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神機妙算  作者: Vleuingu
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死律

第1章:粛清の起源

夜、2023年7月3日月曜日。

淡い月光が、高層ビルの隙間から細く切り裂かれ、冷たい光を路地裏に落としていた。

一人の犯罪者が地面に跪き、荒い息と震える嗚咽を繰り返しながら懇願していた。

「た、助けてくれ……! 殺さないで……俺、初めてやったんだ! 本当に! 二度とやらないから、頼む……!」

その前に立つ影が、無情なほど落ち着いた声で言った。

「無理だ。教えてやる。一度でも悪事を働けば、たとえ一生善行を積んだところで、人々はただその悪事だけを見る。だから、たとえ一度だけでも、悪事などするな。」

ドン!

足が地面を強く踏みしめた。地面が震え、背後に巨大なレンガの壁が忽然と現れる。それはまるで墓碑のようにそびえ立った。

無駄な動作一つなく、影は跳躍し、強烈な横蹴りを叩き込んだ。犯罪者の体が壁にめり込み、骨の砕ける乾いた音が響いた。

壁が虚空に消えたとき、悪人の命もまた消えていた。

暗闇の中から、テヒモシン(Tehimosin)が姿を現した。

「お前が律の息子、テンラスサー(Tenlastther)か? 法を犯した者——窃盗、誘拐、暴力、殺人であろうと——死だけが唯一の道だ。」

「その通りだ」とテンラスサーは、まるで些細な用事を済ませたかのように平然と答えた。「お前は誰だ?」

テヒモシン:「俺はマルクールヴィスト(MalCœurVist)の友人だ。そして一つ伝えておきたい。あいつは死んだ。」

テンラスサーの瞳がわずかに収縮した。空間が凍りついたように感じられた。彼は拳を強く握りしめた。

「なぜあいつが死んだ? 誰が殺したんだ?」

テヒモシン:「俺も知らない。だからお前を探して、一緒に調べようと思ったんだ。」

テンラスサーは目の前の男を疑わしげに見つめた。「どうやって俺の居場所が分かった?」

テヒモシンは深く息を吸い、遠い目をした。

「マルクールヴィストが言っていた。『テンラスサーを探すなら、法を軽視し、法に挑むような場所へ行け』と。教育水準が低く、校内暴力が横行する学校とか……」

そう言って、テヒモシンはマルクールヴィストの手紙を差し出した。

テンラスサーは見慣れた文字を素早く目で追った。

「信じられない……あいつほど優秀な人間が死ぬなんて。」

テヒモシン:「どうして死んだのか、誰も知らないのか?」

テンラスサーはスマホの画面を見つめながら言った。画面には数字が次々と跳ねていた。

「あいつの稼いだ金が、今も毎日グループの口座に振り込まれ続けている。ここを見ろ。あいつが死んだというなら、この金は一体どこから来ているんだ?」

テヒモシン:「これは一つだけを証明している。あいつは死んだ後も、グループのために金を稼ぎ続けるほど天才だったということだ。」

テヒモシン:「しかし、どれだけ天才でも限界はある。いずれこの金の流れは止まる。お前たちのグループの資金は確実に尽きるぞ。心配じゃないのか?」

テンラスサーはスマホをポケットにしまい、肩を軽くすくめた。少年らしい無邪気さと、殺し屋の冷たさが混じった笑みを浮かべた。

「他の奴らは知らないが、俺には関係ないな。」

「なぜだ?」

「だって俺はまだ高校生だから」とテンラスサーはあっさり答えた。「親に養ってもらって、家で飯を食ってる。ここでやってることは正義の執行で、生活のためじゃない。」

テヒモシンは呆然とし、改めて相手の身長と顔をまじまじと見た。

「……お前、まだ高校生なのか? 何年生だ?」

テンラスサー:「この夏休みが終わったら高3だよ。」

テヒモシンは気まずい沈黙に包まれ、額を押さえて深いため息をついた。

「……高2のガキが、生殺与奪の権利を握ってるなんてな……」

「もう遅い。親が心配するだろ。帰れ。明日の朝にまた話そう。」

テンラスサーは頷き、背を向けて歩き出しながら手を振った。

「ばいばい、お兄さん。明日ね。」

少年の後ろ姿が寂しい街灯の中に溶けていく。路地裏には、テヒモシンが独り残され、テンラスサーが追求する残酷な「正義」の証拠として、犯罪者の死体が横たわっていた。


第2章:百億の正義

2023年7月4日火曜日、朝。

廃ビルの屋上。錆びた鉄骨の間を風が吹き抜ける。

先に口を開いたのはテンラスサーだった。

「兄さんが殺してきた奴らは、どんな奴らだったんですか? 例えばマルクールヴィスト兄さんは、働きたくないのに金が欲しい怠け者ばかりを殺してたって聞きました。俺は法を犯す奴ら、法を軽視する奴らを殺します。法が禁じれば禁じるほど熱心にやるような奴ら。『ルールは破るためにある』なんて自慢げに言う奴らが、俺の好みの標的です。」

