第一話 誰かのために
これは「砂漠の地獄の中に吹くつむじ風」のHawk隊員側のお話だよー
by そらとぶカピバラ
〜Hawk隊員が乗っているAPC車内〜 PM 1 :20
Hawk2
「ねえねえ、隊長ってさ!」
【なんで軍隊に入ったの?】
任務開始まで残り10分だというのに、突如Hawk2が言い出した。
すると、他の隊員たちも乗っかるように言う。
Hawk3
「確かに、俺も聞きたいな。」
Hawk4
「私も!」
Hawk1
「はぁ...そんなに聞きたいのか?」
ため息をつきながら、Hawk1は言う。
他の隊員たちは、頷く。
Hawk1
「これは、お前たちと会う前の話だ...。」
| 《そういえば、あいつとの出会いも.....。》
Hawk4
「.....何かあった?」
Hawk1
「いや、少し思い出しただけだ。」
Hawk1は記憶を辿りながら、そう語り始めた。
「俺は、14歳の頃に人が死ぬのを見た。」
「しかも、母親が。」
「戦争によるものだった。」
「それ以降俺は、自国を守りたいと思った。」
「逆に、敵国を恨んだ。」
「それが、俺が軍隊に入隊した理由。」
「そして、戦う理由。」
Hawk1
「まあ、これが入隊した理由だな。」
「一応、続きがあるが聞くか?」
黙って聞いていた隊員達は、続きを聞く。
「軍隊に入隊した後は、過酷だった。」
「だが、俺は訓練で頑張り、分隊に入る事ができた。」
「そんな時、他の同期の分隊員と仲良くなった。」
「彼には、仲がいい親友二人と、分隊長が居た。」
「そんな彼らと任務を遂行していた。」
「だが、戦争はそんなに甘くなかった。」
「彼の親友と隊長が、戦争で亡くなった。」
「俺も絶望感を感じた。」
「その分隊に所属していた彼は、分隊員が一人だけになった。」
「ある程度仲が良かった彼を慰め、彼は俺と同じ分隊に入った。」
「だが、彼の心の傷が癒えることはなかった。」
「それから数年後、司令部に実力を買われ、お前たちの分隊長になった。」
Hawk1が分隊長になるまでの、昔話を終える。
Hawk4
「......もしかして」
Hawk4はその昔話に既視感があり、Hawk1に聞く。
Hawk4
「もしかして、親友と隊長を失った人って...」
【今のDevil1?】
Hawk1
「ああ、そうだ。」
Hawk2
「そんな昔から仲良かったんだ...。」
かなり昔から知り合っていたことに、驚くHawk隊員たち。
Hawk1
「おい、そろそろ任務開始だぞ、気を引き締めろ。」
そう言いHawk1は無線で通信し始める。
Hawk1
〈Devil1 Devil1 こちらHawk1 まもなく敵陣地だ戦闘態勢に入れ。 OUT〉
そう言い、通信を終了しようとするとこう返される。
Devil1
《Hawk1 Hawk1 こちらDevil1 先程の無線再放願う。 OVER》
Hawk1
〈Devil1 Devil1 こちらHawk1 しっかりしろDevil1 まもなく敵陣地だ戦闘態勢に入っとけ。 OUT〉
Hawk1
「はぁ、こっちもあっちも.....。」
眠そうなDevil1の返事に、ため息をつく。
その間には、もうDevil隊員は着いているようだった。
そして無線でこう伝える。
Hawk1
〈Devil1 Devil1 こちらHawk1 さあ行くぞ! 幸運を祈る。 OUT〉
たった今、敵陣地制圧戦が始まった.....。
後書き
【あなたが今日始めることは、明日を形作るものである。】
エミール・クーエ /薬剤師
最後まで見てくれてありがとう! 次もぜひ見てほしいな!
by そらとぶカピバラ




