↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/40

38話 王国⑤


 翌朝起きると体のあちらこちらに痛みが走った。体も重い。基本的に戦闘においてダメージをうけたことがなかったため、痛みは意外だった。


 ちっくしょう、2度もレオポルドから痛みをもらうとはな。


 あのあとレオポルドは兵士によって地下牢に運ばれていった。この国では高レベルの能力者が牢に入れられたときは逃げられないように足をつぶすらしい。


 きっと今頃は……考えるだけでぞっとするね。


「ご主人様、体の調子はどうかにゃ?」


 掛布団の下からぬっとルナが顔をだした。


 どうりで体が重いはずだ。ルナは仰向けになっている俺の体に乗っかっていたのだ。


「ルナっ」


「はい。ご主人様のルナにゃ」


「いつからいた?」


「あのあとご主人さまが寝入ってからすぐだにゃ。戦いの後の疲れかご主人様寝苦しそうだったにゃ」


「それはルナが乗っかていたからだろ。第一昨日といいどうやってはいってきた?」


「……」


 おい。答えろよっ。


「で?なんかようでもあるのか?」


「つれないなー。戦いで英雄になったご主人様にご褒美をあげたいにゃー」


 ご褒美?なんだ?


「それは……僕のか・ら・だ♡」


 ルナはキスをしようとせまってきた。体が重い。動けない。動けないほどダメージうけてないはずだ。


 あ?こいつのうりょくで俺のからだを重くしてやがる。こんな能力の使い方があるもんかー


 バタンっ


 急に扉が開いた。みるとアリアの姿があった。


「あールナいた。部屋にいないと思ったら、抜け駆けは禁止よ」


 そういってルナに詰め寄ると襟首をつかんで引っ張っていった。


「これからだったのにいいいい」ルナは泣きながら連行されていった。


 俺たちは王宮の食堂で遅めの朝食をとった。


「式典まではあと2日あるわよね。その間どうするの?」アリアがパンを口につめこみながら問いかける。


「あー少し行きたいところがある。ついてくるか?」


「いいの!行く!」


「僕もです」ルナも賛同する。


「ロレッタは?」


 少し元気がなさそうだ。聞こえてないのか。


「ロレッタはどうする?」再度聞き直した。


 ロレッタははっとしたように「いく」と答えた。


 朝食を終えた俺たちは北地区へ向かった。


 俺たちを見る周りの視線がちらほら見える。なかには指をさすこどももいる。やはり王様の撤回宣言は本当だったのか。


 視線がまばらだったのはまだ情報を仕入れていない人がいるからだろう。これから徐々に俺の汚名も返上していくことだろう。


 俺はとある店の前に立ち止まった。


 アリアだけはあーここねと納得して見せた。旅の前にたちよった装備屋だった。


 店内にはいると筋肉隆々の店主が英雄さん、いらっししゃいと声をかけてきた。


 約束どおりきた。この店の一番高い装備を頼む。


 俺とアリア、ルナ、ロレッタの4人分だ。


「私はいらない」ロレッタが返した。


「どうして?」


「私には必要ないもの」


 まあ確かにロレッタはどう見ても戦闘向きではない。


「わかった。じゃあ三人分で頼む」


「はいよ」と店主が奥に消えていった。


 ルナは猫耳としっぽ、マントをみながら、「これいいですね」と感想をもらしていた


 店の商品を眺めているアリアとルナを横目にロレッタが俺の服の袖を引っ張ってきた。



「リエトさん、後で話があるの」


【ブックマーク】や【評価】をしていただけると嬉しいです。

少しでも面白い、続きが読みたいと思いましたら広告のしたにある☆☆☆☆☆で評価できます。つまらなかったら☆1つでも構いません。

とても作者の励みになります。ぜひよろしくお願いいたします。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。