テンラスサーは賑やかな街路を見下ろした。

「目立ちたがり屋で、堂々と犯罪を犯す奴らも。世界に全く恐怖を抱かず、罰を恐れない奴ら。人類に対する犯罪を犯す奴らも。」

「特に最近目立つのは、ネット上の犯罪者ども——画面の陰に隠れて詐欺を働き、フェイクニュースを流し、他人の人生を破壊しながら、世間の罰など微塵も恐れない連中です。あいつらはインターネットという仮想の幕が、自分たちを守ってくれると思ってる。」

テヒモシン:「俺は化け物を殺してきた。」

テンラスサー:「カッコいい響きだろ? 人間である資格すら失った、極悪人ばかりだってことだよな?」

テヒモシンはただ小さく頷いた。「……そう思いたいなら、それでいい。」

(実はこれまで、テヒモシンは一度も人を殺したことがなかった。)

テンラスサーはふと立ち止まり、哲学的な問いを投げかけた。

「どうすれば世界に絶対的な公正が得られるんだろう?」

テヒモシン:「俺には分からない。お前が教えてくれ。」

テンラスサー:「公正を得るにはまず正義が必要だ。でも滑稽なことに、人それぞれに自分の正義がある。想像してみろよ、世界に100億人の人がいれば、100億の正義が存在する。それが本当の公正が得られない理由だ。」

テヒモシン:「それは『個人の正義』ってやつだな。個人の正義が多すぎるからこそ、社会は『真の公正』に辿り着けないんだ。」

テンラスサーは首を振った。

「『真の公正』を追いかけたら、死ぬまで手に入らないよ。大人たちは言う。『公正を求めるのは子供だけだ』って。彼らはそれを幼稚で、幻想だと嘲笑う。」

テンラスサー:「それが俺が今やっていることの理由だ。この世界に誰も公正を信じなくなったなら、俺が彼らのために、俺なりの方法で証明してやる。この世界にはまだ公正が残っていると。」

テンラスサーはテヒモシンの目を真っ直ぐに見つめ、瞳を強く細めた。

「公正を信じない奴がいたら、俺がその奴にとっての公正になってやる。」


第3章:正義が真実をねじ曲げる時

2023年7月5日、水曜日。

夏の蒸し暑い空さえも、テンラスサーの冷たい声の前では色を失うようだった。

テヒモシンはテンラスサーの目を深く覗き込み、質問を投げかけた。

「なぜお前が追い求める正義は、法を犯した者への死刑なんだ?」

テンラスサーは長い間沈黙した後、こう言った。

「兄さんに、物語で説明しよう。」

「ある父親が、娘の無念を晴らすために」

C.L川の平野の片隅、田園と静かな村を横切る省道が伸びる場所で、理不尽な悲劇が起きた。社会全体を震撼させた事件だった。

それは2022年9月4日、V.L省 T.O県で起きた。14歳、中学3年生の少女B.Tが、夢多き無垢な少女のまま、永遠にこの世を去った話である。

その日の午後、省道901で、B.Tは電動自転車で友人を乗せて学校から帰宅中だった。運転手Chungが運転するトラックが無茶な追い越しをし、左車線に約50cmもはみ出した。

