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弱きより起つ  作者: 天野大地
第一話 旅の始まり
17/48

17― 屈服

 お早う御座います。 火曜日、朝。

子どもの日です! 暦の上では立夏でもあります!

もう指を拭き拭きしないと

執筆に支障が出る時期に成りました。(泣)

 ハンドタオル? 小さいのを

今現在、手元に置いております!

 汗ばむ時期! 弱くはないけど!

好かない! ……って言っても仕様がないね!(笑)

「終《お》わったよ」

 源《げん》はあっさりと言《い》う。

 マサラ、其《そ》して家《いえ》の主《あるじ》ガードンは、

マサラの部屋《へや》のクローゼットに隠《かく》れていて。

源はノックした上《うえ》で声《こえ》を掛《か》け、其れから開《あ》けたのだ。

 マサラは健康《けんこう》だが所詮少女《しょせんしょうじょ》であり。

ガードンは体《からだ》が不自由《ふじゆう》な老人《ろうじん》だ。

 敵《てき》から逃《に》げられる訳《わけ》がないので隠れるしかなかった。

「良《い》い暮《く》らししているね。

庶民《しょみん》はクローゼットも、必要《ひつよう》な程《ほど》の服《ふく》も、持《も》ってはいないものだよ」

「……えへへ」

 場違《ばちが》いに、だがマサラは照《て》れる。

「さて。 刺客《しかく》は退《しりぞ》けたものの。

 はっきり言《い》ってもう此処《ここ》には住《す》んでいられないよ」

 話題《わだい》は重《おも》いのだが。 源は淡々(たんたん)と言う。

「え? 何《なん》で?」

 マサラは無邪気《むじゃき》に問《と》う。 源を信頼《しんらい》しきっている様《よう》だ。

「刺客を幾《いく》ら倒《たお》しても、黒幕《くろまく》は痛《いた》くも痒《かゆ》くもない……という事《こと》。 ですかな?」

 流石《さすが》に老人であるガードンは察《さっ》する。

「はい。 斯《か》くなる上《うえ》は、

地域《ちいき》の有力者《ゆうりょくしゃ》…町長《ちょうちょう》でしょうか? 其方《そちら》に身《み》を寄《よ》せるしかないかと」

「此《こ》んなジジイがいきなり行《い》ったとて、聞《き》いて貰《もら》えるものですかな?」

「魔法《まほう》の研究《けんきゅう》とやら。 お金《かね》に成《な》るのでしょう?」

「成《な》る程《ほど》。 先《さき》の事も考《かんが》えている様ですな。

 しかしそも。 襲撃《しゅうげき》は有《あ》ったのですかな?」

「お師《し》さま?!」

 マサラが驚《おどろ》きの声を上《あ》げる。

ガードンは、話《はなし》は聞いているが源を信じてはいなかった。

 だが源は無《む》表情《ひょうじょう》なまま淡々と。

「刺客は無力化《むりょくか》してあります。 見《み》ますか?」

 其して三人《さんにん》は玄関《げんかん》を出《で》る。

「…!!」

「なっ?!」

 マサラはビクリと身を震《ふる》わせ、ガードンは絶句《ぜっく》する。

 庭《にわ》には刺客達(たち)を縛《しば》り上げて転《ころ》がしてある。 のも其うだが。

刺客達を見張《みは》っているのは悪童達《ギャングキッズ》だからだ。

 マサラは以前《いぜん》、悪童達《ギャングキッズ》に強盗《ごうとう》された、と言っていた。

ガードンは悪童達《ギャングキッズ》に面識《めんしき》は無《な》いが、どう見ても柄《がら》が悪《わる》い。

「安心《あんしん》して良《い》いよ。

 力《ちから》を見せ付《つ》けたから。 其奴等《そいつら》は僕《ぼく》に逆《さか》らえない」

 源は淡々と言うが、マサラとガードンはギョッとする。

 悪童達《ギャングキッズ》は悔《くや》しそうな顔《かお》をし、察しようと思《おも》えば出来《でき》なくもない。

「…… 本当《ほんとう》に…… お強《つよ》かったのですか、な?」

 ガードンも、認《みと》めざるを得《え》ない、という顔に成る。

 源はやはり淡々と。 だが。

「此《こ》れが貴方《あなた》達を騙《だま》す為《ため》の小細工《こざいく》だとしたら。

 大掛《おおが》かり過《す》ぎるでしょう?」

 内容《ないよう》は皮肉《ひにく》に満《み》ちた事を言った。

 実はもう!

主人公が話の流れをねじ曲げております!

 本当は刺客達は準備を調えてから襲い掛かり!

ガードンさんは犠牲になる筈……でした!!

 其して源とマサラは逃げる様に脱出!!

……だったのだけどね?

 だって警備側の事情徴収を受けるのも

庶民にとっては碌な事には成らないからさ!

 其れがガードンさんが助かったら

後々の始末も面倒だし、

其れなのに源は信用されていない!

 恩知らずだね!(笑)

けど世の中此んなもの! だよね?

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