていった方がいい。
この中は唯の人間が長居するにはちょーーっとキツイ所だからね。
次いでに二度と来ないで欲しいかなっ!
─────はぁ…………分かった、私の負けだよ。
まさか、【大罪人】【楽園殺し】だけじゃなく【生贄竜】の事まで知っているとは……。
いいよ、話してあげよう……と、その前に訂正と注意を。訂正するのは今から話す【ウーサー】と【ウーサー・ペンドラゴン】は別人だという事。理由は話が進む内に分かるから今は言わない。
注意の方はこの【記録】を全て聞き終えた後、「キミ」という存在は『宇宙』の記録から抹消される。簡単に言うと【無】になるって事だね!
ふふふふ♪たかが一つの【記録】を聞いただけで消えるだなんて!って思うじゃん?
でも、残念ながら本当にそうなっちゃうんだよっ☆
何故なら【ウーサー】の記録も存在も『宇宙』では最大の【禁忌】の一つ。
それをこの『建物』の中とはいえ表に出てしまったらどんな【厄災】を引き起こすか分からない。
……否、【厄災】だなんて言葉で片付ける程生易しくはない事が起こる。
そ、れ、と!【記録】を知られたのがバレたら『宇宙』の意思から【罰】を受ける事になる。
その【罰】がさっき言った存在の抹消なんだけどね。
ん?私?ああ、私は全然大丈夫だよ!たかが『宇宙』一つの意思で同行できる程全く弱くないから。
話ちょっと逸れたけど、この【記録】はそれ程のモノなんだ。前も言ったけどこの【記録】を聞き終えて、「ははは!何もなかったじゃないか〜!」なんて事絶対に無いからね、本当に。
あれ?どうしたんだい?急に立ち上がって。それに顔色も悪いよ。
ふふふ…震えているね。今更怖くなったのかな?
でも、もう遅いよ。キミは知ってはいけない言葉を知ってしまった。
もう元の場所へは戻れないし、戻さない。
さぁ、椅子に座り直して。折角だからお茶とお菓子も用意しよう。なにせこの【記録】話すと長いからね。
─────永遠の幸福と安らぎを与える【黄金の林檎の楽園】を殺した殺戮者。
数多の栄光と勝利が約束された『国』の「未来」を絶ち、滅びの道を創った大罪人。
『世界』『星』『宇宙』の意思が【記録】から抹消しきる事が出来ない程の【禁忌】の限りを犯し尽くして、結局名と僅かな物語を残して【封印】にまでしか到れなかった少年の物語─────なんだけど、
先にちょっとネタバレ言っちゃうんだけど、これね、実は全部【ウーサー】と【私】がそうなるように仕向けた【計画】だったんだよね。
【ウーサー】は【憎き存在】が創った【不始末】を殺す為、【私】は住心地の良い『家』をソレに荒らされない為なのと【ウーサー】に壊させない為に協力したのさ。
ハハハッ!いや~驚いた?キミ今すごい間抜けで良い顔しているよ〜♪
え〜だって、キミずーっと死んだような顔して【私】の話聞いてるんだもん。そんなに怖かったかい?
だからちょっと場を和ませようと思ってネタバレちょっとだけしたんだよ〜。
……これは長い【記録】の物語だからね。本当に怖いのはこんなあらすじみたいな紹介じゃなくて本編の方だ。
聞く前から怖くて死にそうになってると最後まで身が持たないでしょ。
大丈夫だよ。大半は残酷な場面多いけど、ほのぼのとしたギャグな場面もそれなりにあるからさ。
キミの耳に全部入るようになるべく緩急つけて話してあげるよ。
だから、最期まで聞いてね…。
灰色の蒼いキレイな夜空の瞳を持つ【生贄竜】が世界に組み込まれ【ウーサー】に産まれ死ぬまでの話を─────。
序章2に続きます。
現在まだ書き途中ですが・・・・・でき次第上げますので、暫しお待ちください!