B.Tは前を走る自転車に軽く接触し、道路に転倒した。重いトラックのタイヤが少女の体を轢き、幼い命を奪った。

一つの命が、道路上の無責任な行為によって終わった。しかし本当の苦痛はここから始まった。

地元捜査機関——T.O県警察は、奇妙な理由で不起訴処分とした。「社会に危険を及ぼした行為の実行者が死亡したため」。

その「実行者」とされたのは、被害者であるB.T本人だった。一方、重いトラックを運転し、安全を無視した運転手Chungは無罪放免となった。

現場の見取り図は故意に歪められ、測定距離も不自然だった。目撃者(B.Tの友人で、少女を病院へ運んだ者)も、事実がねじ曲げられたことを証言した。

世論はこれを「明白な冤罪」と呼んだ。被害者が死んだ後も犯人にされ、真犯人は守られた。

42歳の父親V.Pはこれを受け入れられなかった。彼は県警察、県検察、省検察、そして最高人民検察院にまで告訴・告発の手紙を送った。

三度提出した訴えは三度とも却下された。希望は三度潰えた。

彼は正義を叫び続けたが、地元司法機関は沈黙するか、意図的に隠蔽した。法に対する信頼は完全に崩れ落ちた。

2023年4月28日、絶望の果てに、V.Pは銃を持ってChungの家へ行き、彼を重傷を負わせた後、外で自殺した。

彼は、娘の無念と、父親として追い詰められた怒りを抱いたまま、この世を去った。

この事件は単なる交通事故ではない。

それは、社会の不正を象徴する痛ましい出来事だった。正義がねじ曲げられ、被害者が冤罪を着せられ、市民の叫びが無視されたとき、人は極端な行動へと追いやられる。

14歳の少女が無駄に命を落とし、父親が自ら命を絶ち、運転手は一生の傷を負った——全員が、不透明で無責任なシステムの犠牲者だった。

テヒモシン:「……わかった。お前は、法で裁けない、または裁こうとしない法の違反者を殺すということか?」

テヒモシン:「例えば今お前が話した事件では、県警察、交通警察、県・省検察のトップ、そして最高人民検察院のトップが、犯罪を隠蔽した共犯者だな。」

テンラスサーは虚空をじっと見つめ、湖のように冷たい目で言った。まだ幼い声なのに、その内容は恐ろしく透徹していた。

「その通りだ。なぜなら正義は、必ずしも真実と一致するとは限らないから。一つの真実が不正を生み、一つの正義が真実を反映しないこともある。」

彼は軽く体を翻し、制服の裾が風に揺れた。

「この世は、よくこの二つを混同する。ある場合、正義と真実は二本の平行線のように、永遠に交わらない。」

テンラスサーは一歩前へ踏み出した。

「真実は、あの少女がトラックのタイヤの下で死んだことだ。真実は、記録がすり替えられたことだ。しかし正義はどこにある? 真実が、残された者にしか苦痛と無力感しか与えないのなら、そんな真実はゴミ同然だ。だから均衡を回復するため、俺は最後の『変数』を使う。」

彼は片手を掲げ、まるで他人の運命を掌中に握るかのように。

「だから俺の正義は、法を犯した者への死だ。法が抑止力を失い、真実が権力と金で歪められる時、死だけが十分な重みを持つ。抗告できず、賄賂も通用せず、絶対的に公正な判決だ。」

テンラスサーはテヒモシンを振り返り、狂信的な炎を宿した目で言った。

「俺は彼らを憎んで殺すのではない。法の神聖さを守るために殺す。罪が命という最も尊い代償で贖われなければ、法はただの紙切れに過ぎない。俺は最後の『終着点』だ。あの父親のような悲劇を二度と繰り返させないために。悪を犯そうとする者が、遅すぎる前に恐怖で手を止めるように。」

テヒモシンは黙っていた。この少年から放たれる、目に見えない濃密な殺気を肌で感じた。これは若さの衝動ではなく、社会の腐敗を痛いほど見てきた末に研ぎ澄まされた思想だった。

「お前は自分が狩る怪物になってしまうことを恐れないのか?」とテヒモシンは静かに聞いた。

テンラスサーは口の端をわずかに吊り上げ、薄い笑みを浮かべた。

「この世から法を軽んじる者たちを一掃できるなら、俺は最後の怪物になって地獄の門を守るよ。」

テヒモシン:「お前が怪物になったら、俺がお前を倒す。」

テンラスサー:「怖くないよ。それより、もう一つ知ってるか?」

テヒモシン:「何だ?」

テンラスサー:「法で裁けない法の違反者を殺す者は、民衆から英雄として称賛されるんだ。」


第4章:狂気の時代

2023年8月6日、日曜日。

MalCœurVistの死に関する捜査は一ヶ月経っても膠着状態だった。わずかな手がかりは、まるで幻のように消えていった。

「もういい、入学の時期だ」とテヒモシンはテンラスサーの肩を叩き、午後の重苦しい空気を破った。「お前は勉強に集中しろ。捜査は俺がやる。」

テンラスサーは年上の友人を少し心配そうに見つめた。

「兄さん、捜査するなら本当に気をつけて。この辺の中学生はかなり危ないよ。無邪気で暇で、血の気が多すぎる。目立ちたがりで、社会の不良や黒社会、果てはテロリストみたいな連中と付き合う奴もいる。」

テヒモシンはため息をついた。「知ってるよ。中学生が日本刀持って大人を追い回す現場も見たことがある。」

テンラスサー:「まだ子供だから余計に暴走する。プライドが高くて、虚勢ばかり。子供のギャングを作ってるんだ。彼らは自分がやってることが全部無意味だって理解してない。ただ『命と命の交換』『お前が一つの命なら俺も一つの命』みたいな感覚で生きてる。」

テヒモシン:「まだ未成年だから、法もどうにもできないと知ってるからな。」

テンラスサー:「武器はほとんどが日本刀、自作の刃物、鉄パイプとか。すげえ狂ってるよ。道ですれ違っただけで『挨拶がなってねえ』ってだけで殴りかかってくる。兄さんには本気で忠告する。中学生の集団を見かけたら、迷わず逃げて。」

