表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が強すぎて人生ハードモード  作者: 雨宮悠理
Phase1 目覚めの轟
PR
10/76

話したかった理由

 矢口の鋭い視線が場の全員を圧倒する中、サクラが一歩前に出た。


「私が説明するよ。だってミホ、震えてて――」


しかし、矢口は手を挙げてサクラを制した。


「いや、お前は黙ってろ」


「え?」


 サクラが目を丸くすると、矢口は優しく、しかし力強い声でミホに向き直った。


「おい、そこのお嬢さん。お前の口から話してくれ。何があったのか、ちゃんと聞きたい」


 ミホは怯えたように矢口を見つめた。矢口はふっと表情を和らげる。


「安心しろ。俺は誰の味方でもない。ただ、このままじゃお前も気持ち悪いだろ?」


「で、でも……」


 ミホが小さく呟くと、矢口はさらに続けた。


「いいんだ。何があったのか、ちゃんと話してくれたらそれでいい」


 その言葉に、ミホはしばらくためらったが、やがて小さな声で話し始めた。


 石田と出会った経緯と、そしてそれから何があったのか。


 矢口は静かに頷きながら聞いていたが、ミホの視線が石田に向いたとき、矢口はその視線の先を追った。


「しつこく付きまとってたってのは、どういう意味だ?」


 ミホが答えようとしたその瞬間、石田が割り込むように言った。


「いや、それはだな――」


「黙れ」


 矢口の一言で、石田は口をつぐんだ。


 ミホは再び口を開いた。


「……毎日のように『付き合え』って言われて、それで断ったら……腕を掴まれたり」


 矢口は目を細めて石田を睨む。


「なるほどな」


 石田は焦ったように頭を掻きながら、下を向いている。矢口は足元に転がっているビニール袋を拾い上げると中を確認した。


「どうやらリョウタの馬鹿野郎も、悪気があったわけではないようだな」


 矢口が袋の中を覗くと、そこには小さな箱に入ったクッキーとメモがあった。

 メモには「迷惑をかけたお詫び」と走り書きされている。


 矢口は袋をミホに差し出した。


「受け取るかどうかはお前次第だ。ただし安心していい。これ以上しつこくされたら、俺が許さねえ。いいな、リョウタ」


 石田は悔しそうに顔を歪めたが、矢口の目を見て何も言えなかった。


 ミホは驚きで目を丸くしながら袋を受け取り、小さく頷いた。


「……ありがとうございます」


 矢口はそれを確認すると、マヒロの方へ向き直った。


「さて、とりあえずこの件はこれで終わりだ。あとの始末は俺がつける。だが――」


 矢口の視線が鋭くなる。


「マヒロ、話がある」


「……なんだよ」


 マヒロは面倒そうに言いながらも、矢口の様子をじっと見た。


「単刀直入に言う。タイマンだ。お前と俺で、一対一でやらせろ」


 その言葉に、一同が驚きの表情を浮かべた。


「……は?」


 マヒロに向ける矢口の視線は真剣そのものだった。

みなさん、こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます!


こうして皆さんに物語をお届けできるのは、本当に幸せなことだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです!

この物語は定期的に更新を目指しており、皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。少しでも続きが気になるような展開をお届けできたら嬉しいです!


ちなみに、途中で「あれ?前に読んだ内容がちょっと変わってる?」と感じることがあるかもしれません。それは物語の本筋を変えない範囲で、文章や展開をブラッシュアップしているからです。より楽しんでいただけるよう、細かい部分をちょこちょこ改稿するのが作者の趣味なんです(笑)。


そして最後に……

いいねやコメント、本当に励みになります!

いただけると「次の更新もがんばるぞー!」ってやる気がグンとアップします。どんな感想でもいいので、気軽にひとことでも残してもらえると嬉しいです!


それでは、今日も物語の世界へどうぞ!

お楽しみいただけますように!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