9― 晩餐
お早う御座います!水曜日早朝です!
ついさっき地震が有りました!
ビックリですねー!
西洋的な家庭の食堂、詰まり家屋の一室で。
三人の人物が食卓を囲っていた。
一人は老人。杖を傍らに置いているので体が不自由な事が窺えるが、
食器は自ら扱っている。
一人は少女。老人の右側の席に着き、必要とあらば即座に老人を補助出来る
位置取りだった。
先の二人は西洋人だが。
もう一人は日本人であった。黒目黒髪なのは勿論、服装も着物である。
献立はスープとパン、其して少しずつの三品。砕いた煮ジャガイモ、
葉野菜のお浸し、ニンジン煮だった。
老人が、表面上は何も気負った様子無く口を開く。
「ほう!今日は味付けが違うな?もしやゲン殿が?」
「殿、は要りません。僕は少し手出ししただけです」
日本人、源は淡々と答える。目は半開き、顔は俯き加減だ。
「其んなに違うー?」
少女が無邪気な雰囲気で訊く。西洋人、白人系統は年嵩に見えるものだが、
其れにしても年齢不相応な幼い仕種であった。
源は淡々と続ける。
「例え全く同じ材料を使ったとしても、作る人に因って味わいは変わると言うよ。
調味料の加減、なんだろうね」
「ほうほう。其れに品数が多いですな!幼い子が喜びそうだ」
とは言うものの。老人自身が嬉しそうだ。
「僕の国では一汁三菜と言いまして。スープの具材を流用しただけですが、
品数を揃えてみました」
「ほう!興味深いですな!其れにはどういった意味が?」
老人は質問を重ねてゆく。
「深い意味ではないですが。やはり食事は品数多く、水分も摂るのが理想という事ですね」
「ほうほう!では…」
「もー!お師さま狡いぃー!!ゲンはあたしの友達なのー!!」
少女は癇癪を起こすが。
「はっはっは。ご免よ、マサラや」
老人は少女マサラににこやかに謝る。偽り無い慈しみが感じられる。
「ガードンさんは少ししか喋っていないんだから、止めたら可哀想だよ?」
「はっはっは!良く出来たお嬢さんですな!有難う!」
老人ガードンは柔やかにお礼を言うが。
「………申し訳有りませんが」
源の雰囲気が変わった。無表情に淡々と喋るのに。明らかに不機嫌に成った。
「僕は男です」
「ほ……?お…おう…此れは申し訳無い!お見受けした所民族衣装な様
ですからな!異文化圏なものでご容赦願いたいですな!」
ガードンは慌てて謝るが。
「ほらー!やっぱり無理が有るんだよー♪本当は女の子でした!って
言っちゃいな♪」
マサラははしゃいで其う言う。
「…何を言っても現実は変わらないからね?」
「これマサラや!ゲンは怒っておるぞ!」
「やー♪ゲンが強情なんだもん♪」
「…十一歳の子に本気で怒ったりはしませんが」
「申し訳無い!……むぅ?ゲンは幾つなので?」
「十六です」
ガードンはぐりっと顔を背け、肩を震わせる。
「もっ………申し訳無い………!」
「まあ、慣れています」
源は無表情ではあるが。諦めの雰囲気が凄く吹き出ていた。
オペレーションシステムを
更新してから初の投稿ですね!
此方は、ですけど。
前回は暑い時期だったので
意識朦朧として執筆して
おりましたが!
後から見ても無茶苦茶には
成っていないかな?
一度書き直しましたからね。
本文は兎も角
執筆の現場はぐだぐだー…でした
けどね!(泣)