テヒモシン:「わかった。気をつけるよ。お前も家に帰れ。勉強頑張れよ。」

テンラスサー:「ばいばい兄さん。またね。」


第4章:狂気の時代

2023年8月7日、月曜日。

新学期の始業の鐘が、八月の蒸し暑い朝の空気を乾いた音で切り裂いた。テンラスサーにとって、これは新しい高校での高3生活の始まりだった。高校三年間でこれが三校目になる。

テンラスサーのルールはシンプルだ——教育が腐敗し、学内暴力が横行する場所にこそ、自分は現れる。

校門をくぐった瞬間、すでに同級生のいじめっ子たちの標的になった。

Nam——高3の体格の良い男子は、廊下の真ん中に仁王立ちしていた。兄貴が顔の利くヤクザだという後ろ盾を笠に、新入生や転校生を締め上げるのを「高3のボス」としての儀式にしていた。

普通に歩いていたテンラスサーの襟首を、Namがいきなり掴んで強く引き倒した。

「コラ新入りのガキ、顔がムカつくんだよ!」

そのまま力任せに押し倒す。体がタイルの床に叩きつけられる乾いた音が響き、周囲の生徒たちは怯えて後ずさった。

しかし、狩人は獲物を誤った。

背中が床に着いた瞬間、テンラスサーの瞳が一変した。「律の息子」の冷たく、殺気溢れる視線に変わる。

次の瞬間、状況は完全に逆転した。

テンラスサーは瞬時にNamの喉を鷲掴みにした。凄まじい握力にNamは白目を剥き、瞳孔が収縮し、泡を吹き始めた。酸素が完全に遮断されたのだ。

周りの取り巻きたちは呆然とした。彼らは今まで、下級生にこんな恐ろしい目をした人間を見たことがなかった——瞬きもせずに人を殺せる者の目だった。

「は、放してやれよ……!」誰かが震える声で言った。

テンラスサーは手を振り、Namをゴミ袋のように投げ飛ばした。Namは床に転がり、激しく咳き込みながら酸素を貪った。いじめ集団は一瞬で崩れ、鼠のように逃げ散った。本物の猛獣の前に。


第5章:学園廃墟の粛清

その後の日々は、新しい学校でも退屈で空虚な繰り返しの中で過ぎていった。

テンラスサーは屋上から錆びた手すりに顎を乗せ、冷たい目で校庭裏で繰り広げられている「茶番劇」を眺めていた。二つの生徒グループが互いに「先輩」を自称し、鉄パイプや自作日本刀を振りかざして対峙している。口からは下品な罵倒が飛び交う。

この血なまぐさい抗争の理由? ただ一人の女の子の注意を引くためだけだった。

しかし実際は、惨めで滑稽なものだった。

彼らはただそこに立って罵り合い、武器を振り回して威嚇し、強そうな外見を演出しているだけ。誰か一人が我慢できずに突っ込んだ瞬間、相手側は武器もプライドも捨てて一目散に逃げ出す。追いかけっこの混沌とした光景は、まるで中身のない虚飾だった。

その夜、いつもの待ち合わせ場所でテンラスサーはテヒモシンに一部始終を話した。

テヒモシン:「なぜその学校を選んだんだ?」

テンラスサー:「あの学校の前を通りかかった時、汚れを感じたんだ。最近そこで自殺者が出たらしい。」

自殺の理由——トイレに行った生徒Aが、いじめグループにビニール袋を頭から被せられ、尿をかけられたことだった。

「俺があの学校を綺麗に掃除してやる」とテンラスサーは断言した。

テヒモシンは彼を見て、誇らしげに微笑んだ。「お前は本当にすごい。MalCœurVistもお前のことをすごく褒めていたぞ。お前が通った場所、犯行率はゼロになる。どこも驚くほど平和で、住みやすい場所になるってな。」

テンラスサーはさらに目撃した出来事を語った。「二人が殴り合って、力尽きるまで、死ぬまで、多発外傷を負うまで……」

テンラスサー:「兄さんは理由が分かる?」

テヒモシン:「いや。」

テンラスサー:「この年齢はプライドがすごく高い。誰一人として負けを認めない。一歩も引かない。誰かが『負けた』と言うまで殴り続けるんだ。」

テンラスサー:「奴らは喧嘩=一人死んで一人保護観察所行きだと覚悟してる。」

テヒモシンはため息をつき、最近聞いた話をした。「高3の男子がいじめっ子に先生にチクられた。結果、いじめっ子はさらに恨みを募らせ、従兄弟を呼び、翌日学校の門で待ち伏せして、その子に田んぼの水を飲ませ、泥を食わせ、土を食わせ……果ては口に小便を……」

「その事件は知ってる」とテンラスサーが遮り、目が鋭く光った。「俺のクラスメイトだ。そして俺がその件に介入して終わらせた。」


その日の午後、校舎裏の荒れ地で冷たい霧雨が降る中、吐き気を催す光景が広がっていた。三人の少年が痩せた少年を泥の水溜まりに押し倒していた。

「飲めよ! 飲めって言ってるだろ!」一人が下品に笑う。

もう一人は被害者の髪を掴んで後ろに強く引き、泥水が口に流れ込むようにした。

「お前、先生にチクるのが好きなんだろ? だったら続けろよ!」リーダーが哄笑しながら、ゴミだらけの田んぼの水をすくった柄杓を被害者の口元に押しつけた。

その瞬間——

ドン!

