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弱きより起つ  作者: 天野大地
第一話 旅の始まり
7/48

7― 紹介

 お早《はよ》う御座います。足が痛いです。

 執筆中の姿勢の所為《せい》なのですが。

 月曜日の朝ですが日曜日の夜から

ずっと執筆していたのですね!

 少女マサラが目的とする買い物は夕食の食材だった。

 和装の人物源(げん)はマサラに付いて歩き、買い物を持つのも手伝っている。

「本当は用心棒が荷物持ちを手伝うのはおかしいのだけど…何も言うまい」

 源はマサラよりも背が微妙に低いのだが、荷物持ちには全く揺らぎが無い。

まるで地を滑るかの様にすーっと平行移動をする。

「何で~?」

 ともすれば年齢不相応(ふそうおう)とすら言える程無邪気にマサラは訊く。マサラは歩くと

全身が上下《じょうげ》する上《うえ》荷物を持ち歩く姿が少々危なっかしい。

「荷物を持っていたら咄嗟《とっさ》の護衛が出来ないでしょう。

 荷物を持って上げる振りして持ち逃げ、なんてする輩《やから》だって少なくない

だろうし」

「そ~お?」

「君、無邪気過ぎるよ」

 源は、他者が見れば眠そうな無表情、と評する顔なのだが、何故《なぜ》か

呆《あき》れている雰囲気が明らかに分かる。

「えへ~♡ありがとう♪」

「褒めていないからね?」

 大人達が見れば微笑ましく思いそうな会話をしながら二人は歩く。実際、

頬を緩めている者が散見《さんけん》される。

 源は男だと主張しているのだが、周囲の大人達には源を男と見ている者は居ないであろう。其れ処《どころ》かマサラさえ聞いているかどうかは怪しい。

 とうとうマサラの家に着く。敷地は広いが、家屋《かおく》は敷地の真ん中にぽつんと

建っていた。

「ふむ?」

 源は質問はせず、僅《わず》かに考える素振《そぶ》りをするが。

「お師さまはねえ、魔法使いだから、実験するのに広い土地を

持っているんだよ♪」

 マサラは訊いてもいない事を自《みずか》ら話す。自慢気(げ)に。

「…君は、今日会(あ)ったばかりの者に喋り過ぎだよ?自重《じちょう》を覚えないとね」

「え~!良いじゃ~ん♪お友達が出来たのが嬉しくて♪」

「僕は期限付きの用心棒。忘れないでね」

「んっふっふ~♪」

 含み笑いをするマサラは済《な》し崩《くず》しに無期限に持ち込もうとしている様だった。

 食堂に荷物を置いた後、源は個室に通される。様子を眺め、源は其処《そこ》が

マサラの私室だと察する。

 マサラはお茶を淹《い》れて部屋を出て行き、しばらくすると。

 自力《じりき》では歩けないらしい老人に肩を貸しながら部屋に来た。

 源は直《す》ぐに立ち上がってお辞儀《じぎ》をする。

「初めまして。早《はや》見《み》源と申します」

「此《こ》れは此れは。

 ワシはガードン・ロブ・イードゥンです。

 此の子の友達に成《な》って下さったそうで。此の子は迚《とて》も嬉しそうですぞ」

「喜んで頂けるのは幸《さいわ》いですが。

 僕は旅の用心棒でして、期限付きの護衛を請け負った関係です」

 源は顔を慎《つつ》ましく伏せているかの様だが。視線に力を感じさせる。

「聞いて居ります。大した腕前だそうで」

 老人ガードンは涼《すず》し気《げ》な顔のままだ。

「どうお考えで?」

 源は言葉少なに尋《たず》ね。

「必要でして、な」

 ガードンは答えてはいる様だが言葉が具体性に欠ける。

 マサラはガードンに肩を貸しながら、顔に疑問符を浮かべて源とガードンを

交互に見る。

「では、ごゆっくり」

 結局、ガードンの言葉で顔合わせがお開きに成った。

 マサラはガードンを部屋に連れて行ったらしき時間の後《のち》に、バタバタと源の元にやって来た。

「ゲン!何だったの?!さっきの!」

 源は無表情なまま応じるが。

「僕に訊くの?」

 返答ではなく聞き返しだった。

「お師さまがゲンとよーくお喋りなさいって!」

 源は少しの間動きが止まる。まるでコンピュータの硬直《フリーズ》の様だったが。

「……………丸投げした訳だね」

 顔は無表情なままだが疲れた様な雰囲気であった。

 夜中から早朝に掛けてですので

気温は過ごし易《やす》かったですが。

 もう七月も後半!

 日中、室内は辛《つら》い位

暑かったのですね!

 外に出たら然程《さほど》でもなかったですが。

 アレ~?って成りました。

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