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私の罪 6
医務室の前には、数人の女性が集まっていた。
この研究所で生まれた、できるだけ状態の良い女性。
私を主軸とした、クローンの子孫達だ。
彼女らには事前に説明をしていた。
ある血統を主軸とし、同じ血統と掛け合わさると、それは大きな弊害をもたらす。
すでに幾人かは、健常な状態でないものもあらわれていた。
人工授精には様々な方法がある。
一番簡単な方法としては、採取した精液を、道具で保護し、体内奥深くに直接注入することだ。
もっともシンプルで、かつ安全性が高い。
健康な子を求める彼女らは、この提案に乗った。
説明をし、同意を求めたのは、自らの罪悪感をごまかすためであろう。
もちろん、彼のクローンも作成される。
しかし、老朽化した設備では、その成功も危ぶまれた。
私は、どこまで罪深いのかしら・・・。
彼女らの体内に、器具を挿入しながら、良子は考えていた。