雷のような強烈な蹴りがリーダーの背中に炸裂し、彼を金属製のゴミ箱に叩き込んだ。

残りの二人が素早く振り返る。

そこにテンラスサーが現れ、黒い傘を手に、雨の中で堂々と立っていた。

「その子を放せ」

テンラスサーの声は穏やかだったが、千鈞の重みがあった。

「お前、何者だ? 誰に逆らってるかわかってんのかよ!」いじめっ子の従兄弟が立ち上がり、飛び出しナイフを抜いた。

一瞬の出来事だった。ナイフの刃が飛び出した瞬間、テンラスサーはすでに間合いを詰めていた。武器は使わない。一瞬の払いでナイフを弾き飛ばし、次の瞬間、鉄の拳が腹部に深々と突き刺さった。相手は泥の中に崩れ落ち、汚水を吐いた。

もう一人が突進してくる——テンラスサーは身を翻し、手首を掴んで回転させ、腕を泥の中にねじ伏せた。

ガキッ!

「ひ……ぐあっ……!」

最後の一人が棒を振りかぶって飛びかかってきた。テンラスサーは手を伸ばして受け止め、手首を捻り、棒を落とさせた。肘打ちが顎に炸裂する。

彼はリーダーの髪を掴み、その顔を自分が被害者に飲ませようとした田んぼの水溜まりに押しつけた。

「この味はどうだ?」テンラスサーは冷たく尋ねた。

クラスメイトを助け起こし、肩の泥を払ってやる。テンラスサーは地面に倒れた連中を振り返り、苦々しい判決を下した。

「強い者が弱い者を虐げる。これは社会の常だ。弱い者を見れば、守るのではなく虐げることを選ぶ。しかしそれは強さじゃない。ただの暴力で飾った卑怯さだ。」

テンラスサーは背を向け、歩き去った。かつて凶暴だった少年たちは、今や恐怖で魂の抜けた骸のようになっていた。

道中、怯えるクラスメイトが小声で言った。

「俺……学校に来るのが怖いんだ。あいつら、また親や先生に言ったら殺すって……」

テンラスサーは足を止め、その肩に手を置いた。

「もう大丈夫だ。俺がここにいる。あいつらがまた来たなら……生まれてきたことを後悔させてやる。」

その夜、テヒモシンに一部始終を話すテンラスサーの声は、天気の話をするかのように淡々としていた。

テヒモシンは彼をじっと見て、優しく微笑んだ。

「お前はよくやった。」

それ以来、学校内でテンラスサーの名は静かに広がっていった。

恐ろしい存在としてではなく、最も弱い生徒たちが、心の底から出会いたいと願う存在として。


第6章:執行される判決

いつもの帰り道、夕焼けが寂れた路地を赤く染める頃、テンラスサーは突然足を止めた。

耳障りな声が静寂を切り裂いた。それは学生の戯れなどではなかった。悪意に満ちた罵倒と、乾いた平手の音だった。

嗚咽と獣のような笑い声が、錆びたコンテナの陰——人々が近寄りたがらない暗がりから聞こえてきた。

テンラスサーは迷わず、ゆっくりと近づいた。

そこに広がっていた光景は、空気さえ凍りつかせるほどだった。

中学2年生の女子グループが、小柄な一人の少女を取り囲んでいた。被害者は地面に崩れ落ち、細い肩を激しく震わせている。いじめっ子たちに慈悲は微塵もない。髪を掴んで後ろに強く引き、スマホで動画を撮りながら、他の者たちは楽しげに笑っていた。

