表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不貞の濡れ衣を着せられて婚約破棄されましたが、お陰様で素敵な恋人が出来ました。  作者: 井波裕子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/32

体は正直です

朝食の後、何かお手伝いする事はないかと尋ねたが公爵様には厳しい顔でゆっくりしていろ、これは命令だと言われてしまった。


「全く今までの事を考えれば当分食事以外は何もしない様に部屋に閉じ込めておきたいくらいだぞ。

しばらくは大人しく体を休めろ」

と言われました。


自分的には元気だと思うのですが…

とは思ってみたものの、体の方が正直でした。


部屋に戻りフカフカな長椅子に座った後の記憶がありませんでした。


ボーンボーンボーン

気がついたのは、午後3時を告げる時計の音でした。


「いやだ、随分眠ってしまったわ」

独り言を言いながら、長椅子から起き上がると知らぬ間に大きなショールが掛かっていました。 


窓の外は少し日が傾いてきています。

時計を再度見て確認する。

やっぱり3時、午後の3時です。

ずいぶんぐっすり寝てしまったようだわ。


「お目覚めですか? ステラ様」

アンナが部屋に入って来た。


「そろそろ目を覚ますかとお茶をお持ちいたしましたよ。

こちらへどうぞ」

なんとタイミングのいい事。

何処かで見ていたのかしら? と思う程です。


「アンナがショールを掛けてくれたの?」

私はアンナに促されてソファに移動した


「ええ、寒い季節ではありませんが、体の上を覆っている方が安心すると言いますでしょう?」


なるほど、確かに安心しきって熟睡してた。


アンナはソファーテーブルの上にお茶とスコーンを並べた。


「あんまりよくお休みなので、お昼に起こさなかったのです。

お腹が空いたのではありませんか?」


「確かに寝ていただけなのに、空いているみたい」

スコーンを見た途端私は空腹を覚えた。


「晩餐は早めにいたしますので、繋ぎにスコーンをいかがでしょう?」


「ありがとう、頂くわ」

わたしはゆっくりとカップを持ち上げてお茶を飲んだ。

子爵家にいた頃のように、ゆったりと過ごせるなんて…

もう二度とないと思っていたのにね。

改めてあのひどい家から出られて自由になったんだと実感した。


コンコン


「ステラ嬢、いるかい?」


ジュリアン様の声かしら?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