表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱きより起つ  作者: 天野大地
第一話 旅の始まり
16/48

16― 収拾

 今晩は。木曜日。

草木も眠る丑三つ時、で御座います。

 さて! 春ですね!

昼間半端に暖かく! 夜はそこそこ冷える!

 ……貶してる?(笑)

 生物には! 温度差が! 厳しいのさ!

 げんおそってきたくろずくめたちしばげた。

が、文句言もんくいいた悪童達ギャングキッズのままであった。

 黒ずくめ達はうごけなさそうではあるがほとんどは意識いしきる。

あたま攻撃こうげきしたのは一人ひとりにだけ、だからだ。

 黒ずくめの縛りかたは。 両手りょうてうしに縛り。

(あし)も縛り。 くちには猿轡さるぐつわませた。

 勿論もちろん黒ずくめ達はあたりだけしてあと覆面ふくめんかくしていたが。

源はたおして縛り上げた黒ずくめ達の覆面をいで口にぬのを咬ませたのだ。

 道路どうろに出て倒した黒ずくめ二人ふたりは。

縛ったひも部分ぶぶんつかんでほうってはこび、一ヶ所(いっかしょ)あつめたのだが。

 当然とうぜん一度いちど放って運べる距離きょりはたかがれていて。

一ヶ所にまとめるまで何度なんどでも放って地面じめんたたきつけて、をかえした。

 一応死いちおうしなない程度ていどにはけたが。

其れ以上いじょう考慮こうりょしない、というていであった。

 其のあいだ悪童達ギャングキッズ行動こうどうこしてはいないが。

源がずっとにらみをかせていたからだ。

 黒ずくめ達を一ヶ所に纏め。

悪童達ギャングキッズとく拘束こうそくしていないが黒ずくめ達のそばに集めて。

 源は口をひらく。

きみ達、なにが言いたいのかな?」

 黒ずくめ達には猿轡を咬ませてあるので、当然のこと言った相手あいて悪童達ギャングキッズだ。

「おまっおまえ所為せいだっっ!!」

「お前が邪魔じゃましたからっっ!!!」

仲間なかまがっっ!! 仲間達がっっ………!! くっ……くぅっっっ!!!」

 悪童達ギャングキッズかずっていたが。

其れでも四捨五入ししゃごにゅうすれば二十人にじゅうにんにはなるくらいると。 何人なんにんかがさけび出す。

 其れぞれ別個べっこに、なので。 真面まともにはいていられないが。

 源は唯々(ただただ)じっとっていた。

 悪童達が叫びんでからやっと。 源はふたたび口を開く。

今回こんかいけんのあらましは……」

「お前の所為だっ! ……っ?!」

 野次やじばす悪童ギャングキッドに源が目をけるとぐにだまる。

 源が睨みを利かせると言っても。 目付めつ自体じたい瞼半開まぶたはんびらきで下向したむ加減かげんで。

まゆまったちからはいっていない状態じょうたいで。

 ひとみが相手に向くだけなのだが。 其れも焦点しょうてんっているのかいないのか。

うつろなかんじである。

 目に力は感じないが。 気味きみわるい、とはおもわれるかもれない。

「今回の件のあらましは」

 源は何事なにごとかったかのよう再開さいかいする。

以前いぜん、君達が強盗ごうとうしてぱらったとやらいうしなに。

 わる連中れんちゅうが目を付けたって事だね」

だれがだよっっ!!!」

 またも野次が飛ぶが。

ぼくが知るわけ無い」

 かおにもこえにも全く感情かんじょうこもっていないものの。

言葉ことばではばっさりとてる。

「誰だか悪い黒幕くろまくは。 刺客しかくおくみ、

うばえるだけのものを奪ってみなごろししようと。 してきた訳だね」

 内容ないようがどうであろうと。 源は唯々淡々(たんたん)と言う。

「誰がだって言ってんだろっっ!!」

 悪童ギャングキッドの一人が源をめるかの様に言うが。

最早もはや源は口を開きすらしない。

 激昂げっこうした悪童達ギャングキッズが三人(ほど)かってったが!

「「「がおっっ?!!」」」

 無造作むぞうさに。 だがわり容赦ようしゃなく源に倒される。

あたま悪いのかな?

 其処そこころがっている黒ずくめ達は誰が倒したと思っている?」

 普通ふつう荒事あらごとが有れば声も平静へいせいではいられないものだが。

源は本当ほんとうに何事も無かったかの様に淡々と言う。

「君達が今生いまいきているのは。 いえものの目をき付けるためおとりだね。

そろったところでみんなころされるはずだったと。 おろかだね」

「ぐっっ!!」

「くっくっっ……!!!」

 悪童達ギャングキッズくやしそうだがもう源には掛かって行けない。

「刺客をいくら倒した所で黒幕に辿たどく事は無いけれど。 どうしたものかね」

 間違まちがいなく悪童達ギャングキッズに聞かせる為ではあるだろうが。

源の口調くちょうはもうひとごとだった。 悪童達ギャングキッズ言葉ことばはもうけ付けないという

意思いし表示ひょうじであろう。

どれだけさっしがければつうじるのか、という所だが。

えず其処そこの黒ずくめ達はむまでなぐるしてかまわないよ。

るべく死なない様に気を付けてくれたら有難ありがたいけど」

 悪童達ギャングキッズはギョッとだけしてうごき出せない。

安心あんしんしなよ。 死んではいないけど。

全員ぜんいん適切てきせつ治療ちりょうしても完治かんちには月単位つきたんい掛かる負傷ふしょうをしているから。

 殴る蹴るしたって反撃はんげきいって事。

 下手へたに動けると自害じがいするだろうからね。 此ういう連中は」

 やはり悪童達ギャングキッズはギョッとだけして動かない。

 が、本当に独り言の様に全く構わず源はつづける。

「気が済むまで殴る蹴るしたら

まち警備けいびんで黒ずくめ達を連行れんこうしてもらってくれるかな」

「何でおれ達が!!!」

 抵抗ていこうする悪童ギャングキッドがいても源が目を向けるとやはり黙ってしまう。

 其して。

 結局けっきょく源の要望通ようぼうどおりにった。

 悪童達ギャングキッズは黒ずくめ達を殴る蹴るしたが。

ほね以上いじょうの事は出来できなかった。

 以上、というのは其れをふくむ、という事だから。

折ってはいなかったという事だ。

 誰かに暴力ぼうりょくるうというのは。 気持きもちの悪い感触かんしょくあじわうものだ。

 其れが平気へいきだったりむしろ味わいたいなんてものが居たら。 精神異常者せいしんいじょうしゃだ。

 悪童達ギャングキッズも。 其処までは精神をんでいなかった様だった。

 世間ではコロナウィルスが

猛威を振るっている模様です。

 防疫服? 病原体を防ぐ目的の服をも

突き抜けるだとか?

 某拳法の国の陰謀説なども有ったり?

まあ碌な国ではないですね。

 高校野球中止? ご愁傷様です。

 皆様お気を付け下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