「お前、かわいい顔してるからって何でも許されると思ってんの?」鋭い顔立ちの女子が叫び、小さなハサミを手に持っていた。

ザシュッ。

布が裂ける残酷な音が響いた。制服が大きく引き裂かれ、痩せた肩と無数の痣が露わになる。哀れな少女は胸を必死に隠し、恥辱のあまり喉で泣き声を押し殺した。

周囲の四人の同級生は満足げな顔で、裂いた布切れを手に持ち、笑い合っていた。まるでつまらない遊びをしているかのように。

そして、暗がりから36歳くらいの男が現れた。酒で真っ赤な顔、血走った目。すでにベルトを外し始め、唇を舐めながら下品に笑う。

「俺がこいつを『面倒見て』やるよ。お前らガキはどっか行け。」

少女は激しく泣きながら抵抗したが無駄だった。女子たちはさらに大笑いし、一人が腹を蹴り飛ばした。

被害者の叫びは徐々に弱くなり、同級生の無慈悲と、卑劣な男の重罪に飲み込まれていった。

テンラスサーは遠くの街灯の弱い光の中へ足を踏み入れた。

「やめろ。」

声は低く、大きくなかったが、全員をびくりとさせた。

女子たちは顔面蒼白になり、すぐに彼の姿を認識した。

「て……テンラスサーさん……」

男は鼻で笑い、動じなかった。

「失せろ、ガキ。オトナの話だ、口を出すな。」

テンラスサーは答えず、ただ男の目を真っ直ぐに見つめた。

そして、低く、しかし荘厳に響く声で宣告した。

「俺は律だ。俺の律とは死である。死こそがお前たちのような法を破った者への公正だ。」

彼は地面で泣き崩れる少女を見てから、男に向き直った。

「強姦は死罪だ。」

それを聞いた男は一瞬固まり、それから腹を抱えて大笑いした。挑発的な笑いだった。

「頭おかしいんじゃねえのか? 世界のどこの国が強姦を死刑にしてんだよ? 半端な法律知識で俺を脅すんじゃねえ!」

テンラスサーは微動だにせず、威厳ある声で言った。

「聞こえなかったのか? 俺は律だと言った。一度俺の領域に触れた罪は、結果はただ一つ——死だ。」

男は激昂し、顔を真っ赤にして青筋を浮かべ、吼えた。

「ふざけるな! お前が何様だと思ってんだ? 強姦が死刑だなんて、どこの法律にも書いてねえぞ!」

テンラスサーはため息をついた。まるで理解力のない子供に言い聞かせるように。

「紙に書かれた無駄な『法律』など言うな。俺は律を実行する者だ。俺の律は本に載っていない。俺の律は『行動の律』だ。」

ドン!

大地を強く踏みしめた。

局所的な地震のような衝撃が地面を揺るがせ、ひび割れたコンクリートから、古風なレンガの壁が背後にそびえ立った。高く、表面に赤く輝く不可視の文字が刻まれ、まるで運命の墓碑のようだった。

男が状況を理解する間もなく、テンラスサーは影のように疾駆した。

無駄な動作一つなく、全身の力と意志と裁きの重みを乗せた強烈な蹴りが、男を硬い壁に叩き込んだ。

ゴキッ。

骨が砕ける乾いた音と、押し殺された苦痛のうめきが静寂を貫いた。男は壁に釘付けにされ、目を見開き、血を噴き出し、懇願の言葉を発する間もなく命を失った。

テンラスサーが足を引くと、壁は最後に一度震え、まるで最初から存在しなかったかのように虚空へ消え、悪人の命も一緒に連れ去った。

男は地面に崩れ落ち、冷たい地面に白目を剥いた骸となった。

いじめっ子の女子たちは血の気を失い、震えながらその場に立ち尽くした。逃げられず、叫べず、ただ膝が崩れ落ちた。

テンラスサーは少女に自分の上着を優しくかけ、罪の汚れを覆い隠した。

「もう怖くないよ」と彼は囁いた。「正義は執行された。」

少女は涙を流しながら顔を上げ、震える声で言った。

「……ありがとう……ございます……」

テンラスサーは頷き、女子たちに向き直った。

「お前たちは間違った道を選んだ。これから二度と、自分が強いと思って他人に手を出すようなことがあれば、俺の律が訪れる。そして次は、死ですむ話ではない。お前たちが死を乞うほどの苦痛を与える。」

声は低かったが、一言一言が深く刻み込まれた。

女子たちは地面に崩れ落ち、泣きながら許しを乞うたが、テンラスサーはすでに背を向け、少女を支えて暗い路地から去っていった。

後に残ったのは、冷たい死体と、寂れた路地を吹き抜ける風の音だけだった。


その夜、テヒモシンとの待ち合わせで、テンラスサーは街灯の下に立ち、複雑な表情を浮かべていた。

「今日も誰かを助けたのか?」テヒモシンが、疲れた彼の目を見て尋ねた。

「今日は一人の女の子だった」とテンラスサーは答え、声に深い悲しみが滲んだ。「学園暴力は男子の拳だけじゃない。女子の残酷さの方が、時にずっと恐ろしい。奴らは体だけじゃなく、被害者の人間性を壊そうとする。」

