喜びと後悔
明日ついに私はアル様の元へとお嫁にいく。一緒に住んでいるから今更な気もするけど、挙式に向けアル様は楽しそうに色々選んでいた。本当の家族はもういないので伯父様が一緒に挙式に参加してくれる事になっている。
妹は他国にすでに嫁ぎ両親は鉱山…本当に私がアル様に嫁いで大丈夫なのかと何回も心配になった。その度ミリィがいい。ミリィじゃないと生きていけないと、なかなか重めな事を言ってくれアル様の横にずっと居たい。私自身恥ずかしくない様な人になろうと目標を持ち、公爵家の方々は私に様々な教育を受けさせてくれた。皆様に恩を返したい。アル様を支えこの家を発展させる事が恩返しになると信じている。
「ミリィついに明日だね。緊張してる?」
「かなりしてます。失敗しないかずっと段取りを繰り返し考えてます。」
おいでと私を抱きしめて、そのまま足の上に座らせる。アル様は大丈夫と抱きしめてくれ、おでこに唇が落ちる。頬を撫でられ微笑みながら唇が重なる。
「明日ついに本当に私のモノになるんだね。1週間休暇を貰っているんだ。1ヶ月くれって言ったのにダメだって。寂しい想いをさせてしまうね。」
1ヶ月は無理だわ。私1週間もつかな…今でも離して貰えないのに、さらにでしょ?えぇ…死ぬかもしれないな。何考えてるの?とさらに口付けが降ってくる。段々深くなる口付けに待ったをかけ、まだ結婚してないですと。首筋を舐められ明日楽しみにしてるねと色気たっぷりに言われ、さらに自分の首を絞めた気がする。
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ミリア様お綺麗です!と皆褒めてくれる。この日のために用意してくれたドレスは、誰にも負けないくらい豪華で繊細な作りをしている。鏡を見ると誰かと思うくらい、自分自身でも驚きの仕上がりになっている。
扉がノックされアル様が入ってきた。何故か膝から崩れ落ち顔を手で覆っている。どうしたのだろうか。何かだめだった?
「天使がいる。ミリィが綺麗すぎて誰にも見せなくないよ。」
アル様へ立ち上がり手を取ると、凄く褒めてくれた。誰にも見せないは無理だけどアル様が喜んでくれるだけで嬉しい。口付けをしようとするので、化粧が崩れるからダメですと止めたらアル様が悲しい顔をしている。少しくらい我慢して欲しい。
伯父様が訪ねてきてくれて、ドレスを褒めてくれた。家族が色々迷惑をかけたのに、いつも優しくしてくれ気遣ってくれる。もっと早くしていればと後悔を口にしていたけれど…私達はあの事は忘れないように、2度としないようと約束をした。
「アル殿ミリアを頼むね。」
もちろんですとアル様は自身の胸に手を当て誓う。アル様も未だにもっと早く動いていればと後悔しているけど…助けてくれたのはアル様だし、私もアル様をもっと信じれば良かったとか色々ある。アル様が悪い訳ではない。
「ミリィ必ず幸せにするから一生側にいてね。」
もちろん居ますと微笑み合う。過去がどんなにツラかったとしても、今はとても幸せだ。
アル様大好きと伝えると、私も大好きだよって。今日から絶対離さないからねって。
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挙式が終わった私は1週間部屋から出してもらえず、このまま本当に死ぬかと思った。1ヶ月だったら本当に終わっていた…アル様の愛を舐めていた事に後悔をした。




