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私は今日逃げると決めた〜え?逃げれない?実は愛されていたなんて知りませんでした。〜  作者: 漆原 凜


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番外

お姉様はズルい。

お姉様がズルい。

お姉様は本当にズルい。


1つ上のお姉様は私より先に何でも持っている。ズルい。私のほうが可愛いし両親に愛されている。持っていた物をみんな貰ってあげた。


そうしたら侍女に心配されてズルい。

私の方が可哀想なのに。


お姉様は婚約者の方がとても素敵だ。

私にはまだ婚約者が居ないのにズルい。


私はあの人が欲しいとお願いしたが、両親が向こうからの婚約なので無理だと言う。


ズルいズルい。


そうだ!あの人から言ってもらえばいいんじゃない?と思いつき、家に来た時言ってみた。喜んで婚約者を変えてくれるはずだ。あの人はいつも笑って話をきいてくれるもの。私の事が好きに決まっている。


最初少し困った顔をして変えられないと流されたから、苛立って物を投げたらお姉様に当たって怪我をした。


次来た時にあの人にバレたが困った顔をして婚約は父が決めた事だからごめんね。でも婚約が無くなったら会えなくなるから我慢して欲しいって。やっぱり私の方が良いんだわ!時期が来たらきっと私の物になる。そう思うと少々我慢できた。


2人が会ってるのを見ても義務的だったし、来た時にはお花をいつも内緒ねってくれた。宝石とかドレスとかの方がいいけど、婚約者になった時に買ってもらおう。秘密の恋って素敵!


両親も婚約者について何も言わなくなった私に不思議がっていたが、そのうち分かるわって言っていた。バレたらあの人と離されちゃうものね。


ある日お姉様が居なくなった。居なくなっても誰も困らないしお姉様ったら馬鹿みたい。


でもあの人も来なくなった。お父様にお姉様の婚約がどうなったかを聞いてみると濁された。


早くあの人に会いたい。

迎えにいつ来てくれるのかな?


突然お家を追い出された。お父様の弟が当主になったからもうここには住めないって。お姉様はあの人の家にいて近々結婚するって聞いた。お姉様を冷遇していたのが問題になったらしい。


なんで?お姉様はズルいんだから冷遇されても当然でしょ?


私は何も無くなった。


ズルいズルい

お姉様はズルい。


小さなお家に引っ越して来てからお父様とお母様はケンカばかり。


お姉様が悪いんだ。

お姉様ばっかりズルい。



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