彼は自分の手を見つめた——何の学校も教えてくれない「正義」を執行したばかりの手を。

「テヒモシン、兄さんはおかしいと思わないか? 魂を育てるはずの学校が、強い者が弱い者を踏みつける場所になっているなんて。」

テヒモシンはため息をつき、彼の肩に手を置いた。

「だからこそ、この世界はお前のような人間を必要としているんだ、テンラスサー。でも忘れるな。闇は汚れを清められるが、同時に灯りを持つ者を飲み込むのも容易い。」

テンラスサーは答えず、遠くの学校を見つめた。そこにはまだ黒い秘密が潜んでいる。

「また……俺が自ら判決を下したな」テヒモシンが理解を込めて言った。

テンラスサーは座り込み、疲れたが確固たる声で答えた。

「人間の法律が弱者を守れないのなら……俺の法律が守る。」

テヒモシンはしばらく黙り、それから小さく言った。

「知ってるか? お前の名前は今、弱者の希望であるだけでなく、悪の悪夢にもなってるぞ。」

テンラスサーは薄く笑い、闇が広がる窓の外を見た。

「それでいい。悪が恐怖を感じてこそ、弱者は本当の安全を手に入れられる。」

その夜、学校ではまた新しい伝説が囁かれた。

力についての伝説ではなく、「生きる律」を自称する者——その存在だけで悪を退ける者の、伝説が。


第7章:過去の墓碑と、死の自我

2023年12月22日、金曜日。

期末試験最後の夜。

学校は緊張の日々を終え、静けさに包まれていた。しかし古い校舎の屋上だけは、重苦しい空気が濃密に淀んでいた。

テンラスサーは手すりに寄りかかり、校庭を見下ろしていた。街の灯りを映す瞳は深く、底知れなかった。隣に立つのはテヒモシン。

「実は……俺はもう死んでいるんだ」

テンラスサーが唐突に切り出した。

テヒモシンは言葉を詰まらせたが、「なぜ?」とは聞かなかった。この世界では、最も理不尽なことが、しばしば最も残酷な真実を隠している。

◆ テンラスサーの過去 ◆

テンラスサーは中学2年生の頃を思い返した。

彼は弁護士の家庭に生まれ、規則と規律を絶対視する教育を受けて育った。当時、彼は生徒会長として「真面目な優等生」の烙印を押されていた——勤勉で責任感が強く、問題児たちにとっては目の上のたんこぶだった。

対極にいたのは「神経が普通でない」連中。活発で、悪戯好き、喧嘩っ早く、校則など無視して自分の欲望のままに生きる者たちだった。彼らは禁忌を好み、目立ちたがり、集団で行動し、校内を荒らしまわった。

感情のコントロールができず、興味のあることには一瞬で集中するが、興味のないことは即座に退屈し、集中力を失う。

常にルールを破り、目立ちたがり、群れては無意味な破壊を繰り返す。

反抗期、流行追従、優劣意識——思春期特有の症候群だった。

彼らは自分を周囲より優位に置きたがり、強さを誇示した(気に入らない相手は即殴る、目が合っただけで殴る、自己愛が極端で自分を世界の中心と勘違いするなど)。真面目な人間を毛嫌いし、常にテンラスサーを虐め続けた。

学校はゴミ捨て場と化した。教室で放尿・排便、腐った卵を投げ入れ、魚醤を撒き散らし、動物の糞を塗りたくって授業を中止にさせる。

痰を吐き、罵声を浴びせ、「カッコいい」と信じていた。

ある時、一人が嘲笑いながら言った。

「俺たちと一緒にやろうぜ。馬鹿なことやって『学生時代の思い出』を作ろうよ。会長、お前って人生つまんなすぎだろ。」

テンラスサーは参加しなかった。彼はルールを守る道を選んだ。

何度も警告した末、全員の行為を学校側に報告した結果、問題集団は全員謹慎・停学1ヶ月の処分を受けた。

彼らが報告者がテンラスサーだと知った時——彼らは殴らなかった。

むしろ薄笑いを浮かべて言った。「長い休みがもらえてありがとうな」と。

その日の帰り道、老婦人を横断歩道で助けた後、彼女はこう言った。

「あなたのような良い子は、神様が守ってくださるわよ」

しかし「神様」は目を背けた。

一台の大型バイクが猛スピードで突っ込んできた。運転していたのは同じ学年の女子——停学になった問題児の一人の元彼女だったが、現在は立派な「Sugar Baby」。年上の「Sugar Daddy」と関係を持ち、金と遊びのために生きる少女だった。

後ろのスーパーカーから38歳の男が降りてきた。被害者がすでに息絶えているのを見ると、救急車を呼ぶ代わりに冷酷にテンラスサーの遺体をトランクに押し込んだ。愛人を先に帰らせ、「処理してくる」と告げた。

男は遺体を遠く離れた人里離れた場所に捨てた。

生死の狭間で、アンモルクザラフトが現れ、力を与え、甦る機会を与えた。

テンラスサーは蘇った。もう模範的な生徒ではなく、「律の息子」として。

全ては監視カメラに記録されていた。

復讐は始まった。

最初に男の家族の前に現れた。男はテンラスサーの姿を見て青ざめた。テンラスサーは証拠を突きつけ、38歳の男がわずか14歳の少女と不倫していた事実を暴いた。

「これからは法律が変わるべきだ」

テンラスサーは男の妻と子供の前で宣告した。「不倫した者は離婚時に財産を一切得られない。失うものがあるからこそ、人は恐怖を知る。」

ドン!

地面が激しく震え、背後に巨大なレンガの壁が墓碑のようにそびえ立った。

一瞬の蹴り。全身の力を乗せた必殺の一撃が男を壁に叩き込む。骨の砕ける乾いた音が響き渡り、壁が消えた時、男はただの骸となっていた。

妻は悲鳴を上げ、子供は泣き叫んだ。

「法を犯した者は死ぬ」

テンラスサーは冷たい笑みを浮かべ、去った。

次はSugar Babyの少女。

彼女の家を訪れた時、少女は恐怖で震えた。

テンラスサーはその両親の前で静かに問うた。

「なぜ君たちの娘はここまで堕落したんだ? 第一に、育て方を間違えたのか? 第二に、過度に甘やかしたのか?」

両親は狼狽しながら答えた。「……わかりません……」

ドン!

再び運命の壁が現れ、少女は両親の眼前で命を絶たれた。

テンラスサーはもう一度問いかけた。

両親は絶望の中でようやく認めた。「……私たちがきちんと育てられなかったんです。娘の派手好きは、家の親戚の影響です……」

話を聞き終えたテンラスサーは、無言でその場を去った。

派手好きで他人が持っているものは自分も欲しがる少女。

化粧、染髪、喧嘩、教室での性行為……学校から何度も注意を受け、退学処分になっていた問題児だった。

かつて生徒会長のテンラスサーに呼び出され、こう聞かれたこともあった。

「学校内で化粧をしてはいけない理由がわかるか?」

「化粧をした者が目立ち、分断を生み、貧富の差を助長するからだ。校則はシンプルだ。なぜ他の女子生徒は守っているのに、君だけが守らない?」

彼女が喧嘩をした理由——嫉妬。

すっぴんで人気者になった同級生に対して、百万単位でお金をかけた自分の顔が相手にされず、苛立ったからだった。

停学になった問題児たちは髪を染め、刺青を入れ、バイクで暴走し、街を荒らしまわっていた。

テンラスサーは彼らに語りかけた。

「学校、つまらないよな?」

彼らはテンラスサーを誘った。「俺たちと一緒に馬鹿やって、学生時代の思い出を作ろうぜ」と。

テンラスサーは哀れむような目で彼らを見た。

彼らもまた、感情を抑えきれない、病んだ活発な子供たちに過ぎなかった。

「俺が、君たちを解放してあげよう」

夜の闇の中で、骨の折れる音が規則正しく響いた。

法を嘲笑っていた不良集団は、全員が永遠の「学生時代の思い出」の中に沈んだ。


テヒモシンは黙って全ての物語を聞き終えた。

今、目の前にいるのは、かつて14歳で殺された優等生ではなく、通常の法律を超えた絶対的な審判者だった。

街灯の淡い光の下、テヒモシンは長い間考え込み、ようやく口を開いた。

「ここを片付けた後……お前の将来はどうするつもりだ?」

テンラスサーは暗闇の奥を見つめ、静かに、しかし揺るぎない声で答えた。

「法学部に入る。親の道を継ぐ。社会の不正の話を聞き、人々に本当の公正とは何かを示す。人間の法律に悪が逃れる隙間があるなら、俺は紙の上の法律を握りながら、同時に『行動の法律』を実行して、その隙間を埋める。」

テヒモシンは頷いたが、心の奥に言いようのない不安が広がった。


2024年1月1日。

世界中が新年の喜びに沸く中、衝撃的な事件が起きた。

テンラスサーが忽然と姿を消した。

痕跡も、メッセージも残さず。

まるで以前のMalCœurVistと同じように、奇妙に、静かに消えた。

彼の失踪後、学校で彼を頼りにしていた弱い生徒たちは深い不安と混乱に陥った。

彼らの盾であり、守護神だった存在を失ったのだ。

しかしその不安は、残酷な現実によってすぐに和らげられた。

去る直前、テンラスサーはその学校を完全に浄化した。最も凶暴ないじめっ子たち、命を軽んじていた者たちは、今や冷たい墓碑に刻まれた名前だけになっていた。

だが、まだ暴力が横行する学校は無数にある。

暗闇の中で続く嗚咽と、言い表せない屈辱は今も続いている。

世界はテンラスサーを失った。

学園暴力が根治しないのは、ただ一つ——

この世界に、テンラスサーのような存在が足りないからだ。

弱者を守る最後の境界線となり、最も厳しい判決を下すことを厭わない存在が。

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